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2022.03.29 櫻井 英明
7年ぶりに復活
相場はその都度常に生まれ変わる存在。
上でも下でも生まれ変わるように思えます。
だから輪廻転生。
生まれ変わるのですからデータだけで分析すると間違いなく遅れます。
テーマもコロコロ変わります。
でも市場は意外と幼稚だから一つのテーマしか考えられないもの。
今日の値動きの中に明日の芽があります。
だから体でそれを感じることが重要なのでしょう。
時の進行とともに権利配当落ちが近づいてきました。
12日の日経朝刊では「配当増額、4社に1社」の見出し。
今期の配当予想を期初の計画から引き上げた企業は25%。
過去最高益だった18年3月の同時期よりも多くなりました。
電気・化学・海運などが配当上方修正の主役だ。
配当総額は約13兆円。
個人株主が17%とすると2兆円が配当される計算。
「配当の貴族」の資金が向くのが消費なのか再投資なのか興味深いところです。
先週火曜に空売り比率は39.9%(前日42.1%。44日ぶりに40%割れ)。
44日ぶりに40%以下になりました。
直近ピークは3月11日の51.1%
その前が1月27日の52.9%。
3月9日の安値が24681円でボトムでした。
考えておきたいのは空売り比率の遅行性。
40日以上も40%を超えてようやく30%台に戻りました。
しかしそれ以前に株価は既に上昇していたというのが事実。
50%を超えた時点が目先の底でした。
先日も40%超の状態での6日続伸。
株価は既に1600円ほど上昇していました。
これは移動平均にも言えます。
移動平均が上向いたら株価が上がるのではなく、株価が上がったから移動平均が上向く。
これが事実。
言葉のレトリックに騙されそうになりますが、論理的に考えることが必要です。
チャートやデータは皆が見ているのが前提。
みんなが知っているというのが重要。
なぜなら、皆が知らないと通じないから。
独善はダメ。
孤高もダメ。
みんなが知っている知識の範囲内で物事を語らなければそれこそ狷介になってしまいます。
野村キャラバン隊(日経朝刊スクランブル)の話。
海外投資家に日本株を売り込む大規模マーケッティング。
野村は7年ぶりに実施するそうです。
背景は「リモートの定着で直接対話の機会が減少」。
画面を見て仕事をした気になっているなということ。
欧米の経済再開ならばキャラバン隊復活です。
「世界の投資家のリスク配分が大きく変わるときに海外勢が日本をスルーしている状況は放置して言い訳がない」。
ブロックトレードでの相場操縦などよりもはるかに立派な姿勢。
因みに、野村がキャラバン隊を結成・派遣したのは80年代に1回。
2005年9月。
2008年と2015年。
7年ぶりの復活です。
以下は今朝の場況。
↓
「主要3指数そろって上昇」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
NYダウは午前は売りが先行。
昼ごろに309ドル安まで下げた場面があった。
S&P500は一時0.6%下落する場面もあったが持ち直してプラス圏で引けた。
テスラが株式の分割を巡り承認を要請すると表明。
株価は8.03%急伸。
一般消費財指数を押し上げた。
一方、エネルギー指数は2.56%下落。
エクソンモービルは2.81%安、シェブロンは1.75%安。
2月の財(モノ)の貿易収支は赤字額が前月比0.9%減の1066億ドル。
輸出が1.2%増の1572億ドルに膨らんだことが赤字額縮小につながった。
1月の財の貿易赤字額は過去最高。
10年国債利回りは2.465%。
一時2.55%と19年4月以来の高水準まで上昇。
2年国債利回りは2.336%。
一時19年4月中旬以来の高水準まで上昇した。
5年債と30年債の利回り差は一時マイナスとなり06年2月以降で初めてゼロを下回った。
ドル円は1ドル=123円台後半。
最大2.5%上昇し2015年8月以来の高値を付けた。
また1日としては20年3月以来の高い伸びを記録した。
円は3月に7%超下落。
月間および四半期ベースで16年以来最大の下げ。
WTI原油5月物は前週末比7.94ドル(6.97%)安の1バレル=105.96ドル。
ビットコインは2.53%高の4万8050. 90ドル。
年初来高値を更新した。
SKEW指数は138.39→140.26→138.87。
恐怖と欲望指数は46→49。
週明けのNYダウは94ドル(0.27%)高の34955ドルと3日続伸。
高値34957ドル、安値34552ドル。
NASDAQは185ポイント(1.31%)高の14354ポイントと反発。
高値14356ポイント、安値14101ポイント。
S&P500は32ポイント(0.71%)高の4575ポイントと3日続伸。
高値4546ポイント、安値4501ポイント。
ダウ輸送株指数は96ポイント(0.59%)高の16482ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.62%高の3547ポイントと反発。
VIX指数は19.63。
3市場の売買高は112.3億株(前日は119.2億株、直近20日平均140.9億株)。
225先物CME円建ては大証日中比360円高の28010円。
ドル建ては大証日中比410円高の28060円。
ドル円は123.91円。
10年国債利回りは2.465%。
2年国債利回りは2.336%。
「月内受け渡し最終日」
週明けの日経平均は寄り付き65円安。
終値は205円(▲0.73%)安の27943円と10日ぶりに反落。
日足は2日連続で陰線。
TOPIXは0.41ポイント安の1973ポイントと続落。
東証マザーズ指数は3.76%安と続落。
日経ジャスダック平均は0.43%安と10日ぶりに反落。
東証1部の売買代金は2兆5820億円(前日3兆581億円)。
値上がり795銘柄(前日1007銘柄)。
値下がり1275銘柄(前日1068銘柄)。
新高値35銘柄(前日61銘柄)。
新安値3銘柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは100.45(前日98.37)。
