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2024.02.24 鈴木 一之

【放送後記:2024年2月22日(木)後場】

「日経平均はついに史上最高値を更新、NVDAの好決算が日本株を突き動かす」

◎日経平均(22日大引):39,098.68(+836.52、+2.19%)

時価総額:935.5兆円(22日、以下同じ)
PBR:1.49倍
PER:16.47倍
利回り:1.73%

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【相場の概況】

・日経平均は34年ぶりに史上最高値を更新、

・エヌビディアが11-1月決算を発表、予想を超える内容で半導体関連株が急騰

・東証プライム市場の値上がり上位は半導体関連株で埋め尽くされる

アドバンテスト(6857)+7.49%、東京エレクトロン(8035)+5.97%、スクリーンHD(7735)+10.16%、ソフトバンクG(9984)+5.14%、ディスコ(6146)+9.42%

・エヌビディアの11-1月期、売上高は221億ドル(前年比3.7倍)、純利益は122億ドル(8.7倍)、四半期として史上最高を更新

・続く2-4月期の売上高見通しは240億ドル、市場見通し(222億ドル)を大きく上回る。ジェンスン・フアンCEO「加速コンピューティングと生成AIは転換期を迎えた。世界中で需要が急増している」

・エヌビディアの株価は前日は▲4%下落していたが、発表を受けてアフター市場で+10%近い急騰。翌日(木曜日)に+16.4%の上昇。金曜日も小幅続伸(+0.3%)、PERは50倍超へ。

・NVDAばかりでなく、日本の主力企業にも続々と新高値更新が相次ぐ

トヨタ自動車(7203)+2.68%、ホンダ(7267)+3.01%、日立(6501)+3.45%、ファーストリテイリング(9983)+3.15%、デンソー(6902)+2.63%、三菱商事(8058)+3.04%

・JFEが4月から鋼材価格を全品目で値上げ。ホンダは労使交渉初日に満額回答の+5%賃上げ、ニトリは+6%、イオンは+7%の賃上げ。「物価と賃金の好循環」が始まりつつある

・日本経済新聞社アンケート、「何歳まで働くつもりか?」→「70歳以上」の回答が39%で2018年の調査開始以来の最高。「元気で長生き」「老後の生活資金の不安」の双方から。株価は上がっているが、庶民に浮かれた気持ちは感じられない(一部では見られ始めたが)。バブルとは言えない。

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以上です。(鈴木一之)