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2022.05.15 小川 真由美

屋外マスク

GWのあいだ、自然の中で久しぶりに屋外ノーマスクで過ごしていました。

都会では屋外の散歩であってもマスク着用。

思えば、外でこんなに自由に呼吸が出来るなんて久しぶり。

空気が美味しい、という言葉を改めて理解しました。

このところ、屋外マスクは必要か不要かの議論が浮上しています。

屋外で、ある程度の人との距離があって、会話をしないのであればマスクはしなくていいのでは?個人的には思います。

雨の日、傘を差していることですでにパーソナルペースは確保されているのにそれでも真面目にマスクをする日本人。一人で運転している車でもマスクをしている真面目な日本人。

『メガネは顔の一部です』ではなく『マスクは顔の一部です』になってきているのかな。

この2年半、この小さな四角い不織布にいかに依存してきたか。

GWに覚えてしまった空気の美味しさに、久しぶりに朝の人が少ない時間帯、ノーマスクで歩いてみました。

なんだろう、ほとんど人とはすれ違わないのに、なんだかとっても心もとなく、たまにすれ違う人とは必要以上に距離を取り、手に持っているマスクをヒラヒラさせてみたりして私マスク持ってますよのアピール。何より顔がスースーして、”裸で歩いている”とまではいかなくても、“ヘソ出しファッションで歩いている”ような気分。人の視線に意識が過剰に向いてしまい、結局快適ノーマスクウォークとはいきませんでした。

以前にもブログに書いたことがありますが、コロナ以前の世界でも私は冬場にマスクを愛用していました。風邪予防に加え、マスクの覆い隠し効果に大いに感謝しながら。

今、マスクは鎧のような役割をしているように思います。ウイルスだけじゃなく、世間の色々な視線からヒトを守ってくれている。

戦いが終わったら、人々は鎧を脱ぎ捨てる。

ウイルスとの戦いがなくなったら人々はこの四角い鎧を捨てるのでしょうか。

マスクをしている顔しか存じ上げないビジネスの相手と初めてノーマスクで会う時、なんだか気恥ずかしいんだろうな。