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2024.10.08 櫻井 英明

七味唐辛子

週末は長野→札幌と行商。
連続のIRセミナーで合計9社。
東証さんとの対談も含めると10社。
なかなかの忙しさでした。
「岡山から札幌に来ました」という投資家さんは「ストボの東京は抽選にはすれたけど、他は全部当たったので」と。
来週は大阪に行くそうです。
「全国に行けるのが楽しくて」とおっしゃっていました。

因みに長野に行くと毎年八幡屋礒五郎「七味唐辛子」を買います。
この七味、長野の善光寺門前が発祥かと思っていました。
実は江戸の日本橋薬研堀町だったそうです。
医者や薬問屋が多く、別名「医者町」。
1625年(寛永2年)「からしや徳右衛門」が、漢方薬を基に生薬を組み合わせて七味唐辛子を売り出したのが最初。
そして江戸中に広まり全国に伝わったといいます。
最終的には「三大七味」と呼ばれる三軒の暖簾が誕生。
東京・浅草「やげん堀」。
京都・清水「七味家本舗。
そして信州・善光寺「八幡屋礒五郎。
誤解と錯覚を取り除くには、やはりいちいち調べることが必要なのは株式投資も一緒でしょう。

七味唐辛子の中身も重要ですが、株式市場で重要なのは「銘柄主義」。
セミナーなどで質問すると当然あながら世界経済の動向よりも自分の銘柄の行方の方が大切という声が大半。
だから時間の無駄のような海外経済指標の分析を聞くよりも、銘柄中心主義。
日銀短観ですら通過したらほぼそれで終わり。
米国の経済指標も同様です。
だったら自分の銘柄の現在過去未来を推理すること。
馬だってデータだけでなく、パドックで見て確認することが必要。
数字の遊びや結論のでない堂々巡りの景気評論などむしろ見たり聞いたりしない方が良いかもしれません。

水曜日→木曜日の日経平均。
木曜大幅高が4週継続。
10月2日(水)37808円(▲843円安)→3日(木)38552円(△743円高)
9月25日(水)37870円(▲70円安)→26日(木)38925円(△1055円高)
9月18日(水)36380円(△176円高)→18日(木)37155円(△775円高)
9月11日(水)36159円(▲56円安)→11日(木)36833円(△1213円高)

記録は数え始めると途絶えるというのが株式市場の不思議なところでもあります。

今月の日経朝刊「私の履歴書」。
登場しているのプライベートエクイティファンドKKRのヘンリー・クラビス氏。
今朝印象に残ったコメントがありました。
買収した企業の経営者に言った言葉。
「投資資金は十分にあります。
次の四半期ではなくて、5年後を見据えてビジネスに集中しましょう」。
KKRは創業時から「忍耐強い資本」の提供を目指しているといいます。
相場観だって「忍耐強さ」が必要。
7月11日には「日経平均5万円はあるかもしれない」。
8月5日には「今年はもう4万円を見ることなんて無理無理」。
ここ数日は「4万円は明日にでも見ることが出来るかも知れない」。
こんな刹那的でトレンド追随的な相場観が横行します。
そうではなく必要なのは「忍耐強い相場観」。
売った時に利益があればいいだけのこと。
意外と相場は単純なのに、目先に振りまわされるから相場が複雑怪奇になってしまうようです。
その複雑怪奇さを好んだり「怖いもの見たさ」が好きな人もたくさんいますが・・・。
「七味唐辛子の」のように混ぜ合わせることで豊熟な相場観になるもかもしれません。

以下は今朝の場況。

「悪材料デフォルメで反落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
週末の上昇をほぼ消した格好。
FRBの利下げ観測が後退・
中東紛争が原油価格に与える影響への懸念。
グーグルがモバイルアプリ事業の全面的な見直しを求める判決が下されたことも悪材料視。
挙句の果てに大型ハリケーン「ミルトン」の週内フロリダ州に上陸予想まで警戒された。
VIX指数は3.4ポイント上昇の22.64。
過去1カ月余りで最大の上昇幅で、終値として8月8日以来の高水準。
アップルが2.3%安。
ファイザーが2%超上昇。
11月FOMCでの0.25%利下げ確率は88%。
FRBが利下げを一時停止する可能性は12%。
10年国債利回りは4.027%。
約2カ月ぶりに4%を上回った。
5年国債利回りは3.857%。
2年国債利回りは3.995%。
一時は8月19日以来の高水準となる4.0270%を付ける場面もあった。
2年債と10年債の利回り格差は一時マイナス0.014%と逆転。
その後は、プラス0.023%に戻した。
三村淳財務官が「投機的な動きも含めて、為替市場の動向は緊張感を持って注視する」とコメント。
これを受けてトレンドは一時147円台と円高に。
ドル円は148円台前半。
WTI原油先物11月限は2.76ドル(3.71%)高の1バレル=77.14ドル
ビットコインは1.49%高の6万3334.40ドル。
イーサが1.13%高の2456.20ドル。
SKEW指数は162.78→156,43→155.57。
恐怖と欲望指数は73→70。
(昨年10月5日が20)。

