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2024.07.23 櫻井 英明
下落は明日への肥し
米政府の承認を受けなければ対中国への輸出規制の可能性があるとの報道。
これは民主党バイデン政権の意見。
ただ個別企業のターゲットは東京エレクトロンとASML。
そしてトランプ大統領は中国の対台湾攻撃の際に台湾を守るかどうかに沈黙。
先週台湾のTSMCの株価が急落しました。
ドラえもんのジャイアンがのび太くんの「お前とは遊んであげない」といってスネ夫が同調したような恰好。
舞台が広いからすごく大変なことに思えますが、所詮こんな構図に映ります。
つまり、人災チックな材料。
政治が株価を動かすという面があることは否定しません、あまりに行き過ぎると非力な市場も黙っていないでしょう。
相場は無機質なようでいて、実は結構人間臭い場所。
数字の推移は様々なことを語ってくれていますし、罫線の絵柄もさまざまな推移を描いてくれています。
「さあ、ココからだ」。
「もうアップアップだよ」、
「少し休ませて」。
駅伝ランナーのような微妙な心理の動きを表現してくれています。
だからボーッと数字を眺めてはいけないでしょう。
アンテナを張り巡らせ、脳の筋肉を最大限発揮して読み取ることが必要になります。
「上げ3日、下げ100日」そんなリズムも感じられるはずです。
株の世界に支配者がもしいるとすれば今の相場はどんな思考法なのでしょうか。
「過去最高値を更新したから、もういいか」。
あるいは「だいぶ上昇したからしばらく休もう」。
逆に「今度は売りで儲けよう」。
しかし相場は上昇と下落を反復するもの。
上がった後には下落が来ますし、下落の後には上昇がやって来ます。
これだけは間違えようのない過去からの事実。
「下落は明日への肥し」であることも間違いありません。
因みに世界のというかNYの大きな暴落は約30年周期でしか訪れないもの。
私見ではこれは相続サイクルと一致します。
リーマンショックが人為的急落だったとすれば、30年後は2038年。
まだまだ先のこと。
子供の野球は塁に出たらとにかく次の塁に盗塁するのがセオリーだといいます。
子供はそんなにヒットは打てません、守備もエラーが多いからというのがその理由。
大リーグドジャースの大谷選手の動きを見ると、そのまま大人になったような動きです。
プロでは打率3割打てば賞賛されます。
裏返せばほとんどの打者は10本のうち3本もヒットを打てないということ。
株の世界で勝率3割では勝てません。
おそらく勝率6割でないと勝てないでしょう。
これは大きな違い。
ただピッチャーは何連勝も可能です。
負け知らずもあり得ます。
打者と投手の差は何なのでしょうか。
たぶん投手は自分の調子が良ければ勝てます。
三振さえ取ればあまり周囲の守備に煩わされることは少ないもの。
一方、打者はホームランを打たない限り守備の巧拙に左右されることもあります。
他人と関わることが少なければ勝ちやすいですし、他人が入り込むと勝ちにくいもの。
これは野球も株も一緒のような気がします。
「自分の調子さえ良ければ勝てる」。
そういう自信を持つためには周囲の動向など無視することも必要だと思います。
以下は今朝の場況。
↓
「VIX指数は14.91(前日16.52)」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
「大型グロース株に資金が回帰した」との解釈。
アルファベット、メタ、テスラが2.2─5.1%高。
エヌビディアが4.8%上昇。
オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によると、トランプ前大統領勝利のオッズは4セント低下して60セント。
一方、ハリス氏勝利のオッズは12セント上昇して39セント。
トランプ・メディア・アンド・テクノロジーは0.8%安。
クラウドストライクは13.5%急落。
デルタ航空は3.5%下落。
通信大手ベライゾンは6.1%安。
10年国債利回りは4.254%。
5年国債利回りは4.175%。
2年国債利回りは4.521%。
ドル円は157円台前半。
WTI原油先物8月限は0.35ドル(0.44%)安の1バレル=79.78ドル。
6月中旬以来約1カ月ぶりに80ドルを割り込んだ。
ビットコインは1.8%高の6万8182ドル。
イーサは0.3%安の3496ドル。
SKEW指数は151.12→146.99→141.38。
恐怖と欲望指数は49→56。
(昨年10月5日が20)。
週明けのNYダウは127ドル(0.32%)高の40415ドルと3日ぶりに反発。
高値40472ドル、安値40222ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは119.41(前日119.85)。
NASDAQは280ポイント(1.58%)高の18007ポイントと4日ぶりに反発。
高値18040ポイント、安値17839ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは105.06(前日100.72)。
S&P500は59ポイント(1.08%)高の5564ポイントと4日ぶりに反発。
高値5570ポイント、安値5529ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは120.77%(前日139.01%)。
