Blog

ブログ

2024.07.09 櫻井 英明

出涸らし

アメリカの経済指標を見なければ動けないという人は多い。
あたかもFX業者に洗脳されたかのような思考法に映ります。
もちろん経済指標ですから無視はしません。
しかし発表を切望している訳でもなく通過すれば翌週の後場にはほぼ話題にならない存在。
NY株だって金利上昇、景気悪化でも上昇してきました。
経済指標を無視すると、専門家は喋る材料が少なくなります。
経済指標に頼るか、罫線に頼るかの二者択一みたいな変な世界。
「雇用統計を見極めたい」なんて言葉は全く意味をなさないと思うのですが・・・。
なかなか払拭されません。

米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比20万6000人増。
「健全な伸び」との解釈。
しかし5月分は27万2000人増から21万8000人増に下方修正。
4月分は16万5000人増から10万8000人増に下方修正。
結局2か月分で雇用者数は計11万1000人減少しました。
これだけ誤差の多い数字で騒ぐ市場の方が間違っているように思えます。
そもそも調査自体が郵送ということを市場は理解しているのかどうかも疑問。
それでも市場は雇用統計を待ち「見極めたい」という声ばかり。
そんなことに気を使うのは無駄。
前日の東京で国債利回りが下落したのですから、事前に「雇用統計悪化」くらいの推論は可能だと思います。

「気を抜くな。
君もいつかは古くなる。
常に自分を疑い続け
時代の先を歩む
立派な出涸らしになってくれたまえ」。
「虎と翼」の穂高教授の言葉。
「雨だれの一滴」「理想のために虎視眈々」というのもありました。
結構しみた言葉になりました。

以下は今朝の場況。

「フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.9%高」

週明けのNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
S&P500とナスダック総合は過去最高値を更新。
ナスダックの最高値更新は5営業日連続、S&Pは4営業日連続。
エヌビディアが2%、インテルが6%超、AMDが4%上昇。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.9%高。
「利下げを先送りし過ぎれば労働市場に打撃が生じ、景気後退に陥りかねない」。
市場からは要望の声が出ている。
パラマウント・グローバルは5.3%安。
同社と映画製作会社スカイダンス・メディアは合併で合意したと発表した。
6月のNY連銀消費者調査で1年先と5年先のインフレ期待が緩和した。
1年先のインフレ期待は3.0%と5月の3.2%から低下。
3年先のインフレ期待は5月の2.8%から2.9%に上昇。
ただ5年先のインフレ期待は2.8%と5月の3.0%から低下した。
サンフランシスコ地区連銀調査。
失業率の上昇を回避するために必要な新規雇用者数が月間23万人程度に増加した可能性があると指摘。
背景は移民の増加と労働参加率の上昇による一時的なもの。
いずれは新規雇用者数が月間7万─9万人に戻る可能性が高いと指摘。
10年国債利回りは4.280%。
5年国債利回りは4.241%。
2年国債利回りは4.634%。
9月FOMCで最初の利下げが行われる確率は76%。
追加利下げが12月までに行われる見通し。
ドル円は160円台後半。
WTI原油先物8月限は0.83ドル(1.0%)安の82.33ドル
ビットコインは0.08%安の5万6312ドル。
SKEW指数は148.83→150.20→148.53。
恐怖と欲望指数は53→53。
(昨年10月5日が20)。

週明けのNYダウは31ドル(0.08%)安の39344ドルと反落。
高値39654ドル、安値39278ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは124.32(前日129.14)。
NASDAQは50ポイント(0.28%)高の18403ポイントと5日続伸。
高値18416ポイント、安値18342ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは92.85(前日93.16)。
S&P500は5ポイント(0.10%)高の5572ポイントと5日続伸。
高値5583ポイント、安値5562ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは101.69%(前日104.41%)。
ダウ輸送株指数は120ポイント(0.78%)安の15158ポイントと続落。
SOX指数は108ポイント(1.92%)高の5765ポイントと6日続伸。
VIX指数は12.37(前日12.48)。
NYSEの売買高は8.83億株(前日9.45億株)。
3市場の合算売買高は101億株(前日97.3億株、過去20日平均は116億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中60円高の40910円。
ドル建ては105円高の40955円。
ドル円は160.81円。
10年国債利回りは4.280%。
2年国債利回りは4.634%。