週明けのNYダウは398ドル(0.94%)安の41954ドルと反落。
高値42293ドル、安値4183ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは108,94(前日122.62)。
NASDAQは213ポイント(1.18%)安の17923ポイントと反落。
高値18096ポイント、安値17900ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは95.23(前日100.10)。
S&P500は55ポイント(0.96%)安の5695ポイントと反落。
高値5739ポイント、安値5686イント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは104.65%(前日116.24%)。
週明けのダウ輸送株指数は31ポイント(0.20%)安の15782ポイントと反落。
SOX指数は10ポイント(0.19%)安の5196ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は22.64(前日19.21)。
NYSEの売買高は9.35億株(前日8.65億株)。
3市場の合算売買高は113.9億株(前日109.1億株、過去20日平均は120.6億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比455円安の38915円。
ドル建ては大証日中比235円安の39085円。
ドル円は148.18円。
10年国債利回りは4.027%。
2年国債利回りは3.995%。

「上向きの25日線(37618円)から△4.56%」

週明けの日経平均は寄り付き604円高。
終値は697円(△1.80%)高の39332円と3日続伸。
高値39560円。
安値39195円。
日足は3日連続で陽線。
10月7日は38735円→39195円にマド。
10月3日は38213円→38457円にマド。
26日は38109円→38240円にマド。
20日は37394円→37654円のマドで2空。
19日は36675円→36958円にマド。
日経平均は12日連続で目均衡の雲の上。
上限は36791円。
下限は36635円。
9月27日高値が39829円。
TOPIXは45.32ポイント(△1.68%)高の2739ポイントと3日続伸。
25日線(2644ポイント)を10日連続で上回った。
75日線(2701ポイント)を6日ぶりに上回った。
2日連続で日足陽線。
TOPIXコア30指数は3日続伸。
プライム市場指数は23.33ポイント(△1.68%)高の1409.68ポイントと3日続伸。
東証グロース250指数は2.81ポイント(△0.43%)高の650.01と反発。
25日移動平均線からの乖離は▲0.72%(前日▲1.21%)。
プライム市場の売買代金は4兆4765億円(前日3兆8803億円)。
売買高は19.12億株(前日18.18億株)。
値上がり1234銘柄(前日1150銘柄)。
値下がり359銘柄(前日448銘柄)。
新高値97銘柄(前日46銘柄)。
新安値2銘柄(前日6銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは115.26(前日108.63)。
東証グロース市場の騰落レシオは89.24(前日87.25)。
NTレシオは14.36倍(前日14.34倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(37618円)から△4.56%(前日△2.81%)。
11日連続で上回った。
上向きの75日線は38277円。
3日連続で上回った。
上向きの200日線(37896円)からは△3.79%(前日2.04%)。
11日連続で上回った。
上向いた5日線は38596円。
3日連続で上回った。
13週線は37864円。
26週線は38361円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.772%(前日▲16.120%)。
買い方▲7.017%(前日▲7.846%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.156%(前日▲3.886%)。
買い方▲17.569%(前日▲17.656%)。
空売り比率は40.0%(前日41.0%、5日連続で40%超)。
9月11日が48.8%。
6月17日が45.9%だった。
21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.7%(前日8.8%)。
昨年8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、昨年6月9日が16.1%。
日経VIは30.19(前日25.09)。
日経平均採用銘柄のPERは15.88倍(前日15.61倍)。
前期基準では16.30倍。
EPSは2476円(前日2475円)。
直近ピークは9月27日2505円、3月4日2387円。
225のPBRは1.40倍(前日1.37倍)。
BPSは28094円(前日28201円)。
日経平均の予想益回りは6.30%。
予想配当り利回りは1.91%。
指数ベースではPERは20.97倍(前日20.62倍)。
EPSは1875円(前日1873円)。
PBRは1.94倍(前日1.90倍)。
BPSは20274円(前日20334円)。
10年国債利回りは0.920%(前日0.880%)。
プライム市場の予想PERは15.75倍。
前期基準では16.19倍。
PBRは1.33倍。
プライム市場の予想益回りは6.34%。
配当利回り加重平均は2.27%。
プライム市場の単純平均は25円高の2779円(前日は2753円)。
プライム市場の売買単価は2340円(前日2134円)。
プライム市場の時価総額は953兆円(前日938兆円)。
ドル建て日経平均は264.95(前日264.50)と3日続伸。
週明けのシカゴ225先物12月限円建ては大証前日比455円安の38915円。
高値39855円、安値38755円。
大証夜間取引終値は日中比450円安の38920円。
気学では火曜は「押し込むと小底入れを見る日。突込みあれば買い」
水曜は「押し目買いの日。後場へかけて高きことあり」
木曜は「前場安いと後場へ戻る日。押し目買い」
金曜は「強象日。買い方針の日」
ボリンジャーのプラス1σが38758円。
プラス2σが39898円。
プラス3σが41038円。
マイナス1σが36479円。
週足のプラス1σが39834円。
プラス2σが40305円。
マイナス1σが36393円。
9月メジャーSQ値は36906円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
ノーベル物理学賞発表。

