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2024.08.27 櫻井 英明

東京証券取引所の第17回目の市場区分の見直しに関するフォローアップ会議。
「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の振り返りとともに今後の施策案を公表しまた。
「改革は途上」とし、今後は上場企業の「量」よりも「質」を重視する姿勢。
今後も企業が価値向上に取り組むことが「当たり前」となる市場を目指すとしています。
結果として上場維持コストの増加により非公開化の経営判断が増えることも想定。
しかし、そうした判断も尊重する方向。
興味深いのは「東証として上場企業数に重点は置かない」との明記。
東証は6月から国内外の機関投資など計60社超と意見交換。
企業の対応状況を大きく3つのグループに分類ました。

(1)実効的な取組みを掲げ投資家との対話を積極的にして取り組みをブラッシュアップ
  「自律的に取り組みを進める企業」
(2)投資者の目線とズレた取り組みとなっている
  「今後改善が期待される企業
(3)市場と向き合う姿勢や企業の体制などの理由で要請に対して
  「開示に至っていない企業。

東証は11月上旬に投資家が期待するポイントやギャップのあるポイントなどをまとめる方針。

https://www.jpx.co.jp/equities/follow-up/nlsgeu000006gevo-att/mklp77000000egy7.pdf

勝手に解釈すれば・・・。
「量より質」をい追及する市場への変身ということは上場自体のステータスがあがるということ。
ギャンブルチックな市場ではなく安心できる銘柄群の市場への進化ということ。
日本株をよく知らない海外投資家にとってもわかりやすくなるでしょう。
そして日本株に投資することにより価値が出るような気がします。

先週末に発表されたJPXプライム150採用銘柄。
新規採用が20銘柄、除外が19銘柄。

https://www.jpx.co.jp/news/6030/mklp77000000eh2a-att/j_prime150.pdf

21日(水)日経朝刊では「38000円台に需給の壁」の見出し。
年初からの累積売買代金をみると38000円→38500円が最も多いからというのがその理由。
金額にして120兆円。
いつも思うのですが、この「累積売買代金」って何か違和感。
この水準を上回ると「戻り売りが出やすい」という解釈ですが、買ったままジーと持っているというのが前提。
しかしジーと持たざるを得なくて、戻ったら売りという短絡的投資行動ですべてが説明できるとは思えません。
下落時に投げたという観点がないからです。
人は机上の論理で動くものではありません、
投資行動の心理はそんなに簡単ではないもの。
しかも時間軸の取り方によって容易に変化するというのが厄介です。
また先導株比率が31.4%と1月29日以来の高さとの指摘。
「主力株や目立った材料のある特定の銘柄に商いが偏っている」からというのが理由。
かつては「先導株比率の上昇は相場の上昇のサイン」と先輩から習いましたがその真逆の解釈。
因みに1月29日に先導株比率は31.4%でしたが、その後日経平均は大幅高となり過去最高値を更新しました。

早朝の兜町。
西の空に虹がかかっていました。
何かいいことあるかも。

以下は今朝の場況。

「今度はエヌビディアの決算待ち」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
S&P500とナスダック総合は反落。
エヌビディアが四半期決算発表を控え2.25%安。
NYダウは続伸。
キャタピラー、アメックスなどが上昇した。
ECサイト「Temu(ティームー)」などを運営する中国PDDホールディングスの米上場株は29%近く急落。
テスラが3.2%安。
ボーイングは0.85%安。
7月の耐久財受注は前月比9.9%増。
前月の6.9%減からプラスに転じた。
一方、民間設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.1%減。
6月の0.5%増(0.9%増から下方修正)から予想外に減少した。
9月FOMCでの0.5%利下げ確率は32.5%。
10年国債利回りは3.919%。
5年国債利回りは3.669%。
2年国債利回りは3.937%。
ドル円は144円台前半。
WTI原油先物10月限は2.59ドル(3.5%)高の77.42ドル。。
SKEW指数は154.16→153.95→151.50。
恐怖と欲望指数は52→54。
(昨年10月5日が20)。

