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2024.08.18 小川 真由美
金融教育
恒例の夏バテダウンの父に代わって週末ごとに実家で農作業をしております。
ミイラ取りがミイラにならぬよう、暑い時間を避けて毎日早朝と夕方暗くなるまで畑仕事をしていたら、ある夕方、小5の甥が出迎えてくれました。
「毎日頑張ってるから僕がマク◯◯◯ドでハンバーガーを買ってあげる」貯めておいたお小遣いがあるから捻出してくれるのだと。「セットは無理だから単品だよ。僕はダブルチーズバーガーにするね。何でも好きなの選んでいいけど、他の人には内緒だよ」
それは嬉しいけど、いいの?
「ママに見つからないようにお財布出してくるね」
ええっ、そこまでしなくていいよ、私が払うよ!
「それはダメだよ!僕が買ってあげるんだから!」
地元はかなりの田舎につき通学圏内に商店はほとんどありません。お小遣いやお年玉をもらっても使う機会はほとんどなく、お金を使ってみたい気持ちは分からないでもないけど…いいのかなぁ。
「気持ちは嬉しいけど、もっと他に使いたくなる機会があるんじゃない?」
「いつ?」
たとえばもっと大きくなった後に…
「今買いたいんだよ」
10歳児の熱意に押し切られて、結局ありがたくハンバーガーをご馳走になりました。
実に感慨深かった。
小5はその後本屋に立ち寄り、欲しかった本をの一冊を自分で買って、もう一冊安い方をこっそり付いてきたばぁばに買ってもらってご満悦で帰路に着いたのでした。
"いつかお金を使いたくなる日"
何と言って説明するのが良かったのでしょう。頑張っている人にご馳走してあげたいという子供の気持ちが嬉しすぎて涙が出た一方で考えてしまいました。お金の使い方、貯め方、運用の仕方…金融教育について改めて考えてみたくなりました。
それにしても、ハンバーガーの恩義は大きい。君の気持ちは忘れない。ご馳走さまでした。