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2022.08.06 小川 真由美

ドリームマッチ

2週連続野球の話題で失礼します。今週月曜日、ナイターがなくて手持無沙汰だなと何気なく見始めた『プロ野球ドリームマッチ2022』に大いに感動しました。

プロ野球往年の名選手が東京ドームで繰り広げる試合。今回で26回目だそう。

こういう試合があることはOBの皆さんの話で知っていましたが、初めて試合の模様を見ました。

かつて野球音痴だった私でもよく知っているような名選手が次々にユニフォームを着て出てきます。監督やコーチ、解説者として現役選手に檄を飛ばし続けた、上は80代から、引退したてのまだまだ現役で行けるでしょという30代まで幅広い年代の選手たちです。

ユニフォーム姿を見ると、現役のプロ野球選手とは日々のトレーニングで鍛え抜いているのだなと痛感するシルエットの違い(失礼)。太ってしまって走るのもやっと、怪我しないようにとハラハラ見守りたくなる選手、お腹に何か入れている?なんて解説に笑われてしまう選手もいるかと思えば、現役を引退してから何十年も経っているのに変わらぬ体形をキープしている選手もいます。

現役選手を指導したり批評する立場だったりする人たちが観客の前で試合をすること自体、引き受けるには相当な覚悟が必要だったろうと思います。現在野球中継の現場でご一緒している方も何人かいらっしゃり、次にお会いしたらネタにしちゃおうなんて思って見ていたら、それぞれのエンターテイナーぶりに感動してしまいました。

現役を退いて何年も経っているのに素晴らしいプレイで魅了する人、プレイではなくエンターテイメントで観客を沸かせる人。3年ぶりの有観客で行われた中、それぞれの方法で観客を喜ばせる姿勢に、これぞプロの姿だと思いました。

特に印象的だったシーンは、

●野球殿堂入り。引退して20数年が経っているのに実況&解説も感嘆の変わらぬシルエットでマウンドから投げ下ろした元広島の大野豊さん、現在66歳。

●共に50代に足を踏み入れているのにまだまだ現役で行けるのでは?という守備&ホームランを魅せた元ヤクルト・宮本慎也さんと元西武&中日・和田一浩さん。

●小物を使って観客を大いに笑わせた元日本ハムのエース・岩本勉さん。それをさらに笑いでサポートした元ヤクルト・古田敦也さん。

●セカンドスーパーキャッチからバックハンドのグラブトス、結果ダブルプレーに仕留める華麗な技を魅せた選手。誰これ!?と思ったら日ごろ野球中継でご一緒させていただいている元ヤクルト・笘篠健司さん!今度お会いしたら盛大な拍手を送りたい。

来年は機会があったら見に行っちゃおうかな。いろいろ感動のドリームマッチでした。

今年の試合の模様は8月7日23:59までサントリーのTwitterで見逃し配信をしているようです。見ごたえありますよ。