週明けのNYダウは65ドル(0.15%)高の41240ドルと続伸。
高値41420ドル、安値41140ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは143,79(前日140.65)。
NASDAQは152ポイント(0.85%)安の17725ポイントと反落。
高値17909ポイント、安値1765ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは99.91(前日103.95)。
S&P500は17ポイント(0.31%)安の5616ポイントと反落。
高値5651ポイント、安値5602ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは126.75%(前日132.25%)。
週明けのダウ輸送株指数は53ポイント(0.33%)安の15917ポイントと反落。
SOX指数は131ポイント(2.51%)安の5097ポイントと反落。
VIX指数は16.15(前日15.86)。
NYSEの売買高は7.76億株(前日8.58億株)。
3市場の合算売買高は95億株(前日105.79億株、過去20日平均は119億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比5円安の38035円。
ドル建ては25円高の38065円。
ドル円は144.52円。
10年国債利回りは3.819%。
2年国債利回りは3.937%。

「日経平均採用銘柄のEPSは2457円と過去最高を更新」

週明けの日経平均は寄り付き208円安
終値は254円(▲0.66%)安の38110円と3日ぶりに反落。
高値38204円。
安値38053円。
日足は5日ぶりに陰線。
日経平均は16日連続で一目均衡の雲の下。
上限は40657円。
雲の下限は40021円。
TOPIXは23.31ポイント(▲0.87%)安の2681ポイントと4日ぶりに反落。
25日線(2670ポイント)を3連続で上回った。
5日ぶりに日足陰線。
TOPIXコア30指数は反落。
プライム市場指数は12.05ポイント(▲0.87%)安の1369.69ポイントと3日ぶりに反落。
東証グロース250指数は31.37ポイント(△4.88%)高の671.79と3日続伸。
25日移動平均線からの乖離は△9.81%(前日△4.67%)。
プライム市場の売買代金は3兆3219億円(前日3兆4009億円)。
昨年は8月18日ー29日の8日連続で3兆円割れ。
この8日間の平均が2兆7600億円だった。
売買高は13.14億株(前日13.17億株)。
値上がり773銘柄(前日949銘柄)。
値下がり830銘柄(前日641銘柄)。
新高値46銘柄(前日49銘柄)。
新安値1銘柄(前日1銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは104.72(前日101.84)。
東証グロース市場の騰落レシオは94.85(前日94.35)。
NTレシオは14.32倍(前日14.29倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は11勝1敗で91.66%。
下向きの25日線(37226円)から△2.38%(前日△2.84%)。
5日連続で上回った。
横ばいの75日線は38642円。
17日連続で下った。
上向きの200日線(37233円)からは△2.36%(前日△3.14%)。
7日連続で上回った。
上向きの5日線は38140円。
13日ぶりに下回った。
13週線は38537円。
26週線は38713円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.001%(前日▲15.948%)。
買い方▲8.519%(前日▲8.404%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲9.655%(前日▲7.056%)。
買い方▲17.995%(前日▲21.120%)。
空売り比率は44.7%(前日44.2%、3日連続で40%超)。
6月17日が45.9%だった。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は9.3%(前日10.1%)。
昨年8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、昨年6月9日が16.1%。
日経VIは25.43(前日25.38)。
日経平均採用銘柄のPERは15.51倍(前日15.67倍)。
前期基準では15.92倍。
EPSは2457円(前日2448円)。
過去最高を更新。
直近ボトムは9月28日2056円。
直近ピークは8月22日2450円、7月11日2401円、3月4日2387円。
225のPBRは1.36倍(前日1.37倍)。
BPSは28022円(前日28003円)。
日経平均の予想益回りは6.45%。
予想配当り利回りは1.95%。
指数ベースではPERは20.52倍(前日20.66倍)。
EPSは1857円(前日1856円)。
PBRは1.90倍(前日1.91倍)。
BPSは20058円(前日20086円)。
10年国債利回りは0.875%(前日0.900%)。
プライム市場の予想PERは15.42倍。
前期基準では15.82倍。
PBRは1.30倍。
プライム市場の予想益回りは6.48%。
配当利回り加重平均は2.28%。
プライム市場の単純平均は4円安の2842円(前日は2847円)。
プライム市場の売買単価は2527円(前日2581円)。
プライム市場の時価総額は928兆円(前日936兆円)。
ドル建て日経平均は264.65(前日263.31)と10日続伸。
週明けのシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比5円安の38035円。
高値38345円、安値37800円。
大証夜間取引終値は日中比110円安の37930円。
気学では火曜は「関門注意日にして後場仕成りの急変をみる」。
水曜は「変化日にして大動きする。波動につけ」。
木曜は「偏傾して動く日。寄り跡の足取りを注視せよ」。
金曜は「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのマイナス1σが35364円。
プラス1σが39087円。
週足のマイナス1σが36858円。
プラス1σが40216円。
月足陽線基準は38126円。
前月比プラス基準は39101円。

