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2024.03.03 小川 真由美
おばちゃんはね
「おじさん」「おばさん」という呼び名はいつから容認すべきか。
年齢的には立派な「おばさん世代」に入っていますが、自分の甥姪には「おばさん」という言葉の存在を教えないで来ました。
自分の子供時代を考えると何を基準に「お姉さん」と「おばさん」を呼び分けていたのか、知らないところでヒトサマを傷付けていたのかもしれません。
友人宅にて。大人たちが頭上で立ち話をしている足元で2歳の可愛いお嬢ちゃんと2人で遊んでいました。
「ねぇねぇおばちゃん、これできる?」
ん??あたし??
思えば正面切って「おばちゃん」と呼ばれたのはこれが人生初めてだったかもしれません。大人が同居する空間では気を遣った大人たちに「お姉さん」と呼ばされていた彼女たちも、忖度のない世界では素直な価値観が出ます。
そうか、私は「おばちゃん」なのか。
いい歳して今更何をの世界ですが、かなりの衝撃でした。
永遠に思えるでも多分実際は3秒ぐらいの無言ショック時間を置いて、おばちゃんは立ち直りました。
「えぇ〜、おばちゃんにはそれ出来ないなぁ」
巨大なバリケード突破。
嗚呼、自認してしまうとなんと楽な呼び名でしょう。
話に興じる大人たちの足元で2歳児とおばちゃんのおままごとは続いたのでした。
彼女のお母さんは20代。思えば「おばちゃん」で済ませてくれたのは2歳児なりの思いやりだったのかもしれません。
おばちゃんは今日、3人のお嬢ちゃんたちとお雛祭りを祝いに行ってきます。
さぁ、お土産のケーキ焼こう!
PC不調につき、今週もスマホからの一本指打法でお届けしました。