「日経平均採用銘柄のEPSは2375円」

週明けの日経平均は寄り付き49円安。
終値は131円(▲0.32)安の40780円と続落。
高値41112円。
安値40780円。
日足は2日連続で陰線。
日経平均は9日連続で一目均衡の雲の上。
雲の下限は38449円。
上限は38436円。
3日は40113円→40172円にマド。
TOPIXは16.57ポイント(▲0.57%)安の2867ポイントと続落。
25日線(2782ポイント)を9日連続で上回った。
2日連続で日足陰線。
4日は2875ポイント→2879ポイントにマド
TOPIXコア30指数は続落。
プライム市場指数は8.56ポイント(▲0.58%)安の1475.95と続落。
東証スタンダード指数は続落。
東証グロース250指数は1.48イント(△0.23%)高の658.93と4日続伸。
25日移動平均線からの乖離は△2.83%(前日△2.87%)。
プライム市場の売買代金は3兆9025億円(前日4兆289億円)。
売買高は16.61億株(前日16.35億株)。
値上がり493銘柄(前日303銘柄)。
値下がり1098銘柄(前日1314銘柄)。
新高値47銘柄(前日102銘柄)。
9日ぶりに2ケタ。
新安値37銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは104.51前日110.26)。
東証グロース市場の騰落レシオは103.10(前日104.07)。
NTレシオは14.22倍(前日14.19倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは8勝4敗で66.66。
東証グロース市場指数は9勝3敗で75.00%。
上向きの25日線(39245円)から△3.91%(前日△4.44%)。
11日連続で上回った。
上向きの75日線は39031円。
10日連続で上回った。
上向きの200日線(36186円)からは△12.69%(前日△13.18%)。
313日連続で上回った。
上向きの5日線は40652円。
13日連続で上回った。
13週線は38827円。
26週線は38661円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.323%(前日▲19.101%)。
買い方▲5.177%(前日▲4.673%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲9.970%(前日▲9.650%)。
買い方▲20.697%(前日▲20.805)。
空売り比率は40.9%(前日38.4%、40%を挟んで7日ぶりに40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.3%(前日7.6%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは17.44(前日16.76)。
日経平均採用銘柄のPERは17.17倍(前日17.28倍)。
5日連続で17倍台。
前期基準では17.38倍。
EPSは2375円(前日2367円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.54倍(前日1.54倍)。
BPSは26566円(前日26566円)。
日経平均の予想益回りは5.82%。
予想配当り利回りは1.76%。
指数ベースではPERは22.76倍(前日22.83倍)。
EPSは1791円(前日1792円)。
PBRは2.11倍(前日2.12倍)。
BPSは19327円(前日19298円)。
10年国債利回りは1.085%(前日1.070%)。
プライム市場の予想PERは16.76倍。
前期基準では17.10倍。
PBRは1.44倍。
プライム市場の予想益回りは5.87%。
配当利回り加重平均は2.15%。
プライム市場の単純平均は7円安の2992円(前日は2999円)。
プライム市場の売買単価は2348円(前日2463円)。
プライム市場の時価総額は996兆円(前日1002兆円)。
ドル建て日経平均は254.02(前日254.78)と7日ぶりに反落。
週明けのシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比60円高の40910円。
高値41120円、安値40790円。
大証夜間取引終値は日中比100円高の40950円。
気学では「不時の高下を見せる日」。
水曜は「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
木曜は「転機を司る重要日。波動につくべし」。
金曜は「前後場足取りを異にして動くこと多し」。
ボリンジャーのプラス1σが40050円。
プラス2σが40854円。
プラス3σが41559円。
マイナス1σが38428円。
週足のプラス1σが39846円。
プラス2σが40670円。
プラス3σが41891円。
マイナス1σが37806円。
アノマリー的には「上げの特異日」。
水曜が「リーマンショック以降株安の日」。

