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2022.08.21 小川 真由美
鎌倉殿の13人
伊豆修善寺に生まれ育ったので、生まれて初めて覚えた名所旧跡は『修禅寺』『源頼家の墓』やそれに伴う史跡でした。
郷土の歴史を学ぶべく小学校低学年の頃から何度となく通っていましたが、子供がお寺やお墓に興味など持つ訳もなく、ただ「鎌倉幕府を作った源頼朝の息子が”ゆうへい”されていたお寺」「彼はなんとお母さんに殺された」程度の知識から、
高学年になると今度は伊豆半島をもう少し広めに勉強するようになり、源頼朝が挙兵した『蛭が小島』などが学びの項目に入ってきます。
そして高校の遠足は鎌倉だったけど、私服で出かけられることと班別行動が嬉しくて、もはやどこを巡ったのかなどさっぱり覚えていません。
『鎌倉殿の13人』
日本史受験した割に、地元を舞台にした大河ドラマが始まる前の私の知識といったらこの程度のお粗末な物でした。
物語が進むにつれ、なるほど、源頼朝とはこういう描き方もあるのか、むしろヒーロー的に扱われることの多い源義経とはこういう経緯があったのかなど新鮮な気持ちでドラマを見ています。
いつの世も力のある所には権力争いというものが付き物のようで、頼朝亡き後壮絶な権力争いが繰り広げられているのが今現在のストーリーの進み具合。
「お母さんに殺された可哀そうな長男」がなぜこのような末路を辿ることになったのか、そろそろはっきりしてきそうな気配です。
なるほどそうだったのか。
もちろん三谷幸喜さんならではの描き方として歴史とは微妙に違ったり脚色されている部分も多いとは思いますが、同時進行で永井路子さんの『北条政子』も追いながら楽しんでいます。
郷土の歴史を学び直しつつ、改めて地元の名所旧跡を回ってみようかと思っています。
新幹線で三島駅を降りるとそこは伊豆半島への入り口。今がチャンスと『鎌倉殿の13人』のポスターやのぼりが沢山並んでいますし、人々を半島に誘う伊豆箱根鉄道の内部にもチラシが貼られています。派手さに欠ける名所旧跡群ではありますが、武家社会の礎を築いた時代の史跡です。機会があったら是非一度どうぞ。
そして。伊豆箱根鉄道内の日本語自動音声は私の声でご案内しています。と最後にちゃっかりPRも忘れずに(笑)