《今日のポイント10月8日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
   10年国債利回りは4.027%。
   5年国債利回りは3.857%。
   2年国債利回りは3.995%。
   ドル円は148円台前半。
   SKEW指数は162.78→156,43→155.57。
   恐怖と欲望指数は73→70。
   (昨年10月5日が20)。

(2)週明けのダウ輸送株指数は31ポイント(0.20%)安の15782ポイントと反落。
   SOX指数は10ポイント(0.19%)安の5196ポイントと4日ぶりに反落。
   VIX指数は22.64(前日19.21)。
   NYSEの売買高は9.35億株(前日8.65億株)。
   3市場の合算売買高は113.9億株(前日109.1億株、過去20日平均は120.6億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比455円安の38915円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆4765億円(前日3兆8803億円)。
   売買高は19.12億株(前日18.18億株)。
   値上がり1234銘柄(前日1150銘柄)。
   値下がり359銘柄(前日448銘柄)。
   新高値97銘柄(前日46銘柄)。
   新安値2銘柄(前日6銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは115.26(前日108.63)。
   東証グロース市場の騰落レシオは89.24(前日87.25)。
   NTレシオは14.36倍(前日14.34倍)。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。

(4)上向きの25日線(37618円)から△4.56%(前日△2.81%)。
   11日連続で上回った。
   上向きの75日線は38277円。
   3日連続で上回った。
   上向きの200日線(37896円)からは△3.79%(前日2.04%)。
   11日連続で上回った。
   上向いた5日線は38596円。
   3日連続で上回った。
   13週線は37864円。
   26週線は38361円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.772%(前日▲16.120%)。
   買い方▲7.017%(前日▲7.846%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.156%(前日▲3.886%)。
   買い方▲17.569%(前日▲17.656%)。

(6)空売り比率は40.0%(前日41.0%、5日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は8.7%(前日8.8%)。   
   日経VIは30.19(前日25.09)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.88倍(前日15.61倍)。
   前期基準では16.30倍。
   EPSは2476円(前日2475円)。
   直近ピークは9月27日2505円、3月4日2387円。
   225のPBRは1.40倍(前日1.37倍)。
   BPSは28094円(前日28201円)。
   日経平均の予想益回りは6.30%。
   予想配当り利回りは1.91%。
   指数ベースではPERは20.97倍(前日20.62倍)。
   EPSは1875円(前日1873円)。
   PBRは1.94倍(前日1.90倍)。
   BPSは20274円(前日20334円)。
   10年国債利回りは0.920%(前日0.880%)。
  
(8)プライム市場の単純平均は25円高の2779円(前日は2753円)。
   プライム市場の時価総額は953兆円(前日938兆円)。
   ドル建て日経平均は264.95(前日264.50)と3日続伸。

(9)ボリンジャーのプラス1σが38758円。
   プラス2σが39898円。
   プラス3σが41038円。
   マイナス1σが36479円。
   週足のプラス1σが39834円。
   プラス2σが40305円。
   マイナス1σが36393円。
   9月メジャーSQ値は36906円。
   半値戻しは36841円。
   9月配当権利落ち前は38925円。
   日経平均株価の9月月中平均は37162円。
   TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
   ノーベル物理学賞発表。

今年の曜日別勝敗(10月7日まで)

月曜18勝14敗
火曜24勝15敗
水曜14勝24敗
木曜21勝19敗
金曜23勝16敗
(櫻井)。