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2022.01.31 櫻井 英明
価値
企業を財務の数字だけで見る向きは多い。
しかし財務だけが価値なのでしょうか。
「PBRが1倍以上の部分は人材を含めた価値を市場が評価している」。
エーザイ専務CFOの柳良平氏が唱えた「柳モデル」が示している部分です。
「日本企業は米英企業と比べ、財務諸表に表れない見えない価値"への評価をほとんど得ていない。
これを可視化することで企業価値は倍増する」。
この企業価値を内外に示す枠組みが「柳モデル」。
「ESGと企業価値の実証。見えない価値を見える化する」。
「日本企業が自社のESGを見える化すれば、企業価値が倍増する」。
ESGを持ち出すのが妥当がどうかは疑問。
しかしともあれ「見えない価値」を評価しているから株価は上昇する。
特に知財や人材。
あるいは商権やブランドなども同様です。
ならば大きな意味での「ブランド価値」の向上策などを統合報告書に書けばいいでしょうに。
自己評価と他人の評価を併記すれば投資家にはわからいやすいはず。
ESGだSDGsだと騒ぐよりはよりマトモでしょう。
となると海外IRは英語力より創造力だと思います。
「見えない価値」は機関投資家に対しても個人投資家に対しても重要なはずです。
IMFの世界経済見通しで米国、中国、世界は下方修正。
背景は新型コロナウイルス、インフレ、供給制約、米金融引き締めを巡る不透明感。
2022年の世界の経済成長率予測は0.5%ポイント下方修正し4.4%。
米中の経済成長率を下方修正したことが理由。
23年の世界の経済成長率予測は昨年10月時点の予測から0.2%ポイント引き上げ3.8%。
新型コロナ流行に伴う累積の経済損失は24年に13兆8000億ドルに達する見通し。
米経済成長率の予測は1.2%ポイント下方修正。
バイデン政権の看板政策だった巨額の歳出法案が議会を通過していないこと。
FRBの早期の金融引き締め、供給不足の継続が理由。
22年の米経済成長率の予測は4%(▲1.2%)。
23年には2.6%に減速する見通し。
中国の22年の経済成長率予測は0.8%ポイント下方修正し4.8%(▲0.8%)。
23年の予測は5.2%。
「ゼロコロナ政策」に伴う混乱や不動産デベロッパーの財務問題の長期化が理由。
ユーロ圏の22年の経済成長率予測は0.4%ポイント引き下げ3.9%。
23年の予測は2.5%。
一方で・・・。
日本については22年が1.6%(▲0.8%)。
23年が3.3%(△0.1%)。
なんだかなあ。
以下は今朝の場況。
↓
「反発」
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに反発。
S&P500は2.4%上昇し2020年6月以来の大幅高。
朝方は低調だったがハイテク株が上昇を主導。
年初来の大幅高となった。
S&P500採用企業のうち168社が決算を通過。
このうち77%が市場予想を上回った。
10─12月期決算で売上高が前年同期比11%増の1239億ドルと過去最高となったアップルが7%高。
クレジットカード大手ビザが10.6%高。
キャタピラーは5.2%安。
シェブロンが3.5%安。
週間ではS&P500とNYダウが上昇。
NASDAQ総合はほぼ横ばい。
年初来ではS&Pは7%、NASDAQ総合は12%、ダウは4.4%の下落。
「一部投資家にとってはなお債券より株式の方が魅力的で底値を探る展開。
特にNASDAQ総合は安値で買うバーゲンハンティングの動き」との声もある。
12月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比5.8%上昇と1982年以来の高い伸び。
食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も前年同月比4.9%上昇。
83年以来の高い伸びとなった。
21年第4四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.0%上昇。
第3四半期の伸び率は1.3%だった。
FF金利先物市場では年内に約1.2%の利上げが実施されると織り込まれている。
ただ3月に0.5%の利上げが決定される確率は32%→18%に低下。
10年国債利回りは1.778%。
2年国債利回りは1.172%。
一時1.228%と2020年2月以来の高水準を付けた。
ドル円は115円台前半。
WTI原油3月物は0.21ドル(0.24%) 高の1バレル=86.82ドル。
週間では1.97%上昇。
6週連続のプラス。
SKEW指数は132.22→132.96。
恐怖と欲望指数は33→36。
週末のNYダウは564ドル(1.65%)高の3725ドルと4日ぶりに反発。
高値347331ドル、安値33807ドル。
NASDAQは417ポイント(3.13%)高の13770ポイントと反発。
高値13771ポイント、安値13236ポイント。
S&P500は105ポイント(2.43%)高の4431ポイントと4日ぶりに反発。
高値4432ポイント、安値4292ポイント。
