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2023.06.13 櫻井 英明
相場は常に進化する
「名目GDP成長率32年ぶりの伸び」の見出し。
今年度の成長率は4.0%との予測。
1−3月の成長率は前期比年率2.7%。
年間を通じるとそれよりも多くなるということです。
ただいつも思うのですが成長率ばかりがクローズアップされ実額はあまり触れられません。
因みに2022年度の実質GDPは548.5兆円。
名目GDPは561.9兆円。
1−3月期では実質で年率換算551兆円。
名目で同572兆円。
成長率という抽象化された数字だけが論じられます。
でも「それはいくら」という疑問はないのでしょうか。
伸び率だけに着目していますが、その基礎になるはずの実額を無視している印象。
市場は学者ではないのですから具体的な数字でものごとを考える場所だと思います。
長年、相場連動型季節労働をしています。
概ね4月→6月はオフ。
なぜなら上場企業はほとんど3月決算。
4→6月は決算発表や株主総会で忙しくIRをする企業が少ないからです。
だから個人的にシーズンは7月に始まり翌年3月に終了。
3か月のオフを経てまたシーズンインするというサイクルの繰り返し。
ただ、今年は少し相場連動型の要素が高いようです
加えてPBR1倍問題などもあり、いきなり7月のセミナーが10回。
7月は例年同様、石垣島でのキャンプを経て、札幌で終わり8月を迎える予定。
ただ今年は7月のセミナーが10回。
記憶によれば過去月間14回が記録でした。
それに匹敵する頻度。
しかも確か14回はアベノミクススタート時の2013年でしたが、当時より移動距離は遥かに大きくなりました。
石垣→東京→古河→東京→熊本→大阪→東京→福岡→札幌。
南から北へと日本列島縦断ツアーみたいなもの。
特にここ10日間くらいで雑誌の取材等も一気に増えてきました。
個人的肌感覚ではコロナ禍前に戻った印象。
プラスアベノミクススタート時の相場のあの高揚感も戻った印象。
悪くはないのでしょう。
「相場は常に進化する」。
この発想での想像力がないと相場見通しは見間違えます。
過去の陋習と過去からの延長線上で相場観測をすると見間違えるということ。
少なくとも1日のレンジが当たらないのと中長期の見通しなど的中しません。
「相場は常に驚きをもって進化する。
だから大勢意見を尊重すると見間違える」。
これは結構重要な戒めです。
以下は今朝の場況。
↓
「東証プライム時価総額800兆円」
「テスラが12日続伸」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。
NYダウは4月28日以来の高値。
NASDAQは22年4月以来の高値。
S&P500は節目の4300を上回り22年4月以来の高値。
昨年10月安値から21%戻しており「強気相場に入った」との見方。
ボーイングやスリーエムなど景気敏感株の上昇が目立った。
インテルが大幅高。
アップルやマイクロソフトが上昇した。
オラクルは一時7%上昇し過去最高値を更新。
テスラは2.2%高で12日続伸。
シェブロンが下落、
P&Gやメルクなどディフェンシブ株が下落。
債券市場の関心はCPIとFOMC。
5月CPIの前年同月比の上昇率は4.1%。
4月の4.9%から減速する見通し。
FOMCでFRBは利上げを休止しながらも、インフレ率が高止まりすれば一段の利上げが必要になると示唆。
いわゆる「タカ派的な休止」を行うと予想されている。
5月の財政収支は2400億ドルの赤字だった。
歳入減のほか、高齢者向け公的医療保険「メディケア」支出の急増を受け、赤字は前年同月の660億ドルから拡大。
市場予想中央値の2360億ドルを上回った。
4月は1760億ドルの黒字だった。
5月の歳入は前年同月比21%減の3070億ドル。
歳出は20%増の5480億ドル。
メディケアへの支出が3倍に増えたことが響いた。
5月のNYク連銀消費者調査で、1年先のインフレ期待は4.1%。
4月の4.4%から低下し、過去2年間で最も低い水準になった。
一方、3年先のインフレ期待は4月の2.9%から3.0%に。
5年先のインフレ期待は2.6%から2.7%に上昇した。
10年国債利回りは3.743%。
2年国債利回りは4.585%。
ECBは今週および7月の会合でそれぞれ0.25%利上げを実施。
その後は年内据え置くという見方。
ドル円は139円台後半。
WTI原油先物7月限は前日比3.05ドル(4.4%)安の1バレル=67.12ドル。
ゴールドマン・サックスは年後半と2024年までの供給量が予想より多いとして、原油価格予想を下方修正。
12月の原油価格予想をWTIで89ドルから81ドルに引き下げた。
「ゴールドマンが強気の価格予想を撤回したことが売りを誘発したようだ」との見方。
SKEW指数は155.53→152.78→157.71。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は77→78(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