週明けのダウ輸送株指数は116ポイント(0.73%)高の15900ポイントと4日ぶりに反発。
SOX指数は210ポイント(3.99%)高の5477ポイントと反発。
VIX指数は14.91(前日16.52)。
NYSEの売買高は9.03億株(前日12.40億株)。
3市場の合算売買高は109.5億株(前日105.4億株、過去20日平均は113.7億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比470円高の3990円。
ドル建ては525円高の40005円。
ドル円は157.00円。
10年国債利回りは4.254%。
2年国債利回りは4.521%。
「前期と今期予想PERが逆転」
週明けの日経平均は寄り付き116円安。
終値は464円(▲1.16%)安の39599円と4日続落。
終値で4万円台を割り込み6月28日以来約1カ月ぶりの安値水準。
4日続落は昨年年9月28日ー10月4日の5日続落以来。
高値39973円。
安値39519円。
日足は2日ぶりに陰線。
日経平均は15日連続で一目均衡の雲の上。
雲の下限は38736円。
上限は38715円。
12日は42102円→41754円にマド。
18日は41054円→40587円にマド。
「幻のSQ値41531円」に対して0勝6敗。
TOPIXは33.30ポイント(▲1.16%)安の2827ポイントと3日続落。
25日線(2829ポイント)を18日ぶりに下回った。
2日ぶりに日足陰線。
16日は2923→2914にマド。
18日は2909→2893にマド。
TOPIXコア30指数は4日続落。
プライム市場指数は17.14ポイント(▲1.16%)安の1455.33と3日続落。
東証スタンダード指数は4日続落。
東証グロース250指数は18.48ポイント(▲2.73%)安の657.25と3日続落。
25日移動平均線からの乖離は△0.13%(前日△3.05%)。
プライム市場の売買代金は3兆3113億円(前日3兆8168億円)。
6月24日(3兆4663億円)以来の低水準。
売買高は13.49億株(前日15.37億株)。
値上がり236銘柄(前日494銘柄)。
値下がり1375銘柄(前日1113銘柄)。
新高値30銘柄(前日27銘柄)。
3日連続で2ケタ。
新安値42銘柄(前日21銘柄)と逆転。
プライム市場の騰落レシオは107.40(前日120.89)。
東証グロース市場の騰落レシオは101.87(前日101.87)。
NTレシオは14.00倍(前日14.00倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
TOPIXは6勝6敗で50.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(40033円)から▲1.09%(前日△0.15%)。
20日ぶりに下回った。
横ばいの75日線は39105円。
20日連続で上回った。
上向きの200日線(36553円)からは△8.33%(前日△9.71%)。
322日連続で上回った。
下向きの5日線は40432円。
6日連続で下回った。
13週線は39217円。
26週線は38982円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.580%(前日▲17.712%)。
買い方▲8.284%(前日▲6.250%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲5.789%(前日▲8.245%)。
買い方▲22.280%(前日▲17.777%)。
空売り比率は44.1%(前日40.6%、2日連続で40%超)。
6月17日の45.9%以来の大きさ。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.4%(前日8.7%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは20.60(前日19.53)。
日経平均採用銘柄のPERは16.81倍(前日17.00倍)。
14日ぶりに16倍倍台。
前期基準では17.03倍。
前期と今期予想PERが逆転した。
EPSは2355円(前日2356円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
225のPBRは1.50倍(前日1.52倍)。
BPSは26390円(前日26357円)。
日経平均の予想益回りは5.95%。
予想配当り利回りは1.82%。
指数ベースではPERは21.92倍(前日22.18倍)。
EPSは1806円(前日1806円)。
PBRは2.05倍(前日2.07倍)。
BPSは19316円(前日19354円)。
10年国債利回りは1.060%(前日1.040%)。
プライム市場の予想PERは16.54倍。
前期基準では16.76倍。
PBRは1.42倍。
プライム市場の予想益回りは6.04%。
配当利回り加重平均は2.20%。
プライム市場の単純平均は42円安の2950円(前日は2993円)。
プライム市場の売買単価は2454円(前日2488円)。
プライム市場の時価総額は983兆円(前日994兆円)。