NTレシオは14.15倍(前日14.21倍)。
8日連続で14倍台。
サイコロは10勝2敗で83.33%。
上向きの25日線(26408円)からは△5.82%(前日△6.71%)。
7日連続で上回った。
横這いの75日線は27489円。
4日連続で上回った。
下向きの200日線(28269円)からは▲1.15%(前日▲0.44%)。
51日連続で下回った。
上向きの5日線は27893円。
10日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.629%(前日▲13.834%)。
買い方▲6.737% (前日▲8.628%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.976%(前日▲8.976%)。
買い方▲29.134% (前日▲27.392%)。
空売り比率は45.9%(前日44.0%。3日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.8%(前日9.5%)。
日経VIは25.03(前日24.57)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.45倍(前日13.58倍)。
7日連続で13倍台。
前期基準では17.49倍。
EPSは2077円(前日2072円)。
225のPBRは1.25倍。
BPSは22355円(前日22519円)
日経平均の益回りは7.43%。
10年国債利回りは0.250%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.54倍。
前期基準では19.18倍。
PBRは1.25倍。
東証1部単純平均株価は15円安の2293円。
東証1部売買単価は2325円(前日2576円)。
東証1部時価総額は725兆円(前日728兆円)。
ドル建て日経平均は226.91(前日231.17)。
週明けのシカゴ225先物円建て終値は大証日中比360円高の28010円。
高値28045円、安値27570円。
大証先物夜間取引終値は日中比310円高の27960円。
3月権利配当分約237円程度が逆ザヤ。
気学では「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
水曜は「上寄りすると下押し、安寄りすると反発する日」。
木曜は「目先のポイントを作る日」。
金曜は「前日来高き日は売り方針」。
ボリンジャーのプラス1σは27406円。
プラス2σが28405円。
プラス3σが29404円。
権利付き最終日。
そして新東証スタートへの序章の週。
アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
《今日のポイント3月29日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
10年国債利回りは2.465%。
2年国債利回りは2.336%。
ドル円は1ドル=123円台後半。
最大2.5%上昇し2015年8月以来の高値を付けた。
円は3月に7%超下落。
SKEW指数は138.39→140.26→138.87。
恐怖と欲望指数は46→49。
(2)ダウ輸送株指数は96ポイント(0.59%)高の16482ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.62%高の3547ポイントと反発。
VIX指数は19.63。
3市場の売買高は112.3億株(前日は119.2億株、直近20日平均140.9億株)。
225先物CME円建ては大証日中比360円高の28010円。
(3)東証1部の売買代金は2兆5820億円(前日3兆581億円)。
新高値35銘柄(前日61銘柄)。
新安値3銘柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは100.45(前日98.37)。
NTレシオは14.15倍(前日14.21倍)。
8日連続で14倍台。
サイコロは10勝2敗で83.33%。
(4)上向きの25日線(26408円)からは△5.82%(前日△6.71%)。
7日連続で上回った。
横這いの75日線は27489円。
4日連続で上回った。
下向きの200日線(28269円)からは▲1.15%(前日▲0.44%)。
51日連続で下回った。
上向きの5日線は27893円。
10日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.629%(前日▲13.834%)。
買い方▲6.737% (前日▲8.628%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.976%(前日▲8.976%)。
買い方▲29.134% (前日▲27.392%)。
(6)空売り比率は45.9%(前日44.0%。3日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.8%(前日9.5%)。
日経VIは25.03(前日24.57)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.45倍(前日13.58倍)。
EPSは2077円(前日2072円)。
225のPBRは1.25倍。
BPSは22355円(前日22519円)
日経平均の益回りは7.43%。
10年国債利回りは0.250%。
(8)東証1部単純平均株価は15円安の2293円。
東証1部時価総額は725兆円(前日728兆円)。
ドル建て日経平均は226.91(前日231.17)。
(9)ボリンジャーのプラス1σは27406円。
プラス2σが28405円。
プラス3σが29404円。
権利付き最終日。
そして新東証スタートへの序章の週。
アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
今年の曜日別勝敗(3月28日まで)
↓
月曜5勝5敗
火曜6勝6敗
水曜7勝4敗
木曜6勝6敗
金曜6勝6敗
(櫻井)。