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2024.07.04 櫻井 英明

不立文字

株というものは上がってくると買いたくなるもの。
下がってくると売りたくなるもの。
これが懲りない習性。
この逆の心理を保つためにはかなりの修練が必要でしょう。
意外と永平寺や円覚寺の座禅などが効果的かもしれません。
因みに達磨の四聖句のひとつ「不立文字」。
「不立文字」とは、文字・言葉の上には真実の仏法がないということ。
仏祖の言葉といえども、解釈によっていかようにも変わってしまうという意味らしいです。
「臨機応変」が重要とされるのでしょう。

そもそも人の脳は一つのことしか考えられないような仕組みになっているといいます。
相場の連立方程式の解を見つけられないのは当然。
だったら、学者ではないのですから徒に二兎を追わず、素直に目の前の相場を解釈すればいいだけ。
「二兎を追う者は一兎も得ず」です。

昨日発表された「2023年度株式分布状況調査の調査結果について」
その特徴。
(1) 個人株主数は、前年度比462万人増加して7,445万人となった。
(2)投資部門別株式保有金額は、全ての区分において前年度比プラスとなり、
   特に外国法人等が大幅に増加する結果となった。
(3)外国法人等の株式保有比率は、プラス1.7ポイントの31.8%。
   調査開始以来、過去最高となった。
(4)個人・その他の株式保有金額は、前年度比39兆2,340億円プラスの170兆4,893億円となった。
(5)信託銀行の株式保有金額は、前年度比54兆8,503億円プラスの223兆1,118億円。
   投資信託の株式保有比率が10.4%となり、調査開始以来、過去最高となった。
(6)事業法人等の株式保有金額は、前年度比48兆5,192億円プラスの194兆1,895億円となった。

https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/mklp77000000aiyf-att/j-bunpu2023.pdf

以下は今朝の場況。

「短縮取引のなかマチマチの動き」

水曜のNY市場は短縮取引となったが主要3指数はマチマチの展開。
S&P500とナスダック総合は過去最高値を更新。
NYダウは小幅安。
テスラは6.5%急伸し6カ月ぶりの高値水準に接近。
前日も第2四半期の販売台数を好感して10%以上上昇していた。
フィラデルフィア半導体株指数は1.92%上昇。
TSMCやブロードコムが上昇。
エヌビディアは4.6%高。
パラマウント・グローバルは約7%上昇。
一方、アマゾンが1.2%安。
6月のISM非製造業総合指数は48.8。
5月の53.8から低下した。
50を下回ったのは今年2回目。
2020年5月以来、4年1カ月ぶりの低水準となった。
市場予想は52.5だった。
5月の製造業新規受注は前月比で0.5%減と前月の0.4%増から減少に転じた。
市場予想は0.2%増だった。
5月の貿易収支の赤字額は前月比0.8%増の751億ドル。
輸出の減少により、2カ月連続で赤字が拡大。
市場予想は762億ドルの赤字だった。
6月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者数は15万人増加。
市場予想は16万人増だった。
5月分は前回発表の15万2000人増から15万7000人増に上方修正された。
週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4000件増の23万8000件。
労働市場の状況が緩和しつつある兆候が示唆された。
市場予想23万5000件だった。
週間の継続受給件数は2万6000件増の185万8000件。
2021年11月下旬以来の高水準となった。
6月に発表された人員削減数は4万8786人で前月から23.6%減少した。
ただ前年同月比では19.8%増となった。
9月の利下げ確率は74%。
前日終盤時点では69%だった。
10年国債利回りは4.354%。
5年国債利回りは4.322%。
2年国債利回りは4.707%。
円は対ドルで38年ぶりの安値を更新。
対ユーロでも過去最安値。
ドル円は161円台後半。
一時、1ドル=161.96円と1986年12月以来となる円安・ドル高水準を付けた。
対ユーロで0.4%安の174.22円。
一時、174.48円まで下落し最安値を更新した
WTI原油先物8月限は1.07ドル(1.29%)高の1バレル=83.88ドル。
4月中旬以来、約2カ月半ぶりの高値水準。
SKEW指数は145.82→147.16→148.83。
恐怖と欲望指数は50→44。
(昨年10月5日が20)。

