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2024.02.08 鈴木 一之
【放送後記:2024年2月8日(木)後場】
「日経平均は今年最大の上昇幅、終値で高値更新、TOPIXも新高値へ」
◎日経平均(8日大引):36,863.28(+743.36、+2.06%)
TOPIXコア30は2日続けて高値を更新、規模別では大型株のみ上昇
時価総額:909.8兆円(8日、以下同じ)
PBR:1.43倍
PER:15.96倍
利回り:1.81%
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【相場の概況】
・日経平均は3日ぶりに反発し終値ベースの高値を更新、TOPIXは堂々と新高値
・前日のNYダウ工業株が史上最高値、S&P500は初の5000ポイント目前
半導体株が軒並み上昇、エヌビディアも初の700ドル台へ
・英アーム社が10-12月期の決算を発表、
売上高8.2億ドル(+14%)、市場予想を上回りアフター市場で+20%の急騰
ソフトバンクGも久々に大幅高
・日銀・内田副総裁の講演「マイナス金利を解除しても緩和的な環境は維持する」
・東京市場でも半導体株が軒並み最高値を更新
(東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、KOKUSAI)
・トヨタ自動車が5日続伸、マツダ、スバルが昨年来高値
任天堂も上場来高値、
・急騰銘柄が目立つ一方で、依然として急落銘柄も多い
清水建設、大成建設、花王、AGC、シャープ、旭化成、東レ、三井金属
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【市場の声】
・「米国はなにか革命的な動きになってきましたね。生成AIもその一部です」
・「米国株の最高値更新は、景気後退が避けられたこと、企業業績が好調なこと、このふたつが大きいです。金利水準はその次です」
・「商業用不動産の焦げつきが心配ですが、銀行の融資態度はかなり厳しいレベルにあります。注意は必要ですが金融危機のような状況ではなさそうです」
・「企業のPBRは1倍を超えていればよいというものではありません。1.2~1.5倍でもまだ低いというべきです。日立建機、川重、アサヒGがそれです」
・「やはり米・大手テクノロジー企業の決算は強いです。AIが設備投資を牽引しています」
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【今日のマル・バツ銘柄】
マル:KOKUSAI(6525):上場来高値を更新中だが、安定した上昇ピッチを維持
バツ:AGC(5201):決算発表で急落、事業構造改革が続いており成果はまだ先
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【主な新聞ニュースより】
▽日米韓が貿易で中国離れ 米の輸入相手、17年ぶり首位転落
▽製造業、純利益2割増 米で車・機械けん引 4~12月
▽ゴールドマン、減益も報酬増 腕利きの社員つなぎ留め
▽アクティビスト、日欧に照準、昨年提案最多、米社に比べ資本効率低く
▽流転のローソン、DX強者めざす、KDDI参画、通信IT技術吸収
▽DeNA、最終赤字189億円 4~12月、ゲームなど276億円減損
▽テルモ、今期純利益上方修正 円安寄与、株式分割も発表
▽協和キリン、今期純利益22%減 400億円自社株買い・消却
▽NTTデータ、4~12月純利益21%減 利払い膨らむ
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以上です
(鈴木一之)