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2024.08.20 櫻井 英明

火の鳥

「火の鳥」は手塚治虫の代表的作品。
舞台は古代からはるか未来まで。
場所は地球や宇宙。
「生命の本質・人間の業が、壮大なスケールで描かれている」と評価されています。
過去・未来・過去・未来と交互に描かれた「円環構造」。
「未来編」のラストは「黎明編」に回帰する構成。
それこそ「壮大」です。
ところで。
相場の「火の鳥」はどいう思いで相場を感じているのでしょうか。
火の鳥が存在しているように「相場は繰り返す」ならば、そんなに難しく考えることもないかも知れません。

「夏どろ」

昔の夏は戸締りが不用心。
こそ泥は、かき入れ時、商売時。
夜中に、まぬけなこそ泥が長屋の汚い家に忍び込む。
中で寝ていた男に金を出せと脅す。

男「なんだ、泥棒か。それじゃ安心だ。
金っ気なんかさらさらありゃしねえよ」と、一向に動じない。
あいくちで脅すと、「さあ殺せ」という。
男は大工で道具箱を質に入れてしまって仕事に出られず
「生きていてもしょうがないから殺してくれ」という。

泥棒 「いくらで預けたんだ?」、
男「2円だ」、
泥棒「この野郎、男のくせして情けねえこと言うな。
2円ぐれえの金はどこへ行ったって融通がつくじゃねえか。
融通つけて早く仕事に行け」
男「びた一文、融通がつかねえから、おれは死にたいと思ってるんだ。
さあ、殺せ!殺せ!」

泥棒「おい、よせ、よせよ。大きな声だしやがって。
近所のやつが来るじゃねえか。
じゃあ、2円やるから道具箱出して仕事に行け」。
大した泥棒じゃないと見破った男は
利息が3円ついているといいまた金をせびる。
そして、着物の質料3円、食い物代も1円せしめる。

あげくの果てに家賃が5つ分溜まっていて払えないから殺してくれという始末。
仕方なく泥棒は残りの持ち金の11円まで男に巻き上げられてしまう。

すっからかんになった泥棒が帰ろうとすると男が呼び止める。
泥棒 「ふざけんな、この野郎。まだなんか用か」
男 「すまねえ、季節の変り目にまた来てくんねえ」

こんな間抜けで明るい材料が季節ごとにやってきてくれれば・・・。
そして悪材料だけを季節の変わり目に勝手に盗んでくれれば・・・。
株式相場はもっと儲けやすくなる。

以下は今朝の場況。

「恐怖と欲望指数は35→41」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
NYダウは5日続伸。
7月17日以来の高値水準。
ただ上値は重かった。
ナスダック総合株価指数は昨年12月以来の8日続伸。
7月23日以来の高値水準。
S&P500は昨年10-11月以来の8日続伸。
7月16日以来の高値水準。
エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットなどが上昇。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズは4.5%高。
FOMCでの0.25%利下げ確率は約78%。
0,5%利下げの可能性は23%。
1週間前の50%から低下した。
2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.20%。
10年国債利回りは3.874%。
5年国債利回りは3.762%。
2年国債利回りは4.072%。
ドルは7カ月ぶりの安値水準に下落。
円は1週間超ぶりの高値水準。
ドル円は146円台半ば。
WTI原油先物9月限は2.28ドル(2.97%)安の1バレル=74.37ドル。
ビットコインは0.44%安の5万9034ドル。
SKEW指数は143.56→142.55→141.50。
恐怖と欲望指数は35→41。
(昨年10月5日が20)。