水曜のNYダウは23ドル(0.06%)安の39308ドルと3日ぶりに反落。
高値39411ドル、安値39230ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは118.42(前日115.56)。
NASDAQは159ポイント(0.88%)高の18188ポイントと3日続伸。
高値18188ポイント、安値18016ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは89.76(前日87.55)。
S&P500は28ポイント(0.51%)高の5537ポイントと3日続伸。
高値5539ポイント、安値5507ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは98.49%(前日94.89%)。
ダウ輸送株指数は39ポイント(0.26%)高の15397ポイントと続伸。
SOX指数は106ポイント(1.92%)高の5651ポイントと4日続伸。
VIX指数は12.09(前日12.03)。
NYSEの売買高は5.76億株(前日8.95億株)。
3市場の合算売買高は71.1億株(前日98.9億株、過去20日平均は116.4億株)。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中60円高の40660円。
ドル建ては105円高の40705円。
ドル円は161.69円。
10年国債利回りは4.354%。
2年国債利回りは4.707%。

「日経平均のサイコロは10勝2敗」

水曜の日経平均は寄り付き151円高。
終値は506円(△1.26%)高の40580円と4日続伸。
高値40694円。
安値40172円。
日足は2日連続で陽線。
4日続伸で約1200円上昇。
3月22日の高値40888円まであと307円。
日経平均は7日連続で一目均衡の雲の上。
雲の下限は38493円。
上限は38910円。
3日は40113円→40172円にマド。
TOPIXは15.56ポイント(△0.54%)高の2872ポイントと4日続伸。
25日線(2768イント)を6日連続で上回った。
2日連続で日足陽線。
TOPIXの89年高値は2884ポイントであと12ポイント。
TOPIXコア30指数は4日続伸。
プライム市場指数は7.97ポイント(△0.54%)高の1478.35と4日続伸。
東証スタンダード指数は続伸。
東証グロース250指数は6.99ポイント(△1.08%)高の653.03と4日ぶりに反発。
25日移動平均線からの乖離は△2.27%(前日△1.99%)。
プライム市場の売買代金は4兆3444億円(前日4兆5345億円)。
売買高は16.90億株(前日18.50億株)。
値上がり980銘柄(前日864銘柄)。
値下がり616銘柄(前日720銘柄)。
新高値113銘柄(前日126銘柄)。
新安値9銘柄(前日20銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは124.29(前日115.28)。
東証グロース市場の騰落レシオは109.52(前日102.19)。
NTレシオは14.13倍(前日14.03倍)。
サイコロは10勝2敗で83.33%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(38960円)から△4.16%(前日△3.07%)。
8日連続で上回った。
上向きの75日線は38976円。
7日連続で上回った。
上向きの200日線(36063円)からは△12.53%(前日△11.24%)。
310日連続で上回った。
上向きの5日線は39842円。
10日連続で上回った。
13週線は38705円。
26週線は38448円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.749%(前日▲18.406%)。
買い方▲4.543%(前日▲5.089%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.757%(前日▲7.589%)。
買い方▲21.248%(前日▲21.873%)。
空売り比率は36.3%(前日37.6%、2日連続で40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日8.4%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
6月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.12%(前週▲6.79%)。
2週ぶりに好転。
6月28日時点の裁定売り残は385億円増の4797億円。
5週連続で増加。
6月28日時点の裁定買い残は2569億円増の2兆3687億円。
2週連続で増加。
当限は売り残が333億円増の2715億円。
買い残が2568億円増の2兆3668億円。
翌限以降は売り残が51億円増の2082億円。
買い残が0.4億円増の19億円。
日経VIは16.47(前日16.04)。
日経平均採用銘柄のPERは17.16倍(前日17.06倍)。
35日連続で16倍台。
前期基準では17.37倍。
EPSは2364円(前日2363円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.53倍(前日1.53倍)。
BPSは26523円(前日26192円)。
日経平均の予想益回りは5.83%。
予想配当り利回りは1.76%。
指数ベースではPERは22.65倍(前日22.38倍)。
EPSは1791円(前日1790円)。
PBRは2.10倍(前日2.08倍)。
BPSは19324円(前日19266円)。
10年国債利回りは1.095%(前日1.05%)。
プライム市場の予想PERは16.81倍。
前期基準では17.04倍。
PBRは1.44倍。
プライム市場の予想益回りは5.94%。
配当利回り加重平均は2.14%。
プライム市場の単純平均は20円高の3010円(前日は2990円)。
プライム市場の売買単価は2570円(前日2450円)。
プライム市場の時価総額は998兆円(前日992兆円)。
ドル建て日経平均は250.68(前日247.83)と4日続伸。
水曜のシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比60円高の40660円。
高値40730円、安値0170円。
大証夜間取引終値は日中比100円高の40700円。
気学では木曜は「一方に偏して動く日。足取りについて注意せよ」。
金曜は「相場の仕成りについて駆け引きせよ」。
ボリンジャーのプラス1σが39537円。
プラス2σが40114円。
プラス3σが40691円。
マイナス1σが38383円。
週足のプラス1σが39525円。
プラス2σが40347円。
プラス3σが41168円。
マイナス1σが37884円。
ヒジュラ歴の新年(7月8日)まであと2営業日。