《今日のポイント7月9日》

(1)週明けのNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
   ナスダック総合の最高値更新は5営業日連続、S&Pは4営業日連続。
   10年国債利回りは4.280%。
   5年国債利回りは4.241%。
   2年国債利回りは4.634%。
   9月FOMCで最初の利下げが行われる確率は76%。
   追加利下げが12月までに行われる見通し。
   ドル円は160円台後半。
   SKEW指数は148.83→150.20→148.53。
   恐怖と欲望指数は53→53。
   (昨年10月5日が20)。

(2)ダウ輸送株指数は120ポイント(0.78%)安の15158ポイントと続落。
   SOX指数は108ポイント(1.92%)高の5765ポイントと6日続伸。
   VIX指数は12.37(前日12.48)。
   NYSEの売買高は8.83億株(前日9.45億株)。
   3市場の合算売買高は101億株(前日97.3億株、過去20日平均は116億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中60円高の40910円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆9025億円(前日4兆289億円)。
   売買高は16.61億株(前日16.35億株)。
   値上がり493銘柄(前日303銘柄)。
   値下がり1098銘柄(前日1314銘柄)。
   新高値47銘柄(前日102銘柄)。
   9日ぶりに2ケタ。
   新安値37銘柄(前日16銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは104.51前日110.26)。
   東証グロース市場の騰落レシオは103.10(前日104.07)。
   NTレシオは14.22倍(前日14.19倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)上向きの25日線(39245円)から△3.91%(前日△4.44%)。
   11日連続で上回った。
   上向きの75日線は39031円。
   10日連続で上回った。
   上向きの200日線(36186円)からは△12.69%(前日△13.18%)。
   313日連続で上回った。
   上向きの5日線は40652円。
   13日連続で上回った。
   13週線は38827円。
   26週線は38661円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.323%(前日▲19.101%)。
   買い方▲5.177%(前日▲4.673%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲9.970%(前日▲9.650%)。
   買い方▲20.697%(前日▲20.805)。

(6)空売り比率は40.9%(前日38.4%、40%を挟んで7日ぶりに40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は6.3%(前日7.6%)。
   日経VIは17.44(前日16.76)。
   
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.17倍(前日17.28倍)。
   5日連続で17倍台。
   前期基準では17.38倍。
   EPSは2375円(前日2367円)。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
   225のPBRは1.54倍(前日1.54倍)。
   BPSは26566円(前日26566円)。
   日経平均の予想益回りは5.82%。
   予想配当り利回りは1.76%。
   指数ベースではPERは22.76倍(前日22.83倍)。
   EPSは1791円(前日1792円)。
   PBRは2.11倍(前日2.12倍)。
   BPSは19327円(前日19298円)。
   10年国債利回りは1.085%(前日1.070%)。

(8)プライム市場の単純平均は7円安の2992円(前日は2999円)。
   プライム市場の時価総額は996兆円(前日1002兆円)。
   ドル建て日経平均は254.02(前日254.78)と7日ぶりに反落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが40050円。
   プラス2σが40854円。
   プラス3σが41559円。
   マイナス1σが38428円。
   週足のプラス1σが39846円。
   プラス2σが40670円。
   プラス3σが41891円。
   マイナス1σが37806円。
   アノマリー的には「上げの特異日」。
   水曜が「リーマンショック以降株安の日」。

今年の曜日別勝敗(7月8日まで)

月曜15勝8敗
火曜15勝11敗
水曜8勝17敗
木曜14勝13敗
金曜16勝9敗
(櫻井)。