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2025.01.07 櫻井 英明

マグロもさくらんぼも高値なら、株だって

謹賀新年。
令和7年の大発会は2020年以来5年ぶりの6日新甫。
日経元旦朝刊の見出しは「逆転の世界。備えよ日本」
グローバリゼーションの逆回転。
大移動時代の開始。
キーワードはグローバルサウス。
25年は欧米の時代ではないとの解釈。
「危機に備えよ」となっているが、危機をリスクと読み替えればよいでしょう。
米国追随型からの脱却が世界の思考であるならば、それもまた良し。
「逆転の世界」をポジティブに考えるならば「負け犬的常敗市場からの脱却」。
モノつくりで敗れ、金融至上主義で敗れてきた日本経済は、再度モノつくりに挑戦。
英米は充足した金融国家となったが、それが叶わぬ日本の道は再度モノつくり。
先進国では初の試みとなるでしょう
市場のキーワードは「ゆっくリズムの時間軸」。
HFTと競うのではなく「大局観」のある投資の世界。
これなら勝てるのではないでしょうか。
誰よりも早くトレードするスピードを競うのではありません。
事の本質をとらえた戦略を突き詰める行為。
「不要なものを除去し必要なものだけを追求する」姿勢。
「さまざまに錯雑してくる状況をその都度総合統一して解釈する」姿勢。
「坂の上の雲」の明治海軍にあった「要点把握」。
いちいち反応せず、事の意味を少し長い時間軸で思考した戦略。
まさに「逆転の世界」です。
枝葉を除去して「要諦」と「本質」で考えること。
これが結構2025年の課題となります。
そして・・・。。
やさしい言葉に翻訳して相場を理解すること。
これば相場観の輸入からの脱却をも意味します。
カタカナと横文字ではなく日本語で相場を考えること。
専門家の解釈になど依存しない自分の相場観を大切にすること。
窮地に陥ったときに専門家は決して助けてくれません。
いわば無責任な存在。
最後に頼るのは自分自身でしかありえません。
だったら他人の相場観ではなく、自分も相場観を磨くことは必要になります。
「危機に備える」のではなく「危機に対応する」ために必要なこと。
2025年株式劇場のテーマは「上昇も下落もあるが、万が一の危機を楽しめるかどうか」。
上昇も危機ですし、円安も危機。
市場の常識はいつか非常識に変身するもの。
固定観念にとらわれず自由な発想で市場に臨むことです。

豊洲市場新春恒例の初せり。
最高値の「一番マグロ」は、青森県大間産の本マグロ(276キロ).
2億700万円(1キロあたり75万円)で競り落とされました。
総額で記録の残る1999年以降、2番目に高い値。
2024年の最高値は1億1424万円。
2020年以来4年ぶりに1億円超。
2023年は3604万円でしたからその3倍超。
因みに2019年は3億3360万円(278キロ・キロ120万円)。
2013年が1億5540万円(222キロ・キロ70万円)。
一方2015年は451万円(180・4キロ・キロ2.5万円。
また2018年は405キロで3645万円(キロ9万円だった)。
今年のキロ75万円は2013年と2020年のキロ70万を上回りました。
2019年のキロ120万円には及には及びませんが、こちらも歴代2位。
大間産のクロマグロは14年連続で最高値。
因みにマグロの最高値が1億円を超えると、その年の日経平均は上昇傾向にあります。
2013年1億5540万円・日経平均56.7%上昇。
2019年3億3360万円・日経平均18.2%上昇。
2020年1億3249億円・日経平均16.0%上昇。
2024年1億1424億円・日経平均19.2%上昇。

山形県天童市でのさくらんぼの高級品種の「佐藤錦」の初競り。
500グラム当たり150万円と過去最高値を更新。
粒の大きい2Lサイズで1箱500入りが150万円。
JA全農山形によると天童市での初競りの落札価格はこれまで100万円が最高だったそうです。
今年はそれを大幅に更新。
マグロもさくらんぼも高値なら、株だって・・・。

以下は今朝の場況。

「フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.84%高と3日続伸」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
S&P500とナスダック総合は続伸。
ほぼ1週間ぶりの高値水準を回復した。
マイクロソフトがAIに対応するデータセンター建設に800億ドルを投じる計画を受けて上昇。
台湾の鴻海精密工業の第4四半期売上高が市場予想を上回り、過去最高を記録したことも好感した。
エヌビディアが3.43%、AMDが3.33%、マイクロン・テクノロジーが10.45%上昇。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.84%高。
米取引所の合算出来高は173億6000万株と増加。
11月の製造業新規受注は前月比0.4%減少。
市場予想は0.3%減だった。
10月は0.5%増と、当初発表の0.2%増から上方修正。
前年同月比では0.1%増。
10年国債利回りは4.623%。
5年債利回りは4.422%
2年国債利回りは4.27%。
ドル円は157円台後半。
WTI原油先物2月限は0.40ドル(0.54%)安の1バレル=73.56ドル。
SKEW指数は157.20→157.32→152.64。
恐怖と欲望指数は31→37。
10月18日の75がピークだった。
(2023年10月5日が20)。

