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2024.11.19 櫻井 英明
成熟と成長の相克
先週水曜の大幅安は複雑な連立方程式を解けなかった結果という気がしました。
「大統領、上院下院ともに共和党での「トリプルレッド」がほぼ確実になったタイミング。
トランプ大統領のやりたい放題には歯止めがなるだろうとの解釈。
これが米国インフレ懸念を惹起。
金利の上昇を招きそうだからとの円安トレンド。
そして国内債券利回りの上昇。
株式市場の場外に材料があったという印象。
一方で毎日出てくる国内決算は思ったように増益が進みません。
「円安株高論」は当然影を潜め、大げさな金利上昇警戒論が幅を利かせた格好。
株式市場の内部要因ではなく、おそらく背景は株式使用以外の要因。
需給で見れば機関投資家の債券投資の直近の失敗も底流ではうごめいていることでしょう。
しかし・・・。
大げさに言えば、歴史的な変化を感じさせたのは木曜日経朝刊の1面トップ。
「日英、経済版『2プラス2』、近く新設」の記事。
大英帝国は米国に匙を投げたように映りました
東京にいあると米国は巨大に見えますが、所詮保安官。
保安官に世界を支配されて約100年。
それまでの盟主の英国が黙っていられなくなったと理解したくなるところでした
そもそも日本では「日英同盟」がまだ生きているようです。
明治維新を惹起したのは薩長を支援した英国。
その設計図の中でこの国が成長してきたのですから当然でもあります。
日本の車は左側通行。
GHQ占領下でも変わりませんでした。
これが歴史。
香港、シンガポール、そして豪州、一部のアフリカ諸国。
左側通行の国が意外なところで頑張るかも知れません。
NYではなくロンドンとの市場連携が登場するのかも知れません。
そもそも投資主体別動向では欧州が76%。
北米は所詮6%でしかないのも事実。
↓
日英両政府は外務・経済閣僚による経済版「2プラス2」を新設する方針。
高関税を掲げる米国のトランプ次期政権との貿易交渉で連携する。
保護主義の台頭によって後退する国際経済秩序の立て直しにつなげる考えだ。
日英政府関係者が明らかにした。
日本にとって英国は同盟関係にある米国に次ぐ「準同盟」国の位置づけで、
経済から安全保障まで協力の裾野を広げてきた。
日本は半導体や鉱物資源など重要物資の確保で欧州との協力を密にしており、
英国は欧州のなかでは最も関係が深い。
世界の動向を対立軸で見ると・・・。
↓
成長ー成熟
モノつくりー金融至上主義
技術の進歩(第二次産業革命)ーマネーの膨張
自由主義・個人主義ー保守主義・全体主義
自由貿易ー保護貿易
アメリカは欧州からメイフラワー号で渡った人たちの移民の地。
ここで登場する構図はプロテスタントーカトリック。
プロテスタントは一生懸命働き、儲かったお金は投資に回す傾向。
カトリックは儲かったお金は教会などへ寄付する傾向。
アメリカはプロテスタントの国。
働いて働いて、投資をして国を発展させてきました。
一方、移民問題で揺れる中南米はもともとスペインやポルトガルなどの植民地。
当然ながらカトリックです。
そういう構図で見ると、中南米からの壁は「職を奪われる」ではなく、「価値観」の壁に映ります。
結構興味深い事象です。
以下は今朝の場況。
↓
「恐怖と欲望指数は50」
「SOX指数は7日ぶりに反発」
週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
S&P500とナスダック総合が上昇した。
エヌビディアは「ブラックウェル」にサーバー接続時の過熱問題が発生しているとの報道で1.3%下落。
第3四半期の決算発表は20日の予定。
テスラは5.6%上昇。
CVSヘルスは5.4%上昇。
11月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は46。
10月の43から上昇。
今年4月以来7カ月ぶりの高水準。
市場予想の43を上回った。
向こう6カ月間の販売予測を示す指数は2022年4月以来、2年7カ月ぶりの高水準。
背景は住宅建設増につながる規制変更への期待が高まったこと。
10年国債利回りは4.413%。
5年国債利回りは4.275%。
2年国債利回りは4.285%。
ドル円は154円台半ば。
WTI原油先物12月限は2.14ドル(3.2%)高の69.16ドル。
ビットコインは1.82%安の9万0114ドル。
SKEW指数は147.98→149.55→147.33。
恐怖と欲望指数は50→50。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
週明けのNYダウは305ドル(0.70)安の43444ドルと3日続落。
高値43505ドル、安値43297ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは95,55(前日98.67)。
NASDAQは111ポイント(0.59)高の18791ポイントと5日ぶりに反発。
高値18865ポイント、安値18672ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは90.78(前日91.60)。
S&P500は78ポイント(1.32%)安の5870ポイントと3日ぶりに反発。
高値5908ポイント、安値5865ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは96.10%(前日98.51%)。