ドル建て日経平均は252.56(前日253.87)と4日続落。
週明けのシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比470円高の39950円。
高値39970円、安値39455円。
大証夜間取引終値は日中比390円高の39870円。
気学では火曜は「後場に高き日なれど吹き値売り方針良し」。
水曜は「前日の足取りに反して動くこと多し」。
木曜は「前後場逆行して動く日」。
金曜は「上寄りしたら売り方針の日」。
ボリンジャーのプラス1σが41174円。
プラス2σが42316円。
マイナス1σが38891円。
マイナス2σが37750円。
週足のプラス1σが38274円。
プラス2σが41105円。
マイナス1σが37330円。
《今日のポイント7月23日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
10年国債利回りは4.254%。
5年国債利回りは4.175%。
2年国債利回りは4.521%。
ドル円は157円台前半。
SKEW指数は151.12→146.99→141.38。
恐怖と欲望指数は49→56。
(昨年10月5日が20)。
(2)週明けのダウ輸送株指数は116ポイント(0.73%)高の15900ポイントと4日ぶりに反発。
SOX指数は210ポイント(3.99%)高の5477ポイントと反発。
VIX指数は14.91(前日16.52)。
NYSEの売買高は9.03億株(前日12.40億株)。
3市場の合算売買高は109.5億株(前日105.4億株、過去20日平均は113.7億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比470円高の3990円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆3113億円(前日3兆8168億円)。
6月24日(3兆4663億円)以来の低水準。
売買高は13.49億株(前日15.37億株)。
値上がり236銘柄(前日494銘柄)。
値下がり1375銘柄(前日1113銘柄)。
新高値30銘柄(前日27銘柄)。
3日連続で2ケタ。
新安値42銘柄(前日21銘柄)と逆転。
プライム市場の騰落レシオは107.40(前日120.89)。
東証グロース市場の騰落レシオは101.87(前日101.87)。
NTレシオは14.00倍(前日14.00倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
(4)上向きの25日線(40033円)から▲1.09%(前日△0.15%)。
20日ぶりに下回った。
横ばいの75日線は39105円。
20日連続で上回った。
上向きの200日線(36553円)からは△8.33%(前日△9.71%)。
322日連続で上回った。
下向きの5日線は40432円。
6日連続で下回った。
13週線は39217円。
26週線は38982円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.580%(前日▲17.712%)。
買い方▲8.284%(前日▲6.250%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲5.789%(前日▲8.245%)。
買い方▲22.280%(前日▲17.777%)。
(6)空売り比率は44.1%(前日40.6%、2日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.4%(前日8.7%)。
日経VIは20.60(前日19.53)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは16.81倍(前日17.00倍)。
14日ぶりに16倍倍台。
前期基準では17.03倍。
前期と今期予想PERが逆転した。
EPSは2355円(前日2356円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
225のPBRは1.50倍(前日1.52倍)。
BPSは26390円(前日26357円)。
日経平均の予想益回りは5.95%。
予想配当り利回りは1.82%。
指数ベースではPERは21.92倍(前日22.18倍)。
EPSは1806円(前日1806円)。
PBRは2.05倍(前日2.07倍)。
BPSは19316円(前日19354円)。
10年国債利回りは1.060%(前日1.040%)。
(8)プライム市場の単純平均は42円安の2950円(前日は2993円)。
プライム市場の時価総額は983兆円(前日994兆円)。
ドル建て日経平均は252.56(前日253.87)と4日続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが41174円。
プラス2σが42316円。
マイナス1σが38891円。
マイナス2σが37750円。
週足のプラス1σが38274円。
プラス2σが41105円。
マイナス1σが37330円。
今年の曜日別勝敗(7月22日まで)
↓
月曜15勝9敗
火曜17勝11敗
水曜9勝18敗
木曜15勝14敗
金曜16勝11敗
(櫻井)。