週明けのNYダウは189ドル(0.56%)高の34066ドルと5日続伸。
高値34077ドル、安値33878ドル。
サイコロは8勝5敗。
騰落レシオは93.78%(前日98.41%)。
NASDAQは202ポイント(1.53%)高の13461ポイント3日続伸。
高値13465ポイント、安値13302ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは102.74%(前日105.09%)。
S&P500は40ポイント(0.93%)高の4338ポイントと3日続伸。
高値4340ポイント、安値4304ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは102.12%(前日106.41%)。
ダウ輸送株指数は61ポイント(0.43%)高の14305ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は116ポイント(3.31%)高の3641ポイントと3日続伸。
VIX指数は15.01(前日13.83)。
NYSE出来高は9.12億株(前日8.71億株)。
3市場の合算売買高は102億株(過去20日平均は106億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比255円高の32675円。
ドル建ては大証日中比345円高の32765円。
ドル円は139.60円。
10年国債利回りは3.743%。
2年国債利回りは4.585%。
「空売り比率は45.3%→39.6%」
週明けの日経平均は寄り付き147円高。
終値は168円(△0.52%)高の32434円と続伸。
日足は2日連続で陽線。
7日8日の過去2日間の下落幅865円を取り戻した。
SQ値32018円38銭に対して2勝0敗。
TOPIXは14.45ポイント(△0.65%)高の2238ポイントと続伸。
6月6日の終値2236を上抜き年初来高値を更新。
プライム市場指数は7.44ポイント(△0.65%)高の1152.09と続伸。
東証マザーズ指数は24.88ポイント(△3.22%)高の797.64と続伸。
年初来高値を更新した。
プライム市場の売買代金は3兆422億円(前日は4兆3608億円)。
22日連続で3兆円超。
値上がり1440銘柄(前日1522銘柄)。
値下がり336銘柄(前日266銘柄)。
新高値239銘柄(前日113銘柄)。
2日連続で3ケタ。
新安値9銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは106.32(前日103.41)。
NTレシオは14.49倍(前日14.51倍)。
22日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は9勝3敗で75.00%。
上向きの25日線(30854円)からは△5.12%(前日△5.05%)。
42日連続で上回った。
上向きの75日線は28936円。
55日連続で上回った。
上向きの200日線(27955円)からは△16.02%(前日△15.48%)。
53日連続で上回った。
上向きの5日線は32152円。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.211%(前日▲15.837%)
買い方▲5.396%(前日▲6.214%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.917%(前日▲9.416%)。
買い方▲16.648% (前日▲18.806%)。
空売り比率は39.6%(前日45.3%、14日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率7.5%(前日16.1%)と低下。
売り方は週末の16.1%が限界だった印象。
3日ぶりに1ケタ。
3月10日が18.4%だった。
日経VIは20.55(前日21.59)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは14.85倍(前日14.77倍)。
前期基準では15.19倍。
EPSは2184円(前日2184円)。
5月10日は2005円まで低下。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.33倍(前日1.33倍)。
BPSは24386円(前日24259円)。
10年国債利回りは0.425%(前日0.420%)。
日経平均の予想益回りは6.73%。
予想配当り利回りは1.97%。
プライム市場の予想PERは15.24倍。
前期基準では15.72倍。
PBRは1.30倍。
プライム市場の予想益回りは6.56%。
配当利回り加重平均は2.30%。
プライム市場の単純平均は27円高の2609円。
プライム初日の2497円を上抜けている。
東証1部最終日は2266円だった。
プライム市場の売買単価は2617円(前日2854円)。