週明けのNYダウは236ドル(0.58%)高の40896ドルと5日続伸。
高値40907ドル、安値40670ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは128,13(前日122.02)。
NASDAQは245ポイント(1.38%)高の17876ポイントと8日続伸。
高値17877ポイント、安値17585ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは96.70(前日94.62)。
S&P500は54ポイント(0.97%)高の5608ポイントと8日続伸。
高値5605ポイント、安値5550ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは120.89%(前日115.52%)。
週明けのダウ輸送株指数は139ポイント(0.88%)高の15812ポイントと5日続伸。
SOX指数は96ポイント(1.86%)高の5266ポイントと反発。
VIX指数は14.65(前日14.80)。
NYSEの売買高は8.14億株(前日9.07億株)。
3市場の合算売買高は103億株(前日101.2億株、過去20日平均は122.4億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比650円高の37820円。
ドル建ては700円高の37870円。
ドル円は146.56円。
10年国債利回りは3.874%。
2年国債利回りは4.072%。

「8月SQ値35661円、半値戻しは36841円」

週明けの日経平均は寄り付き199円安。
終値は674円(▲1.77%)安の37388円と6日ぶりに反落。
高値38125円。
安値37318円。
日足は3日ぶりに陰線。
8月SQ値35661円に対して5勝1敗。
半値戻しの36841円は上抜けている。
日経平均は11日連続で一目均衡の雲の下。
上限は40565円。
雲の下限は39988円。
16日は36885円→37304円にマド。
TOPIXは37.46ポイント(▲1.40%)安の2641ポイントと7日ぶりに反落。
25日線(2680ポイント)を17日連続で下回った。
5日ぶりに日足陰線。
16日は2618→2642にマド。
TOPIXコア30指数は6日ぶりに反落。
プライム市場指数は19.29ポイント(▲1.40%)安の1359.35ポイントと6日ぶりに反落。
東証グロース250指数は2.92ポイント(△2.92%)高の612.03と続伸。
25日移動平均線からの乖離は▲1.27%(前日▲2.01%)。
プライム市場の売買代金は4兆1614億円(前日4兆9975億円)。
売買高は17.17億株(前日18.77億株)。
値上がり252銘柄(前日1535銘柄)。
値下がり1373銘柄(前日90銘柄)。
新高値28銘柄(前日38銘柄)。
新安値2銘柄(前日3銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは96.84(前日107.02)。
東証グロース市場の騰落レシオは98.67(前日101.35)。
NTレシオは14.16倍(前日14.21倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は9勝3敗で75.00%。
下向きの25日線(37748円)から▲0.95%(前日△0.32%)。
2日ぶりに下回った。
下向きの75日線は38655円。
12日連続で下った。
上向きの200日線(37051円)からは△0.91%(前日△2.82%)。
2日連続で上回った。
上向きの5日線は36970円。
8日連続で上回った。
13週線は38491円。
26週線は38744円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.118%(前日▲16.494%)。
買い方▲9.561%(前日▲8.620%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.999%(前日▲4.108%)。
買い方▲23.562%(前日▲24.701%)。
空売り比率は40.2%(前日41.7%、8日連続で40%超)。
6月17日が45.9%だった。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は10.9%(前日9.7%)。
昨年8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、昨年6月9日が16.1%。
日経VIは29.52(前日26.54、高値31.05)。
日経平均採用銘柄のPERは15.41倍(前日15.64倍)。
前期基準では15.81倍。
EPSは2426円(前日2433円)。
直近ボトムは9月28日2056円。
直近ピークは8月13日2439円、7月11日2401円、3月4日2387円。
225のPBRは1.35倍(前日1.37倍)。
BPSは27695円(前日27782円)。
日経平均の予想益回りは6.49%。
予想配当り利回りは1.99%。
指数ベースではPERは20.13倍(前日20.50倍)。
EPSは1857円(前日1856円)。
PBRは1.86倍(前日1.89倍)。
BPSは20101円(前日20138円)。
10年国債利回りは0.885%(前日0.870%)。
プライム市場の予想PERは15.26倍。
前期基準では15.66倍。
PBRは1.29倍。
プライム市場の予想益回りは6.55%。
配当利回り加重平均は2.45%。
プライム市場の単純平均は37円安の2787円(前日は2824円)。
プライム市場の売買単価は2422円(前日2661円)。
プライム市場の時価総額は919兆円(前日932兆円)。
ドル建て日経平均は257.48(前日255.49)と5日続伸。
週明けのシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比650円高の37820円。
高値38105円、安値37145円。
大証夜間取引終値は日中比630円高の37800円。
気学では火曜は「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引きせよ」。
水曜は「後場高の日。押し目買い方針で進め」。
木曜は「人気に逆行して動く日」。
金曜は「変化注意日。後場の足取りに注意肝要」。
ボリンジャーのマイナス1σが35389円。
プラス1σが40107円。
週足のマイナス1σが369787円。
プラス1σが40194円。
アノマリー的には「変化日」。
今月の満月は「ブルームーン、スタージョンムーン」。