週明けのNYダウは25ドル(0.06%)安の42706ドルと反落
高値43115ドル、安値42611ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは83.38(前日86.23)。
NASDAQは243ポイント(1.24%)高の19864ポイントと続伸。
高値20007ポイント、安値19785ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは88.75(前日90.66)。
S&P500は32ポイント(0.55%)高の5975ポイントと続伸。
高値6021ポイント、安値5960ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは79.0(前日81.52)。
週明けのダウ輸送株指数は23イント(0.18%)高の16035ポイントと続伸。
SOX指数は146ポイント(2.84%)高の5310ポイントと3日続伸。
VIX指数は16,04(前日16.13)。
NYSEの売買高は11.13億株(前日8.63億株)。
3市場の合算売買高は173.6億株(前日140.9億株、過去20日平均は123.7億株)
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比335円高の39675円。
高値40000円、安値39235円。
ドル建ては大証日中比310円安の39230円。
ドル円は157.62円。
10年国債利回りは4.623%。
2年国債利回りは4.270%。

「大発会は2008年の616円安に次ぐ587円安」

週明け大発会の日経平均は寄り付き51円高。
終値は587円(▲1.47%)安の39307円と続落。
リーマンショックがあった2008年大発会616.37円安以来の大幅な下落。
高値39993円。
安値39232円。
日足は3日連続で陰線。
27日の39592円→39669円のマドは埋めた。
日経平均は7日連続で一目均衡の雲の上。
上限は38656円。
下限は37755円。
TOPIXは28.54ポイント(▲1.02%)安の2756ポイントと続落。
25日線(2734ポイント)を8日連続で上回った。
75日線(2698ポイント)を23日連続で上回った。
200日線(2714ポイント)を7日連続で上回った。
2日連続で日足陰線。
TOPIXコア30指数は続落。
プライム市場指数は14.68ポイント(▲1.02%)安の1418.61ポイントと続落。
東証グロース250指数は9.47ポイント(▲1.47%)安の634.71。
25日移動平均線からの乖離は▲0.41%(前日△1.07%)。
プライム市場の売買代金は4兆4818億円(前日3兆6011億円)。
売買高は20.18億株(前日16.22億株)。
値上がり357銘柄(前日639銘柄)。
値下がり1243銘柄(前日954銘柄)。
新高値41銘柄(前日62銘柄)。
新安値12銘柄(前日5銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは103.54(前日107.23)。
東証グロース市場の騰落レシオは79.91(前日78.42)。
NTレシオは14.26倍(前日14.33倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(39169円)から△0.35%(前日△1.94%)。
7日連続で上回った。
上向きの75日線は38738円。
46日連続で上回った。
上向きの200日線(38689円)から△1.60%(前日△3.12%)。
21日連続で上回った。
上向きの5日線は39636円。
7日ぶりに下回った。
13週線は38948円。
26週線は38416円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.785%(前日▲16.611%)。
買い方▲6.323%(前日▲5.822%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲3.341%(前日▲6.059%)。
買い方▲17.969%(前日▲17.531%)。
空売り比率は44.0%(前日39.4%、3日ぶりに40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は12.2%(前日11.5%)。
2日ぶりに3ケタ。
12月26日、10月24日が14.4%、9月13日が16.4%だった。
12月27日時点の信用売り残は708億円減の6792億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は3227億円減の3兆9663億円。
2週ぶりに減少。
6月21日時点は4兆9117億円。
7週ぶりに3兆円台。
10月11日以来約2か月半ぶりの低水準。
信用倍率は5.84倍(前週5.72倍)。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
日経VIは22.78(前日21.79)。
日経平均採用銘柄のPERは15.96倍(前日16.14倍)。
4日ぶりに15倍台。
前期基準では16.38倍。
EPSは2462円(前日2471円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.45倍(前日1.47倍)。
BPSは27108円(前日27139円)。
日経平均の予想益回りは6.27%。
予想配当り利回りは2.00%。
指数ベースではPERは21.11倍(前日21.11倍)。
EPSは1889円(前日1889円)。
PBRは2.04倍(前日2.04倍)。
BPSは19556円(前日19556円)。
10年国債利回りは1.135%(前日1.090%)。
2011年7月以来約11年ぶりの高水準。
プライム市場の予想PERは15.60倍。
前期基準では16.27倍。
PBRは1.37倍。
プライム市場の予想益回りは6.40%。
配当利回り加重平均は2.34%。
東証プライムのEPSは174.2円。
12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は36.6%(前日38.7%)。
12月19日が48.3%だった。
プライム市場の単純平均は32円安の2721円(前日は2753円)。
プライム市場の売買単価は2220円(前日2218円)。
プライム市場の時価総額は957兆円(前日968兆円)。
ドル建て日経平均は249.27(前日252.59)と続落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比335円高の39675円。
高値40000円、安値39235円。
大証夜間取引終値は日中比330円高の39670円。
気学では7日は「一方に偏って動く。足取りにつくを良しとす」。
8日は「前日が高かりし時はこの日反落する」。
9日は「人気に逆行して動く日」。
10日は「目先のポイントをつくる日」。
ボリンジャーのプラス1σが39669円。
プラス2σが40168円。
プラス3σが40668円
マイナス1σが38669円。
マイナス2σが381707円。
マイナス3σが37676円。
週足のプラス1σが39650円。
プラス2σが40359円。
マイナス1σが38246円。
マイナス2σが37543円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
CES(→10日、ラスベガス)開催。
アノマリー的には「一粒万倍日」。

