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2024.04.23 櫻井 英明
専門家的後講釈
4月12日時点の信用評価損益率は▲4.36%。
4月5日が▲6.16%、3月29日が▲3,54%、3月22日が▲2.55%。
経験則的セオリーは「信用評価損益率は10−15%が通常水準。
20%を超えると底打ち。5−0%は天井。
プラスなると「反落の危険水域」。
因みに3月22日時点の▲2.55%の時の日経平均は40888円。
終値ベースの過去最高値を付けた日(ザラ場高値は41087円)でした。
あそこからの下落幅は4月19日(金)の36733円まで4000円超。
見事なまでの天井感でした。
発表されたのは3月27日(木)。
「天井圏の数字」と言いましたが、残念ながらトレンド追随型相場観では「まさか」の思いでした。
しかし振り返ると「まさか」ではなく「上り坂と下り坂」の見事な分水嶺だった。
後講釈的に過去の分析に熱心な専門家的な解釈をするとこうなります。
もっとも直近の4月12日時点でも▲4.36%。
4月19日時点がどれだけ悪化するのでしょう。
悪材料、好材料。
様々な材料が株式市場には去来します。
そして人は誰よりも早くその材料に対応しようとするもの。
「誰よりも早く」というのは株式市場の因習。
でもそれは本当に正しい行動なのでしょうか。
少しだけ早く行動したからと言って、必ずしもの儲かる訳ではありません。
多くの材料が消化不良になります。
だったら市場がその材料を消化・吸収するまで、じっくり待って、あとから行動することに意味があると思います。
市場は所詮、不協和音と雑音の集積場。
訳の分からぬままに行動することの方がよほど危険。
IPO祭りの宴のあとで美しい音色のリズムやメロディを聞いたって、悪くありません。
むしろ心地良いはず。
「株は上げなきゃ下がらない」ですし「下げなきゃ上がらない」。
そして「騒がない、慌てない、諦めない」。
先週の悪材料はイスラエルのイラン空爆。
自然現象ではないし人的要因を背景とした事件です。
ならば人的要因で解決はできるはず。
しかし株価はひとたび下がりだすと、相場は下がりたいトレンドになりがち。
このトレンドはいずれ回復します。
「株は買えば上がるもの」という目先的な誤解と錯覚に陥った初心者には、少し冷や水にってことでしょう。
それでも冷や水だっていずれ温まります。
下落時の対処法の経験則にもなるでしょう。
「2・5・8」の法則で言えば、38000円ー40000円のレンジから38000円−35000円のレンジに変化。
レンジで考えれば35000円を覚悟できるかどうかということでしょう。
米国の利下げ観測が後退。
市場では「米長期金利が足元で急速に上昇して不安定な動きへの警戒が残っている」と。
市場がいい加減なのか、報じる市場関係者が怠惰なのか。
毎日毎日、上げ下げの材料は違うのに、何年も同じ材料を蒸し返しての市場解釈。
むしろこれでよく「飽きない」ものだと感心します。
市場は生き物ですから、呼吸もするし成長もします。
それを、無機質な数字だけを見て解釈するから十年一日のごとくなるのでしょう。
朝のNYを気にするなら、素人チックな場況よりも、ナマの数字を見る方がよほどためになるという気がします。
株価の上昇下落の要因は市場の中に必ずあるもの。
市場関係者とは言い換えれば「他の市場関係者が言ったことに精通した素人」みたいなものなのかも知れません。
自分の意見がない他人の相場観の集約を見聞したところで何の役にも立たないような気がしますが。
以下は今朝の場況。
↓
「過越」
「原油先物と金が下落し株は上昇」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
S&P500とナスダックは7日ぶりに反発。
「大幅下落後の買い戻し」との解釈。
アルファベット、アマゾン,アップルが上昇。
週末10%超下落したエヌビディアは4.4%高。
「見直し買い」との解釈だが買戻し中心だろう。
テスラは3.4%安。
10年国債利回りは4.610%。
5年国債利回りは4.652%。
2年国債利回りは4.973%。
今週は25日にGDP、26日に個人消費支出(PCE)が発表予定。
23日に2年債(690億ドル)、24日に5年債(700億ドル)、25日に7年債(440億ドル)の入札。
ドル円は154円台後半。
WTI原油先物5月限は前日比0.29ドル(0.35%)安の1バレル=82.85ドル。
ビットコインは3.6%高の6万6384ドル。
SKEW指数は131.80→133.40→131.68。
恐怖と欲望指数は31→38。
(昨年10月5日が20)。
週明けのNYダウは253ドル(0.66%)高の38239ドルと3日続伸。
高値38447ドル、安値37985ドル。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは97.35%(前日88.38%)。
NASDAQは169ポイント(1.10%)高の15451ポイントと7日ぶりに反発。
高値15539ポイント、安値15265ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは87.59(前日85.92)。
S&P500は43ポイント(0.87%)高の5010ポイントと7日ぶりに反発。
高値5038ポイント、安値4969ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは96.65%(前日91.13%)。
ダウ輸送株指数は140ポイント(0.93%)高の15224ポイントと続伸。