ダウ輸送株指数は238イント(1.61%)高の15048ポイントと4日ぶりに反発。
SOX指数は1.83%高の33303ポイントと反発。
VIX指数は27.66と低下
3市場の売買高は128億株(前日132.9億株、過去20日平均は121億株)。
225先物CME円建ては大証日中比40円安の26670円。
ドル建ては大証日中比15円安の26695円。
ドル円は115.21円。
10年国債利回りは1.778%。
2年国債利回りは1.172%。
週間ベースでNYダウは1.3%高、4週ぶり反発。
NASADQ総合は0.00%高(ほぼ横ばい)、5週ぶり反発。
S&P500は0.8%高、4週ぶり反発。
「マザーズがキツイ」
週末の日経平均は寄り付き259円高。
終値は547円(△2.03%)高の26717円と4日ぶりに反発。
日足は4日ぶりに陽線。
TOPIXは1.87%高と4日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は0.39%高と反発。
25日線から▲17.20%(前日▲18.4%)のかい離。
今月の下落率は26%。
08年10月(リーマンショック)が25.7%。
13年8月(バーナンキショック)が25.5%。
「指数算出開始以来、月間で最大の下落率となる可能性」が指摘される。
昨年9月から5カ月連続安。
過去最長記録は18年2月から7月の6カ月連続安。
日経ジャスダック平均は0.41%高と反発。
東証1部の売買代金は3兆3465億円(前日3兆8217億円)。
値上がり1926銘柄(前日87銘柄)。
値下がり219銘柄(前日2067銘柄)。
新高値0銘柄(前日0銘柄)。
新安値467銘柄(前日115銘柄)。
騰落レシオは89.26(前日87.69)。
NTレシオは14.23倍(前日14.20倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
下向きの25日線(28190円)からは▲5.23%(前日▲7.40%)。
12日連続で下回った。
20年3月24日が▲10.96%。
下向きの75日線は28665円。
16日連続で下回った。
下向きの200日線(28693円)からは▲6.89%(前日▲8.85%)。
16日連続で上回った。
「▲10%を超えると加速」というのが実は識者のセオリー。
下向きの5日線は26923円。
8日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.652%(前日▲8.614%)。
買い方▲15.901% (前日▲16.886%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△9.800%(前日△14.680%)。
20年3月13日が△14.653%。
買い方▲38.449% (前日▲38.669%)。
20年3月19日が▲48.775%。
空売り比率は46.5%(前日52.9%、12日連続で40%超)。
21年10月28日54.1%。
20年3月6日52.1%。
空売り規制なしの比率は8.9%(前日11.0%)。
日経VIは27.06(前日30.65)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.16倍(前日12.99倍)。
前期基準では17.88倍。
EPSは2027円(前日2014円)。
225のPBRは1.21倍。
BPSは22080円(前日21991円)
日経平均の益回りは7.59%。
10年国債利回りは0.165%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.32倍。
前期基準では19.70倍。
PBRは1.21倍。
東証1部単純平均株価は32円高の2175円。
東証1部売買単価は2516円(前日2473円)。
東証1部時価総額は691兆円(前日678兆円)。
ドル建て日経平均は231.58(前日228.18)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比40円安の26670円。
高値26780円、安値26225円。
大証先物夜間取引終値は日中比40円安の26670円。
気学では「変化日にして不時の高下を見せる日」。
火曜は「人気の反対に動く日。逆張り方針良し」。
水曜は「目先のポイントを作る注意日」。
木曜は「吹き値売りの日」。
金曜は「初安は買い。寄り高は売り」。
ボリンジャーのマイナス1σが27386円。
マイナス2σが26581円。
マイナス3σが25777円。
一目均衡の雲の上限が28774円。
下限が28587円。
12日連続で雲の下。
1月14日→2月4日水星逆行。
月足陽線基準は29301円。
前年末は28791円。
《今日のポイント1月31日》
(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに反発。
S&P500は2.4%上昇し2020年6月以来の大幅高。
10年国債利回りは1.778%。
2年国債利回りは1.172%。
ドル円は115円台前半。
SKEW指数は132.22→132.96。