《今日のポイント7月4日》

(1)水曜のNY市場は短縮取引となったが主要3指数はマチマチの展開。
   10年国債利回りは4.354%。
   5年国債利回りは4.322%。
   2年国債利回りは4.707%。
   ドル円は161円台後半。  
   SKEW指数は145.82→147.16→148.83。
   恐怖と欲望指数は50→44。
  (昨年10月5日が20)。

(2)ダウ輸送株指数は39ポイント(0.26%)高の15397ポイントと続伸。
   SOX指数は106ポイント(1.92%)高の5651ポイントと4日続伸。
   VIX指数は12.09(前日12.03)。
   NYSEの売買高は5.76億株(前日8.95億株)。
   3市場の合算売買高は71.1億株(前日98.9億株、過去20日平均は116.4億株)。
   水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中60円高の40660円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆3444億円(前日4兆5345億円)。
   売買高は16.90億株(前日18.50億株)。
   値上がり980銘柄(前日864銘柄)。
   値下がり616銘柄(前日720銘柄)。
   新高値113銘柄(前日126銘柄)。
   新安値9銘柄(前日20銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは124.29(前日115.28)。
   東証グロース市場の騰落レシオは109.52(前日102.19)。
   NTレシオは14.13倍(前日14.03倍)。
   サイコロは10勝2敗で83.33%。

(4)上向きの25日線(38960円)から△4.16%(前日△3.07%)。
   8日連続で上回った。
   上向きの75日線は38976円。
   7日連続で上回った。
   上向きの200日線(36063円)からは△12.53%(前日△11.24%)。
   310日連続で上回った。
   上向きの5日線は39842円。
   10日連続で上回った。
   13週線は38705円。
   26週線は38448円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.749%(前日▲18.406%)。
   買い方▲4.543%(前日▲5.089%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.757%(前日▲7.589%)。
   買い方▲21.248%(前日▲21.873%)。

(6)空売り比率は36.3%(前日37.6%、2日連続で40%割れ)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日8.4%)。
   6月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲5.12%(前週▲6.79%)。
   2週ぶりに好転。
   6月28日時点の裁定売り残は385億円増の4797億円。
   5週連続で増加。
   6月28日時点の裁定買い残は2569億円増の2兆3687億円。
   2週連続で増加。
   当限は売り残が333億円増の2715億円。
   買い残が2568億円増の2兆3668億円。
   翌限以降は売り残が51億円増の2082億円。
   買い残が0.4億円増の19億円。
   日経VIは16.47(前日16.04)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは17.16倍(前日17.06倍)。
   35日連続で16倍台。
   前期基準では17.37倍。
   EPSは2364円(前日2363円)。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
   225のPBRは1.53倍(前日1.53倍)。
   BPSは26523円(前日26192円)。
   日経平均の予想益回りは5.83%。
   予想配当り利回りは1.76%。
   指数ベースではPERは22.65倍(前日22.38倍)。
   EPSは1791円(前日1790円)。
   PBRは2.10倍(前日2.08倍)。
   BPSは19324円(前日19266円)。
   10年国債利回りは1.095%(前日1.105%)。

(8)プライム市場の単純平均は20円高の3010円(前日は2990円)。
   プライム市場の時価総額は998兆円(前日992兆円)。
   ドル建て日経平均は250.68(前日247.83)と4日続伸。

(9)ボリンジャーのプラス1σが39537円。
   プラス2σが40114円。
   プラス3σが40691円。
   マイナス1σが38383円。
   週足のプラス1σが39525円。
   プラス2σが40347円。
   プラス3σが41168円。
   マイナス1σが37884円。
   ヒジュラ歴の新年(7月8日)まであと2営業日。

今年の曜日別勝敗(7月3日まで)

月曜15勝7敗
火曜15勝11敗
水曜8勝17敗
木曜13勝13敗
金曜16勝8敗
(櫻井)。