《今日のポイント8月27日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
   10年国債利回りは3.919%。
   5年国債利回りは3.669%。
   2年国債利回りは3.937%。
   ドル円は144円台前半。   
   WTI原油先物10月限は2.59ドル(3.5%)高の77.42ドル。。
   SKEW指数は154.16→153.95→151.50。
   恐怖と欲望指数は52→54。
   (昨年10月5日が20)。

(2)週明けのダウ輸送株指数は53ポイント(0.33%)安の15917ポイントと反落。
   SOX指数は131ポイント(2.51%)安の5097ポイントと反落。
   VIX指数は16.15(前日15.86)。
   NYSEの売買高は7.76億株(前日8.58億株)。
   3市場の合算売買高は95億株(前日105.79億株、過去20日平均は119億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比5円安の38035円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆3219億円(前日3兆4009億円)。
   昨年は8月18日ー29日の8日連続で3兆円割れ。
   この8日間の平均が2兆7600億円だった。
   売買高は13.14億株(前日13.17億株)。
   値上がり773銘柄(前日949銘柄)。
   値下がり830銘柄(前日641銘柄)。
   新高値46銘柄(前日49銘柄)。
   新安値1銘柄(前日1銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは104.72(前日101.84)。
   東証グロース市場の騰落レシオは94.85(前日94.35)。
   NTレシオは14.32倍(前日14.29倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)下向きの25日線(37226円)から△2.38%(前日△2.84%)。
   5日連続で上回った。
   横ばいの75日線は38642円。
   17日連続で下った。
   上向きの200日線(37233円)からは△2.36%(前日△3.14%)。
   7日連続で上回った。
   上向きの5日線は38140円。
   13日ぶりに下回った。
   13週線は38537円。
   26週線は38713円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.001%(前日▲15.948%)。
   買い方▲8.519%(前日▲8.404%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲9.655%(前日▲7.056%)。
   買い方▲17.995%(前日▲21.120%)。

(6)空売り比率は44.7%(前日44.2%、3日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は9.3%(前日10.1%)。
   日経VIは25.43(前日25.38)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.51倍(前日15.67倍)。
   前期基準では15.92倍。
   EPSは2457円(前日2448円)。
   過去最高を更新。
   直近ボトムは9月28日2056円。
   直近ピークは8月22日2450円、7月11日2401円、3月4日2387円。
   225のPBRは1.36倍(前日1.37倍)。
   BPSは28022円(前日28003円)。
   日経平均の予想益回りは6.45%。
   予想配当り利回りは1.95%。
   指数ベースではPERは20.52倍(前日20.66倍)。
   EPSは1857円(前日1856円)。
   PBRは1.90倍(前日1.91倍)。
   BPSは20058円(前日20086円)。
   10年国債利回りは0.875%(前日0.900%)。

(8)プライム市場の単純平均は4円安の2842円(前日は2847円)。
   プライム市場の時価総額は928兆円(前日936兆円)。
   ドル建て日経平均は264.65(前日263.31)と10日続伸。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが35364円。
   プラス1σが39087円。
   週足のマイナス1σが36858円。
   プラス1σが40216円。
   月足陽線基準は38126円。
   前月比プラス基準は39101円。

今年の曜日別勝敗(8月26日まで)

月曜16勝12敗
火曜21勝12敗
水曜12勝20敗
木曜17勝17敗
金曜19勝13敗
(櫻井)