SOX指数は75ポイント(1.74%)高の4381ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は16.94(前日18.71)。
NYSEの売買高は9.97億株(前日11.35億株)。
3市場の合算売買高は103.3億株(前日は114.8億株、過去20日平均は110.3億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比295円高の37725円。
ドル建ては325円高の37755円。
ドル円は154.84円。
一時154.85円を付け、34年ぶりの高値を更新
10年国債利回りは4.610%。
2年国債利回りは4.973%。
「変化日」
週明けの日経平均は寄り付き178円高。
終値は370円(△1.00%)高の37438円と反発。
高値37511円。
安値37052円。
日足は2日ぶりに陽線。
日経平均は5日連続で一目均衡の雲の中。
雲の下限は36582円。
15日は39457円→39232円にマド。
16日は38820円→38764円にマドで下に2空。
SQ値39820円は上回らず「幻」のSQ値で0勝7敗。
3月権利配当落ち埋め水準は日経平均で40762円。
TOPIXで2799ポイント。
TOPIXは36.14ポイント(△1.38%)高の2662ポイントと反発。
過去最高値は1989年12月18日の2884,80ポイント。
ザラ場高値は同日の2886.50。
TOPIXコア30指数は2日ぶりに反発。
プライム市場指数は18.61ポイント(△1.38)高の1370.41と反発。
東証スタンダード指数は3日ぶりに反発。
東証グロース250指数は12.51ポイント(△1.96%)高の651.25と反発。
25日移動平均線からの乖離は▲7.87%(前日▲9.99%)。
プライム市場の売買代金は4兆3071億円(前日5兆453億円)。
5日連続で4兆円超。
売買高は17.08億株。
値上がり1470銘柄(前日86銘柄)。
値下がり161銘柄(前日1554銘柄)。
新高値35銘柄(前日14銘柄)。
5日連続で2ケタ。
新安値22銘柄(前日330銘柄)。
2日ぶりに2ケタ。
プライム市場の騰落レシオは104.94(前日100.02)。
東証グロース市場の騰落レシオは80.22(前日73.89)。
NTレシオは14.0倍(前日14.11倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
TOPIXは6勝6敗で50.00%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
下向きの25日線(39493円)からは▲5.20%(前日▲6.26%)。
9日連続で下回った。
上向きの75日線は37941円。
2日連続で下回った。
上向きの200日線(34541円)からは△7.38%(前日△8.39%)。
263日連続で上回った。
下向きの5日線は37803円。
7日連続で下回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は38709円。
20週ぶりに下回った。
26週線は36191円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.362%(前日▲17.875%)。
買い方▲7.861%(前日▲8.679%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.867%(前日▲8.190%)。
買い方▲22.392%(前日▲23.151%)。
空売り比率は40.9%(前日46.0%、4日連続で40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.2%(前日10.0%)。
3月8日の11.3%以来の2ケタ。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは21.8(前日24.43)。
日経平均採用銘柄のPERは16.43倍(前日16.21倍)。
5日連続で16倍台。
前期基準では18.44倍。
EPSは2278円(前日2286円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.47倍(前日1.47倍)。
BPSは25126円(前日25216円)。
日経平均の予想益回りは6.09%。
予想配当り利回りは1.73%。
指数ベースではPERは22.24倍(前日22.02倍)。
EPSは1683円(前日1683円)。
PBRは2.05倍。
BPSは18262円(前日18260円)。
10年国債利回りは0.880%(前日0.845%)。
プライム市場の予想PERは16.32倍。
前期基準では18.45倍。
PBRは1.42倍。
プライム市場の予想益回りは6.12%。
配当利回り加重平均は2.13%。
プライム市場の単純平均は37円高の2873円(前日は2836円)。
プライム市場の売買単価は2521円(前日2520円)。
プライム市場の時価総額は937円(前日924億円)。
ドル建て日経平均は241.95(前日240.24)と反発。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比295円高の37725円。
高値37855円。安値37065円。
大証夜間取引終値は日中比310円高の3740円。
気学では火曜が「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
水曜が「上放れ売り。突込み買いの逆張り方針で駆け引き」。
木曜が「相場の分岐する日。足取りについて駆引きせよ」。
