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2022.04.05 櫻井 英明
心得
日曜日経朝刊では「自社株買い7割増」の見出し。
2021年度の上場企業が設定した自社株買いが前年度比7割増の約8兆円。
リーマン以降の最高が2019年度の7.8兆円。
「成長投資の機会を見つけられないまま、市場からの圧力で自社株買いを増やしている」。
そういう解釈でした。
しかし、これは正しい姿なのでしょうか。
成長のための投資資金の調達こそ上場の意味。
決して自社株買いのために上場している訳ではないでしょう。
あるいは自社株買いが最大の投資策であるならば、現在の事業の未来に明るさはなさそうです。
それでも市場の圧力に勝てない発行体。
毅然として「成長のために投資をはかる」という企業にエールを贈りたいものです。
加えて「市場はしばしば間違える」という言葉も。
東証の時価総額は今年2月時点で6.1兆ドル。
米国のニューヨーク証取が26.1兆ドル。
NASDAQがナスダックの21.6兆ドル。
中国の上海証取が7.8兆ドル。
欧州のユーロネクストが6.7兆ドル
世界で第5位。
曖昧模糊とした「経過措置」なんて言っているとさらに置いて行かれそうです。
相場の勝者は職人。
相場に関係する人も職人。
あの頑なさこそが相場人気質に思えてなりません。
職人とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のこと。
その技術は職人芸とも呼ばれます。
「相場師」という言葉はあるが「相場家」という言葉はありません。
しかし相場だって熟練した技術の結晶。
「自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質」。
聞こえは良いですし、多少はそんな面もあるでしょう。
「プライドが高い」。
「お世辞を嫌う」。
「仕事はできて当たり前と捉えていることが多い」。
「気難しい」
「自分の仕事を評価して欲しくない」。
「自他ともに厳しい」。
「根気強い」。
まあ、そんなに立派なものでもいでしょうが、少しは近いかも知れません。
特に一昔前の罫線系の人たちにはこういうストイックな気質が感じられた気がします。
今はチャラさに隠れてしまったようにも思えます。
まあ、相場は森羅万象を相手にしているのですから三国志に登場する諸葛孔明のようなものなのかも知れません。
先日、あるところで見かけた鉄人料理人道場六三郎さんの「料理人心得」。
↓
〇利れる包丁
包丁が利れると楽しい
研ぐことが日課
〇調った味
食材の本性を見極めて
〇姿
すっきり盛り付け
美的センスを磨こう、食べやすいように
〇魚の目利き
刺身は日本料理の華
〇旬と少々造り
一番美味くて沢山採れる時
〇新しき発見、客の感動を
可もなく不可もなくは客離れの本
〇冷たき物は冷し、暖かきものは熱し
湯気が御馳走
〇整理整頓
御挨拶、明るく元気で
出したら納う
こみは拾う
開けたら閉める
こぼしたらふく
〇全てに想いやり、感謝
「切れる相場観、ハーモニーのある相場、見栄えと美しさ、銘柄の目利きが華に
旬の銘柄は少しだけ、新しい発見・投資家の感動を、下げたものは下落・上げたものは上昇」。
こう言いかえると相場に繋がってくるものがある。
だから「材料の整理整頓、相場に想いやり・感謝」が必要となってくる。
加えれば・・・。
「上り有り、下り有、富士の山」。
↓
「上り有り、下り有、相場の山」です。
先日業界の新人さんに伝えた言葉は「三つのげん」。
↓
(1)原理
(2)原則
これを忘れないこと。
そして「変だな」と思ったら
(3)原典にあたる
これが相場の新人の心得と。
以下、今朝の場況。
↓
「続伸」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
「成長性が高く、相対的に景気の影響を受けにくいハイテク株に値ごろ感からの買い」との解釈。
S&Pグロース指数は1.7%高、バリュー指数は0.1%安。
「期初に新規の投資資金が流入するとの期待も相場を支えた」との声もある。。
セールスフォース・ドットコムが3%高。
アップルやマイクロソフトは2%高。
ネットフリックスは5%高。
メタプラットフォームズが4%高。
テスラのイーロン・マスクCEO氏が株式を大量取得したツイッターが27%高。
もっとも基調は乱高下。
NYダウは一時200ドル下落して103ドル高。
2月の製造業新規受注は前月比0.5%減。
市場予想と一致した。
1月は1.5%増と当初発表の1.4%増からやや上方修正。
10年国債利回りは2.393%。
2年国債利回りは2.418%。
ドルは3日続伸。
ドル円は122円台後半。
WTI原油5月物は4.01ドル(4%)高の103.28ドル。
SKEW指数は140.73→145.51→146.8。
恐怖と欲望指数は45→48。
JPモルガンのジェイミー・ダイモン(CEO)の株主への年次書簡。
同行がロシアへのエクスポージャーで約10億ドルの損失を被る可能性がある。
週明けのNYダウは103ドル(0.30%)高の34921ドルと続伸。
高値34940ドル、安値34615ドル。
サイコロ8勝4敗。
NASDAQは271ポイント(1.90%)高の14532ポイントと続伸。
高値14534ポイント、安値14286ポイント。
サイコロ7勝3敗。
S&P500は36ポイント(0.81%)高の4582ポイントと続伸。
高値4583ポイント、安値4539ポイント。
サイコロ8勝4敗。
ダウ輸送株指数は10ポイント(0.07%)安の15500ポイントと4日ぶりに反発。
SOX指数は1.73%高の3424ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は18.49。
3市場の売買高は110億株(前日は114.5億株、直近20日平均135億株)。
225先物CME円建ては大証日中比21円高の280005円。
ドル建ては大証日中比250円高の28040円。
ドル円は122.76円。
10年国債利回りは2.393%。
2年国債利回りは2.418%。
「アノマリー的には変化日」
週明けの日経平均は寄り付き20円高。
