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2022.07.06 鈴木 一之
エコノミストの出番がやってきた!
久しぶりに小池百合子・東京都知事のお顔をテレビでお見かけしました。
6月27日(月)に関東地方の気温が35度を超える「猛暑日」を記録して、電力需給がひっ迫するために、経済産業省が東電管内に「電力需給ひっ迫注意報」を発令したことで、東京都知事が記者会見に臨んだためです。
以前はコロナウイルスの感染が日本中で疾風怒涛の広がりを見せて、東京都も新規の感染者が連日のように1万人を超えていた頃でした。マスクを付けた小池都知事が状況を説明するために、毎日のように記者の質問に答えていて、その姿をテレビで見ていたものです。
コロナ禍が少し収まったためか、しばらくお姿を拝見していませんでしたが、今また日本は「電力危機」の渦中にあります。「危機の女王」小池都知事の出番がまた増えそうです。本当に政治家は心身ともにタフでないと務まりません。
電力危機と合わせてコロナウイルスの再拡大も始まったようです。物価上昇も危機的なレベルに達しています。どうしてこれほどまで「危機」が頻発するようになったのでしょう。
崎陽軒の「シウマイ弁当」はステルス値上げを決してしません。内容を減らすことなど一切せずに、堂々と値上げを行います。7年ほど前のシウマイ弁当は1個550円でした。それが今は860円です。ステルス値上げでごまかしている会社は、本当の勝者にはなれないそうです。
ワクチンの時もそうでしたが、この物価高は年金暮らしの高齢の方や一人暮らしの学生さんにはたまらない仕打ちとなっています。仕方なしに生活防衛に走ります。神戸物産の株価がしっかりした値動きです。
インフレ時代も買い控えが横行しそうです。デフレ時代とほとんど何も変わりません。秋になるとビールや缶チューハイが値上げされる予定なので、今度は買い置きの箱買いが広がりそうです。5000円のボジョレー・ヌーボーは店頭のボトルをちらりと眺めるだけでしょうね。
年末のクリスマスシーズンには任天堂の「スイッチ」も、ソニーの「プレステ5」も品薄で手に入らないとか。転売が横行しそうです。景気がよくて物価が上がるのならまだしも、買い控えで景気は下向きの動きを強めてしまいそうです。
ここは皆で知恵を出し合って、なんとかしのぎ切らなくてはなりません。こういう時こそ、エコノミストの出番です。
(スズカズ)