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2023.04.25 櫻井 英明

代表選

株式市場の解釈に大切なのはその日代表的な動きをした銘柄を探し出すこと。
そしてそれを自分で決めること。
この延長線上に相場を代表する銘柄が存在すると言っても良いでしょう。
時代を1980年代まで遡れば、日石、別子、小野薬、一薬、兼松日産など材料系が記憶に残っています。
しかし、鉄鋼、銀行、自動車などだって間違いなく時代を象徴していました。
90年代はソニーの時代、2000年代はトヨタの時代と言えるのかも知れません。
だから日々の、あるいは毎週の、あるいは毎月の「代表」を集めておくことは悪くはないでしょう。
週末に前週を振り返るときも「何が材料で上がったのか下がったのか」を考えること。
日々流されている材料に意味を持たせるということでもあります。
毎朝、NYの経済指標を見て、その先のスケジュールに異常に詳しく言及する人たちが多いマーケット。
しかし過ぎ去ってしまえば、ほとんど顧みられることはありません。
でもその過去の数値の中には変化のポイントを示すものや、未来の相場に影響する数値の変化がないわけではありません。
決算や新製品などにしても通過して流されるのではなく、時代背景を象徴するようなものは記憶にとどめたいものです。
だから代表を探すことも重要になってきます。
相場を眺めるだけならサルでもできます。
データや資料を集めることもネコでもできます。
でもそれらを基にしての相場観測は自分でしかできません。

ふと気になってかつての証券会社で株のことをよくわかっている部署はどこだったのだろうと考えてみました。
株式部:株の売買や兜町のしきたりには詳しいが個別動向はそうでもなかった。
市場部:同上。
調査部:財務的には詳しいが個別銘柄の未来動向に通じているわけではなかった。
    時折語る罫線関係者もいたが、ほとんど日陰の存在だった。
引受部:公募増資の法令やIPOには詳しかったが現場の株式を熟知はしていなかった。
営業部:(事業法人)法人のお守りをしたて顧客法人の株価や手口には詳しかったがだからといって全体動向を見通してはいなかった。
営業部:(金融法人)顧客の銀行株を売る人の監視はしていたが、株式市場に興味はなかった。
営業部:(個人):ほとんど売り子状態で個別銘柄の研究などほとんんどしていなかった。
債券部:当然ながら株など別世界の話。
外国部:オイルマネーや海外投資顧問の注文はつないでいたが国内株式事情には疎かった。
投信部:新規の投信設定には熱心だが相場観には基づいてはいなかった。
そうすると、かつては一体どこの部署が株式の動向に精通していたのかという疑問が残ります。
ひょっとするとこの傾向は今でも続いているのかもしれません。

以下は今朝の場況。

「商い低調」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチ。
NYダウとS&P500は小幅続伸。
NASDAQは反落。
テスラは今年の設備投資見通しを引き上げたことが嫌気され、1.5%安。
マイクロソフトも25日の決算発表を前に警戒感から軟調。
SOX指数については「中国を巡る世界的な緊張の高まりを受けて相対的に弱くなっている可能性が高い」との見方。
アマゾンは0.7%、メタは0.04%安。
アルファベットは0.5%高。
生活雑貨販売ベッド・バス・アンド・ビヨンドが23日に破産法の適用を申請したことを受け、小売大手ターゲットとウォルマートは1.1%と0.7%安。
債券市場では債務上限引き上げを巡る対立の可能性への懸念が拡大。
共和党のマッカーシー下院議長。
先週、連邦債務上限を1兆5000億ドル引き上げ、連邦政府の支出を4兆5000億ドル削減する案を提出。
週内に下院で採決する意向でバイデン大統領に債務上限を巡る協議に応じるよう要求。
ダラス連銀製造業景況指数はマイナス23.4。
3月のマイナス15.7から悪化した。
市場予想(マイナス11.0)も大幅に下回った。
10年国債利回りは3.495%。
2年国債利回りは4.105%。
為替市場は「FOMC、ECB理事会、雇用統計の発表を控えた嵐の前の静けさ」との見方。
ドル円は134円台前半。
WTI原油先物6月限は前週末比0.89ドル(1.14%)高の1バレル=78.76ドル。
7月物は0.89ドル高の78.60ドル。
SKEW指数は133.49→132.94→132.40。
恐怖と欲望指数は65→64(3月15日が22)。

週明けのNYダウは66ドル(0.20%)高の33875ドルと続伸。
高値33891ドル、安値33726ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは153.56%(前日141.29%)。
NASDAQは35ポイント(0.29%)安の12037ポイントと反落。
高値12103ポイント、安値1190ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは101.73%(前日99.12%)。
S&P500は3ポイント(0.09%)高の4133ポイントと続伸。
高値4142ポイント、安値4117ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは140.42%(前日128.62%)。
ダウ輸送株指数50ポイント(0.35%)高の14464ポイントと反発。
SOX指数は13ポイント(0.46%)安の3007ポイントと4日続落。
VIX指数は16.98と上昇。
NYSE出来高は7.83億株(前日9.52億株)。
3市場合算出来高は95億株(前日99億株、直近20日平均は103億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比115円高の28675円。
ドル建ては大証日中比145円高の28705円。
ドル円は134.22円。
10年国債利回りは3.495%。
2年国債利回りは4.105%。