終値は70円(△0.25%)高の27736円と4日ぶりに反発。
日足は3日連続陽線。
TOPIXは9.36(△0.48%)ポイント高の1954ポイントと4日ぶり反発。
プライム市場指数は基準値1000に対して1004。
プライム市場の売買代金は2兆1974億円。
値上がり1227銘柄。
値下がり545銘柄。
新高値86銘柄。
新安値11銘柄。
日経平均の騰落レシオは108.91(前日108.29)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(26671円)からは△3.99%(前日△3.93%)。
12日連続で上回った。
横這い75日線は27450円。
2日ぶりに上回った。
下向きの200日線(28243円)からは▲1.79%(前日▲2.06%)。
56日連続で下回った。
下向きの5日線は27900円。
4日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.594%(前日▲13.234%)。
買い方▲8.574 (前日▲9.490%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.920%(前日▲10.865%)。
買い方▲23.093% (前日▲25.395%)。
空売り比率は42.5%(前日45.1%。6日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は6.8%(前日8.6%)。
日経VIは18.72(前日21.27)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.30倍(前日13.28倍)。
11日連続で13倍台。
前期基準では17.28倍。
EPSは2085円(前日2083円)。
225のPBRは1.23倍。
BPSは22549円(前日22492円)
日経平均の益回りは7.52%。
10年国債利回りは0.210%。
プライム市場の予想PERは14.41倍。
前期基準では18.95倍。
PBRは1.24倍。
最後の東証1部単純平均株価は1円安の2266円。
プライム市場の単純平均は2497円。
プライム市場の売買単価は2166円。
プライム市場の時価総額は710兆円。
ドル建て日経平均は225.96(前日226.23)。
週明けのシカゴ225先物円建て終値は大証日中比210円高の280005円。
高値28030円、安値2755円。
大証先物夜間取引終値は日中比160円高の2750円。
気学では「前日の足取りに反して動くこと多し」。
水曜は「後場に高き日なれど、吹き値売り方針良し」。
木曜は「前後場逆行して動く日」。
金曜は「上寄りしたら売り方針の日。逆なら見送れ」。
ボリンジャーのプラス1σは28937円。
マイナス1σが27241円。
マイナス2σが26393円。
アノマリー的には「変化日」
《今日のポイント4月5日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
「期初に新規の投資資金が流入するとの期待も相場を支えた」との声。
10年国債利回りは2.393%。
2年国債利回りは2.418%。
ドル円は122円台後半。
SKEW指数は140.73→145.51→146.8。
恐怖と欲望指数は45→48。
(2)ダウ輸送株指数は10ポイント(0.07%)安の15500ポイントと4日ぶりに反発。
SOX指数は1.73%高の3424ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は18.49。
3市場の売買高は110億株(前日は114.5億株、直近20日平均135億株)。
225先物CME円建ては大証日中比21円高の280005円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆1974億円。
値上がり1227銘柄。
値下がり545銘柄。
新高値86銘柄。
新安値11銘柄。
日経平均の騰落レシオは108.91(前日108.29)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
(4)上向きの25日線(26671円)からは△3.99%(前日△3.93%)。
12日連続で上回った。
横這いの75日線は27450円。
2日ぶりに上回った。
下向きの200日線(28243円)からは▲1.79%(前日▲2.06%)。
56日連続で下回った。
下向きの5日線は27900円。
4日連続で下回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.594%(前日▲13.234%)。
買い方▲8.574 (前日▲9.490%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.920%(前日▲10.865%)。
買い方▲23.093% (前日▲25.395%)。
(6)空売り比率は42.5%(前日45.1%。6日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は6.8%(前日8.6%)。
日経VIは18.72(前日21.27)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.30倍(前日13.28倍)。
EPSは2085円(前日2083円)。
225のPBRは1.23倍。
BPSは22549円(前日22492円)
日経平均の益回りは7.52%。
10年国債利回りは0.210%。
(8)最後の東証1部単純平均株価は1円安の2266円。
プライム市場の単純平均は2497円。
プライム市場の時価総額は710兆円。
ドル建て日経平均は225.96(前日226.23)。
(9)ボリンジャーのプラス1σは28937円。
マイナス1σが27241円。
マイナス2σが26393円。
アノマリー的には「変化日」
今年の曜日別勝敗(4月4日まで)
↓
月曜6勝5敗
火曜7勝6敗
水曜7勝5敗
木曜6勝7敗
金曜6勝7敗
(櫻井)。