週明けのダウ輸送株指数は83ポイント(0.48%)安の17144ポイントと3日続落。
SOX指数は55ポイント(1.14%)高の4888ポイントと7日ぶりに反発。
VIX指数は15,58(前日16.14)。
NYSEの売買高は9.45億株(前日12.02億株)。
3市場の合算売買高は149.4億株(前日154.7億株。直近20日平均は141.2億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比80円高の38340円。
ドル建ては大証日中比105円高の38365円。
ドル円は154.49円。
10年国債利回りは4.413%。
2年国債利回りは4.280%。
「プライム市場の売買代金は3兆7718億円と低下」
週明けの日経平均は寄り付き383円安。
終値は422円(▲1.09%)安の38220円と反落。
高値38548円。
安値38150円。
日足は5日連続で陰線。
38642円→38548円にマド。
SQ値39901円を終値で下回っており0勝7敗で「幻」のまま。
日経平均は35日連続で一目均衡の雲の上。
上限は38086円。
下限は35492円。
TOPIXは19.88ポイント(▲0.73%)安の2691ポイントと続落。
25日線(2690ポイント)を8日連続で上回った。
75日線(2651ポイント)を8日連続で上回った。
5日連続で日足陰線。
TOPIXコア30指数は3日ぶりに反落。
プライム市場指数は10.22ポイント(▲0.73%)安の1385.32ポイントと反落。
東証グロース250指数は6.69ポイント(▲1.07%)安の619.26と反落。
25日移動平均線からの乖離は▲0.52%(前日△0.42%)。
プライム市場の売買代金は3兆7718億円(前日4兆6014億円)。
売買高は17.33億株(前日21.88億株)。
値上がり726銘柄(前日813銘柄)。
値下がり861銘柄(前日768銘柄)。
新高値29銘柄(前日37銘柄)。
新安値52銘柄(前日45銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは85.93(前日85.25)。
東証グロース市場の騰落レシオは81.63(前日81.63)。
NTレシオは14.20倍(前日14.25倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(38876円)から▲1.69%(前日▲0.72%)。
4日連続で下回った。
下向いた75日線は37910円。
15日連続で上回った。
上向きの200日線(38537円)からは▲0.52%(前日△0.30%)。
10日ぶりに下回った。
下向きの5日線は38699円。
5日連続で下回った。
13週線は38363円。
26週線は38465円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.192%(前日▲15.529%)。
買い方▲9.778%(前日▲9.236%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲10.697%(前日▲12.255%)。
買い方▲21.089%(前日▲20.406%)。
空売り比率は42.0%(前日40.0%、4日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.9%(前日8.7%)。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは26.12(前日23.22)。
日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.82倍)。
前期基準では16.00倍。
EPSは2437円(前日2442円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
225のPBRは1.42倍(前日1.43倍)。
BPSは26916円(前日27023円)。
日経平均の予想益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.03%。
指数ベースではPERは20.33倍(前日20.56倍)。
EPSは1880円(前日1879円)。
PBRは1.96倍(前日1.98倍)。
BPSは19500円(前日19516円)。
10年国債利回りは1.070%(前日1.070%)。
プライム市場の予想PERは15.44倍。
前期基準では15.83倍。
PBRは1.34倍。
プライム市場の予想益回りは6.47%。
配当利回り加重平均は2.39%。
プライム市場の単純平均は10円安の2690円(前日は2700円)。
プライム市場の売買単価は2176円(前日2102円)。
プライム市場の時価総額は935兆円(前日942兆円)。
ドル建て日経平均は247.50(前日247.39)と続伸。
週明けのシカゴ225先物は大証前日比80円高の38340円。
高値38575円、安値37955円。
大証夜間取引終値は日中比50円高の38310円。
気学では火曜は「よく動く日にして前後場仕成りが変わる」。
水曜は「目先のポイントをつくる注意日」。
木曜は「変化日にして不時の高下をみせる日」。