金曜が「目先の天底をつくることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが40488円。
マイナス1σが38498円。
マイナス2σが37504円。
マイナス3σが36509円。
週足のプラス1σが40095円。
マイナス1σが37324円。
マイナス2σが35939円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
アノマリー的には「株高の日」そして「変化日」。
水曜が「リーマンショック以降株安の日」そして「変化日」。
4月23日(火)はユダヤ教の過越祭1日目で祝日。
過越の1日目。
聖書によると、神がエジプトの地で奴隷になっていたユダヤ人をモーゼの先導の元脱出させたことを記念している。
終了は7日後の4月29日(月)で過越祭最終日の祝日。
ユダヤ人の出エジプトを祝う最後の日。
《今日のポイント4月23日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
S&P500とナスダックは7日ぶりに反発。
10年国債利回りは4.610%。
5年国債利回りは4.652%。
2年国債利回りは4.973%。
ドル円は154円台後半。
SKEW指数は131.80→133.40→131.68。
恐怖と欲望指数は31→38。
(昨年10月5日が20)。
(2)週明けのダウ輸送株指数は140ポイント(0.93%)高の15224ポイントと続伸。
SOX指数は75ポイント(1.74%)高の4381ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は16.94(前日18.71)。
NYSEの売買高は9.97億株(前日11.35億株)。
3市場の合算売買高は103.3億株(前日は114.8億株、過去20日平均は110.3億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比295円高の37725円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆3071億円(前日5兆453億円)。
5日連続で4兆円超。
売買高は17.08億株。
値上がり1470銘柄(前日86銘柄)。
値下がり161銘柄(前日1554銘柄)。
新高値35銘柄(前日14銘柄)。
5日連続で2ケタ。
新安値22銘柄(前日330銘柄)。
2日ぶりに2ケタ。
プライム市場の騰落レシオは104.94(前日100.02)。
(4)下向きの25日線(39493円)からは▲5.20%(前日▲6.26%)。
9日連続で下回った。
上向きの75日線は37941円。
2日連続で下回った。
上向きの200日線(34541円)からは△7.38%(前日△8.39%)。
263日連続で上回った。
下向きの5日線は37803円。
7日連続で下回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は38709円。
20週ぶりに下回った。
26週線は36191円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.362%(前日▲17.875%)。
買い方▲7.861%(前日▲8.679%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.867%(前日▲8.190%)。
買い方▲22.392%(前日▲23.151%)。
(6)空売り比率は40.9%(前日46.0%、4日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.2%(前日10.0%)。
日経VIは21.8(前日24.43)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは16.43倍(前日16.21倍)。
5日連続で16倍台。
前期基準では18.44倍。
EPSは2278円(前日2286円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.47倍(前日1.47倍)。
BPSは25126円(前日25216円)。
日経平均の予想益回りは6.09%。
予想配当り利回りは1.73%。
日経平均の予想益回りは6.09%。
EPSは1683円(前日1683円)。
PBRは2.05倍。
BPSは18262円(前日1820円)。
10年国債利回りは0.880%(前日0.845%)。
(8)プライム市場の単純平均は37円高の2873円(前日は2836円)。
プライム市場の時価総額は937円(前日924億円)。
ドル建て日経平均は241.95(前日240.24)と反発。
(9)ボリンジャーのプラス1σが40488円。
マイナス1σが38498円。
マイナス2σが37504円。
マイナス3σが36509円。
週足のプラス1σが40095円。
マイナス1σが37324円。
マイナス2σが35939円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
アノマリー的には「株高の日」そして「変化日」。
水曜が「リーマンショック以降株安の日」そして「変化日」。
4月23日(火)はユダヤ教の過越祭1日目で祝日。
「過越」の1日目。
聖書によると、神がエジプトの地で奴隷になっていたユダヤ人をモーゼの先導の元脱出させたことを記念している。
終了は7日後の4月29日(月)で過越祭最終日の祝日。
ユダヤ人の出エジプトを祝う最後の日。
今年の曜日別勝敗(4月22日まで)
↓
月曜9勝5敗
火曜7勝8敗
水曜3勝11敗
木曜9勝8敗
金曜11勝4敗
(櫻井)。