「日経平均のサイコロは10勝2敗」

週明けの日経平均は寄り付き67円高。
面白いことに金曜の寄り付きは67円安だった。
終値は29円(△0.10%)高の28593円と反発。
14日に空いたマドは28163円→28493円。
4月SQ値28519円を連日で上回り5勝2敗。
三電機(6503))が12連騰、メディパル(7459)が13連騰。
TOPIXは2.28ポイント(△0.11%)高の2037ポイントと4日ぶりに反発。
プライム市場指数は1.16ポイント高の1048.34と4日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は0.94ポイント(△0.12%)高の753.82と反発。
プライム市場の売買代金は2兆0568億円(前日は2兆5650億円)。
値上がり1135銘柄(前日797銘柄)。
値下がり614銘柄(前日938銘柄)。
新高値207銘柄(前日160銘柄)。
3日連続でケタ。
新安値16銘柄(前日19銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは133.10(前日135.61)。
NTレシオは14.03倍(前日14.04倍)。
8日連続で14倍台。
サイコロは10勝2敗で83.33%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
マザーズ指数は8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(27963円)からは△2.25%(前日△2.33%)。
10日連続で上回った。
上向きの75日線は27505円。
23日連続で上回った。
上向きの200日線(27484円)からは△4.03%(前日△3.97%)。
21日連続で上回った。
上向きの5日線は28616円。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.772%(前日▲12.204%)
買い方▲8.354%(前日▲8.143%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.518%(前日▲5.882%)。
買い方▲22.973% (前日▲22.390%)。
空売り比率は40.4%(前日42.4%、31日連続で40%超)
空売り規制なしの銘柄の比率6.3%(前日8.1%)。
3月1日が18.4%、4月14日が12.0%だった。
日経VIは16.32(前日16.10)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.66倍(前日13.67倍)。
前期基準では14.11倍。
EPSは2093円(前日2089円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.22倍(前日1.22倍)。
BPSは23437円(前日23413円)。
10年国債利回りは0.465%(前日0.460%)。
日経平均の予想益回りは7.32%。
予想配当り利回りは2.24%。
プライム市場の予想PERは14.47倍。
前期基準では14.54倍。
PBRは1.21倍。
プライム市場の予想益回りは6.90%。
配当利回り加重平均は2.47%。
プライム市場の単純平均は5円高の2446円。
プライム市場の売買単価は2480円(前日2435円)。
プライム市場の時価総額は730兆円(前日729兆円)。
ドル建て日経平均は212.96(前日213.57)と3日ぶりに反落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比125円高の28715円。
高値28735円、安値28555円。
大証先物夜間取引終値は大証日中110円高の28670円。
気学では「大下放れすると底入れすることあり」。
水曜は「気味の急変をみることあり」。
木曜は「戻り売りの日」。
金曜は「押し目買い方針の日。突込み安は後引き返す」。
ボリンジャーのプラス1σが28306円。
プラス2σが28754円。
プラス3σが29203円。
マイナス1σが27408円。
アノマリー的には「ラマダン終了」で「水星逆行(→5月15日)」。
そして5月5日まで「八専」。
月足陽線基準は28188円。

《今日のポイント4月25日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチ。
   NYダウとS&P500は小幅続伸。
   NASDAQは反落。
   10年国債利回りは3.495%。
   2年国債利回りは4.105%。
   ドル円は134円台前半。
   SKEW指数は133.49→132.94→132.40。
   恐怖と欲望指数は65→64(3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数50ポイント(0.35%)高の14464ポイントと反発。
   SOX指数は13ポイント(0.46%)安の3007ポイントと4日続落。
   VIX指数は16.98と上昇。
   NYSE出来高は7.83億株(前日9.52億株)。
   3市場合算出来高は95億株(前日99億株、直近20日平均は103億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中比115円高の28675円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆0568億円(前日は2兆5650億円)。
   値上がり1135銘柄(前日797銘柄)。
   値下がり614銘柄(前日938銘柄)。
   新高値207銘柄(前日160銘柄)。
   3日連続でケタ。
   新安値16銘柄(前日19銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは133.10(前日135.61)。
   NTレシオは14.03倍(前日14.04倍)。
   
(4)上向きの25日線(27963円)からは△2.25%(前日△2.33%)。
   10日連続で上回った。
   上向きの75日線は27505円。
   23日連続で上回った。
   上向きの200日線(27484円)からは△4.03%(前日△3.97%)。
   21日連続で上回った。
   上向きの5日線は28616円。
   2日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.772%(前日▲12.204%)
   買い方▲8.354%(前日▲8.143%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.518%(前日▲5.882%)。
   買い方▲22.973% (前日▲22.390%)。

(6)空売り比率は40.4%(前日42.4%、31日連続で40%超)
   空売り規制なしの銘柄の比率6.3%(前日8.1%)。
   3月1日が18.4%、4月14日が12.0%だった。
   日経VIは16.32(前日16.10)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.66倍(前日13.67倍)。
   EPSは2093円(前日2089円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.22倍(前日1.22倍)。
   BPSは23437円(前日23413円)。
   10年国債利回りは0.465%(前日0.460%)。

(8)プライム市場の単純平均は5円高の2446円。
   プライム市場の時価総額は730兆円(前日729兆円)。
   ドル建て日経平均は212.96(前日213.57)と3日ぶりに反落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28306円。
   プラス2σが28754円。
   プラス3σが29203円。
   マイナス1σが27408円。
   アノマリー的には「ラマダン終了」で「水星逆行(→5月15日)」。
   そして5月5日まで「八専」。
   月足陽線基準は28188円。

今年の曜日別勝敗(4月24日まで)

月曜10勝5敗
火曜10勝4敗
水曜10勝6敗
木曜7勝8敗
金曜11勝5敗
(櫻井)。