プライム市場の時価総額は800兆円(前日795兆円)。
ドル建て日経平均は232.50(前日231.59)と続伸。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比255円高の32675円。
高値32690円、安値32210円。
大証先物夜間取引終値は大証日中比240円高の32660円
気学では火曜は「変化日にして後場にかけよく動く日」。
水曜は「朝高いきは見送り。押し目買い」。
木曜は「突っ込むと底入れ。押し目買いの時」。
金曜は「下寄り買い。上寄り売りの日」。
ボリンジャーのプラス1σが31869円。
プラス2σが32884円。
プラス3σが33899円。
週足ボリンジャーのプラス1σが31324円。
プラス2σが33005円。
プラス3σが34697円。
《今日のポイント6月13日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。
10年国債利回りは3.743%。
2年国債利回りは4.585%。
ドル円は139円台後半。
SKEW指数は155.53→152.78→157.71。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は77→78(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は61ポイント(0.43%)高の14305ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は116ポイント(3.31%)高の3641ポイントと3日続伸。
VIX指数は15.01(前日13.83)。
NYSE出来高は9.12億株(前日8.71億株)。
3市場の合算売買高は102億株(過去20日平均は106億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比255円高の32675円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆422億円(前日は4兆3608億円)。
22日連続で3兆円超。
値上がり1440銘柄(前日1522銘柄)。
値下がり336銘柄(前日266銘柄)。
新高値239銘柄(前日113銘柄)。
2日連続で3ケタ。
新安値9銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは106.32(前日103.41)。
NTレシオは14.49倍(前日14.51倍)。
22日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
(4)上向きの25日線(30854円)からは△5.12%(前日△5.05%)。
42日連続で上回った。
上向きの75日線は28936円。
55日連続で上回った。
上向きの200日線(27955円)からは△16.02%(前日△15.48%)。
53日連続で上回った。
上向きの5日線は32152円。
2日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.211%(前日▲15.837%)
買い方▲5.396%(前日▲6.214%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.917%(前日▲9.416%)。
買い方▲16.648% (前日▲18.806%)。
(6)空売り比率は39.6%(前日45.3%、14日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率7.5%(前日16.1%)と低下。
売り方は週末の16.1%が限界だった印象。
3日ぶりに1ケタ。
3月10日が18.4%だった。
日経VIは20.55(前日21.59)。
2月16日の安値は14.63。
(7)日経平均採用銘柄のPERは14.85倍(前日14.77倍)。
前期基準では15.19倍。
EPSは2184円(前日2184円)。
5月10日は2005円まで低下。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.33倍(前日1.33倍)。
BPSは24386円(前日24259円)。
10年国債利回りは0.425%(前日0.420%)。
(8)プライム市場の単純平均は27円高の2609円。
プライム市場の時価総額は800兆円(前日795兆円)。
ドル建て日経平均は232.50(前日231.59)と続伸。
(9)ボリンジャーのプラス1σが31869円。
プラス2σが32884円。
プラス3σが33899円。
週足ボリンジャーのプラス1σが31324円。
プラス2σが33005円。
プラス3σが34697円。
今年の曜日別勝敗(6月12日まで)
↓
月曜16勝6敗(月曜4連勝中)
火曜16勝5敗(火曜2連勝中)
水曜11勝11敗(水曜3連敗中)
木曜12勝9敗
金曜17勝5敗(金曜6連勝中)
(櫻井)。