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2022.04.13 鈴木 一之
春です。見えないものが見えてきます。
4月です。春です。もうすぐゴールデンウイークです。色鮮やかなつつじの花が目に飛び込んでくるようになりました。
地球上で大きな戦争が始まり、いきなり不安定な世の中に代わってしまったように感じますが、季節は着実に前に進んでいます。これまで見かけなかった光景をずいぶんと多く見かけるようになりました。
午前6時前の東京駅。新幹線のチケットを購入するための行列が自動券売機の前にできていました。その脇には旅行会社の団体ツアーの添乗員さんが、ツアー参加のお客様を集合場所で待つ姿も多く見かけます。どちらもコロナ禍のこの2年以上、ほとんど見かけませんでした。
そういえば早朝から都心部を走るタクシーの数も明らかに増えました。そのほとんどにお客さんが乗っています。夜行の高速バスも同じです。そういえば外国人の方たちが道を歩く姿も大勢目に入ってきます。なんだか不思議な感じがして失礼ながら思わず見つめてしまいます。
これらは目に見える変化です。おそらく目には見えない変化もきっとそれと同じくらい、数多く起きているのでしょう。
ホンダがEVに5兆円もの巨額投資を発表したこともそのひとつです。新年度のスタートダッシュで大きな勝負に出ました。小売りのしまむら(8227)が先週の決算発表で5年ぶりに史上最高益を更新することを明らかにしたこともきっとそうです。
昨日の株式市場では、日経平均が一時▲500円以上も値下がりしました。それでも第3四半期の決算を発表したSansan(4443)は△10%も値上がりしており、それがとても印象的でした。
しまむらもSansanも、DX(デジタルトランスフォーメーション)が追い風となっています。変化は目に見えないだけで着実に起こっています。年度がわり、決算発表はそのよいきっかけです。ここからゴールデンウイークまで続く決算発表で、これまで見えなかったものを少しでも見つけたいものです。
(スズカズ)