恐怖と欲望指数は33→36。
(2)SOX指数は1.83%高の33303ポイントと反発。
VIX指数は27.66と低下
3市場の売買高は128億株(前日132.9億株、過去20日平均は121億株)。
225先物CME円建ては大証日中比40円安の26670円。
(3)東証1部の売買代金は3兆3465億円(前日3兆8217億円)。
新高値0銘柄(前日0銘柄)。
新安値467銘柄(前日115銘柄)。
騰落レシオは89.26(前日87.69)。
NTレシオは14.23倍(前日14.20倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
(4)下向きの25日線(28190円)からは▲5.23%(前日▲7.40%)。
12日連続で下回った。
20年3月24日が▲10.96%。
下向きの75日線は28665円。
16日連続で下回った。
下向きの200日線(28693円)からは▲6.89%(前日▲8.85%)。
16日連続で上回った。
「▲10%を超えると加速」というのが実は識者のセオリー。
下向きの5日線(26923円)。
9日連続で下回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.652%(前日▲8.614%)。
買い方▲15.901% (前日▲16.886%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△9.800%(前日△14.680%)。
20年3月13日が△14.653%。
買い方▲38.449% (前日▲38.669%)。
20年3月19日が▲48.775%。
(6)空売り比率は46.5%(前日52.9%、12日連続で40%超)。
21年10月28日54.1%。
20年3月6日52.1%。
空売り規制なしの比率は8.9%(前日11.0%)。
日経VIは27.06(前日30.65)
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.16倍(前日12.99倍)。
EPSは2027円(前日2014円)。
BPSは22080円(前日21991円)
日経平均の益回りは7.59%。
10年国債利回りは0.165%。
(8)東証1部単純平均株価は32円高の2175円。
東証1部時価総額は691兆円(前日678兆円)。
ドル建て日経平均は231.58(前日228.18)。
(9)ボリンジャーのマイナス1σが27386円。
マイナス2σが26581円。
マイナス3σが25777円。
一目均衡の雲の上限が28774円。
下限が28587円。
12日連続で雲の下。
1月14日→2月4日水星逆行。
月足陽線基準は29301円。
前年末は28791円。
今年の曜日別勝敗(1月28日まで)
↓
月曜2勝0敗
火曜1勝3敗
水曜2勝2敗
木曜1勝3敗
金曜1勝3敗
【2月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
気学では「前半もたつくも中旬より反落し、月末には保ち合いとなる」。
2月1日(火) 失業率、有効求人倍率、米ISM製造業景況感、JOLT求人件数、FRB議長議会証言、
上げの特異日、株高の日L香港休場(→3日)、シンガポール休場(→2日)
2月2日(水) マネタリーベース、米ADP雇用レポート、OPECプラス会議
2月3日(木) 米ISM非製造業景況感、製造業受注、ECB理事会、総裁会見、株安の日
2月4日(金) 米雇用統計、変化日、北京冬季五輪開会式
2月7日(月) 景気動向調査、大規模接種大阪で開始、米消費者信用残高
2月8日(火) 家計調査、景気ウォッチャー調査、米貿易収支
2月9日(水) マネーストック、変化日、MSCI四半期リバランス発表
2月10日(木)オプションSQ、企業物価指数、都心オフィス空室率、米消費者物価指数、財政収支
2月11日(金)建国記念日で休場、米ミシガン大学消費者信頼感、
2月13日(日)NISAの日、ドイツ大統領選出、米スーパーボウル
2月14日(月)バレンタインデーは上げの特異日
2月15日(火)10−12月GDP速報値、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、ZEW景況感
2月16日(水)第三次産業活動指数、首都圏マンション販売、米小売り売上高、鉱工業生産、
中国各種経済指標
2月17日(木)貿易収支、機械受注、米住宅着工、フィラデルフィア連銀製造業景況感、
G20財務相・中央技能総裁会議、変化日
2月18日(金)消費者物価指数、 米中古住宅販売、連邦政府つなぎ予算の期限、株高の日L
2月21日(月)プレジデンツデーでNY休場
2月22日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格、独IFO景況感
2月23日(水)天皇誕生日で休場
2月24日(木)米新築住宅販売、株安の日L、変化日
2月25日(金)米耐久財受注、米個人所得 大幅高の日
2月28日(月)鉱工業生産、米シカゴ購買部協会景気指数、モバイル見本市「MWC」開催(バルセロナ)
MSCIパッシブ売買インパクト