金曜は「前場の足取りに反して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが39420円。
プラス2σが39965円。
マイナス1σが38331円。
マイナス2σが37786円。
マイナス3σが37242円。
週足のプラス1σが39378円。
マイナス1σが37348円。
マイナス2σが36333円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
月足陽線基準は38053円。
《今日のポイント11月19日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは4.413%。
5年国債利回りは4.275%。
2年国債利回りは4.285%。
ドル円は154円台半ば。
SKEW指数は147.98→149.55→147.33。
恐怖と欲望指数は50→50。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
(2)週明けのダウ輸送株指数は83ポイント(0.48%)安の17144ポイントと3日続落。
SOX指数は55ポイント(1.14%)高の4888ポイントと7日ぶりに反発。
VIX指数は15,58(前日16.14)。
NYSEの売買高は9.45億株(前日12.02億株)。
3市場の合算売買高は149.4億株(前日154.7億株。直近20日平均は141.2億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比80円高の38340円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆7718億円(前日4兆6014億円)。
売買高は17.33億株(前日21.88億株)。
値上がり726銘柄(前日813銘柄)。
値下がり861銘柄(前日768銘柄)。
新高値29銘柄(前日37銘柄)。
新安値52銘柄(前日45銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは85.93(前日85.25)。
東証グロース市場の騰落レシオは81.63(前日81.63)。
NTレシオは14.20倍(前日14.25倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
(4)下向きの25日線(38876円)から▲1.69%(前日▲0.72%)。
4日連続で下回った。
下向いた75日線は37910円。
15日連続で上回った。
上向きの200日線(38537円)からは▲0.52%(前日△0.30%)。
10日ぶりに下回った。
下向きの5日線は38699円。
5日連続で下回った。
13週線は38363円。
26週線は38465円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.192%(前日▲15.529%)。
買い方▲9.778%(前日▲9.236%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲10.697%(前日▲12.255%)。
買い方▲21.089%(前日▲20.406%)。
(6)空売り比率は42.0%(前日40.0%、4日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.9%(前日8.7%)。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは26.12(前日23.22)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.82倍)。
前期基準では16.00倍。
EPSは2437円(前日2442円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
225のPBRは1.42倍(前日1.43倍)。
BPSは26916円(前日27023円)。
日経平均の予想益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.03%。
指数ベースではPERは20.33倍(前日20.56倍)。
EPSは1880円(前日1879円)。
PBRは1.96倍(前日1.98倍)。
BPSは19500円(前日19516円)。
10年国債利回りは1.070%(前日1.070%)。
(8)プライム市場の単純平均は10円安の2690円(前日は2700円)。
プライム市場の時価総額は935兆円(前日942兆円)。
ドル建て日経平均は247.50(前日247.39)と続伸。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39420円。
プラス2σが39965円。
マイナス1σが38331円。
マイナス2σが37786円。
マイナス3σが37242円。
週足のプラス1σが39378円。
マイナス1σが37348円。
マイナス2σが36333円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
月足陽線基準は38053円。
今年の曜日別勝敗(11月18日まで)
↓
月曜20勝16敗
火曜27勝18敗
水曜17勝27敗
木曜23勝23敗
金曜27勝18敗
(櫻井)。