《今日のポイント1月7日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
   10年国債利回りは4.623%。
   5年債利回りは4.422%
   2年国債利回りは4.27%。
   ドル円は157円台後半。
   WTI原油先物2月限は0.40ドル(0.54%)安の1バレル=73.56ドル。
   SKEW指数は157.20→157.32→152.64。
   恐怖と欲望指数は31→37。
   10月18日の75がピークだった。
   (2023年10月5日が20)。

(2)週明けのダウ輸送株指数は23イント(0.18%)高の16035ポイントと続伸。
   SOX指数は146ポイント(2.84%)高の5310ポイントと3日続伸。
   VIX指数は16,04(前日16.13)。
   NYSEの売買高は11.13億株(前日8.63億株)。
   3市場の合算売買高は173.6億株(前日140.9億株、過去20日平均は123.7億株)
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比335円高の39675円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆4818億円(前日3兆6011億円)。
   売買高は20.18億株(前日16.22億株)。
   値上がり357銘柄(前日639銘柄)。
   値下がり1243銘柄(前日954銘柄)。
   新高値41銘柄(前日62銘柄)。
   新安値12銘柄(前日5銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは103.54(前日107.23)。
   東証グロース市場の騰落レシオは79.91(前日78.42)。
   NTレシオは14.26倍(前日14.33倍)。
   サイコロは4勝8敗で33.33%。

(4)上向きの25日線(39169円)から△0.35%(前日△1.94%)。
   7日連続で上回った。
   上向きの75日線は38738円。
   46日連続で上回った。
   上向きの200日線(38689円)から△1.60%(前日△3.12%)。
   21日連続で上回った。
   上向きの5日線は39636円。
   7日ぶりに下回った。
   13週線は38948円。
   26週線は38416円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.785%(前日▲16.611%)。
   買い方▲6.323%(前日▲5.822%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲3.341%(前日▲6.059%)。
   買い方▲17.969%(前日▲17.531%)。

(6)空売り比率は44.0%(前日39.4%、3日ぶりに40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は12.2%(前日11.5%)。
   2日ぶりに3ケタ。
   12月26日、10月24日が14.4%、9月13日が16.4%だった。
   12月27日時点の信用売り残は708億円減の6792億円。
   2週連続で減少。
   同信用買い残は3227億円減の3兆9663億円。
   2週ぶりに減少。
   6月21日時点は4兆9117億円。
   7週ぶりに3兆円台。
   信用倍率は5.84倍(前週5.72倍)。
   8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
   日経VIは22.78(前日21.79)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.96倍(前日16.14倍)。
   4日ぶりに15倍台。
   前期基準では16.38倍。
   EPSは2462円(前日2471円)。
   直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
   直近ボトムは11月14日2425円。
   225のPBRは1.45倍(前日1.47倍)。
   BPSは27108円(前日27139円)。
   日経平均の予想益回りは6.27%。
   予想配当り利回りは2.00%。
   指数ベースでPERは21.11倍(前日21.11倍)。
   EPSは1889円(前日1889円)。
   PBRは2.04倍(前日2.04倍)。
   BPSは19556円(前日19556円)。
   10年国債利回りは1.135%(前日1.090%)。

(8)プライム市場の単純平均は32円安の2721円(前日は2753円)。
   プライム市場の時価総額は957兆円(前日968兆円)。
   ドル建て日経平均は249.27(前日252.59)と続落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが39669円。
   プラス2σが40168円。
   プラス3σが40668円
   マイナス1σが38669円。
   マイナス2σが381707円。
   マイナス3σが37676円。
   週足のプラス1σが39650円。
   プラス2σが40359円。
   マイナス1σが38246円。
   マイナス2σが37543円。
   半値戻しは36841円。
   9月配当権利落ち前は38925円。
   日経平均株価の9月月中平均は37162円。
   TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
   CES(→10日、ラスベガス)開催。
   アノマリー的には「一粒万倍日」。

今年の曜日別勝敗(1月6日まで)

月曜0勝1敗
火曜0勝0敗
水曜0勝0敗
木曜0勝0敗
金曜0勝0敗
(櫻井)。