《今日のポイント8月20日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
   10年国債利回りは3.874%。
   5年国債利回りは3.762%。
   2年国債利回りは4.072%。
   ドル円は146円台半ば。
   SKEW指数は143.56→142.55→141.50。
   恐怖と欲望指数は35→41
   (昨年10月5日が20)。

(2)週明けのダウ輸送株指数は139ポイント(0.88%)高の15812ポイントと5日続伸。
   SOX指数は96ポイント(1.86%)高の5266ポイントと反発。
   VIX指数は14.65(前日14.80)。
   NYSEの売買高は8.14億株(前日9.07億株)。
   3市場の合算売買高は103億株(前日101.2億株、過去20日平均は122.4億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比650円高の37820円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆1614億円(前日4兆9975億円)。
   売買高は17.17億株(前日18.77億株)。
   値上がり252銘柄(前日1535銘柄)。
   値下がり1373銘柄(前日90銘柄)。
   新高値28銘柄(前日38銘柄)。
   新安値2銘柄(前日3銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは96.84(前日107.02)。
   東証グロース市場の騰落レシオは98.67(前日101.35)。
   NTレシオは14.16倍(前日14.21倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)下向きの25日線(37748円)から▲0.95%(前日△0.32%)。
   2日ぶりに下回った。
   下向きの75日線は38655円。
   12日連続で下った。
   上向きの200日線(37051円)からは△0.91%(前日△2.82%)。
   2日連続で上回った。
   上向きの5日線は36970円。
   8日連続で上回った。
   13週線は38491円。
   26週線は38744円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.118%(前日▲16.494%)。
   買い方▲9.561%(前日▲8.620%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.999%(前日▲4.108%)。
   買い方▲23.562%(前日▲24.701%)。

(6)空売り比率は40.2%(前日41.7%、8日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は10.9%(前日9.7%)。
   日経VIは29.52(前日26.54、高値31.05)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.41倍(前日15.64倍)。
   前期基準では15.81倍。
   EPSは2426円(前日2433円)。
   直近ボトムは9月28日2056円。
   直近ピークは8月13日2439円、7月11日2401円、3月4日2387円。
   225のPBRは1.35倍(前日1.37倍)。
   BPSは27695円(前日27782円)。
   日経平均の予想益回りは6.49%。
   予想配当り利回りは1.99%。
   指数ベースではPERは20.13倍(前日20.50倍)。
   EPSは1857円(前日1856円)。
   PBRは1.86倍(前日1.89倍)。
   BPSは20101円(前日20138円)。
   10年国債利回りは0.885%(前日0.870%)。

(8)プライム市場の単純平均は37円安の2787円(前日は2824円)。
   プライム市場の時価総額は919兆円(前日932兆円)。
   ドル建て日経平均は257.48(前日255.49)と5日続伸。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが35389円。
   プラス1σが40107円。
   週足のマイナス1σが369787円。
   プラス1σが40194円。
   アノマリー的には「変化日」。
   今月の満月は「ブルームーン、スタージョンムーン」。

今年の曜日別勝敗(8月19日まで)

月曜16勝11敗
火曜20勝12敗
水曜12勝19敗
木曜16勝17敗
金曜18勝13敗
(櫻井)。