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2023.10.17 櫻井 英明
畑
指数だけを語る人は多い。
その興味はどこにあるのでしょう。
上がる、下がるの丁半博打としか思えないのは気のせいでしょうか。
あるいは業種でしか分析しない市場関係者。
頑なに個別銘柄を語らない、銘柄名でさえ言わない市場関係者。
この興味もどこにあるのがわかりません。
データとチャートだけでは説明できない局面がやってくるとそう思います。
相場を抽象的に理解し、具体的な現場から離れるから、さらに相場は見えなくなってきます。
大衆心理や投資家心理を無視して相場を語ることはおそらく正しくないでしょう。
逆にそこに真理があると思います。
上がれば強気。
下がれば弱気。
語る言葉は現場を離れて抽象的。
これでは市場人気は離散するでしょう。
「データは正しい。しかしその解釈はしばしば間違う」。
あるいは「データにだけ基づくとしばしば間違う。その大きな理由は遅効性」。
すでに反転を確認してからでないと「反転」の判断ができません。
この時間差は結構なロスになります。
戒しむべきことは「下がって弱気、上がって強気」。
人間の心理はどうしてもそうなるが、これが間違いのもと。
移ろう相場に従う形での相場観は大概が間違える「古い相場観」なのかも知れません。
《相場観の分類》
↓
(1)常に強気
(2)下落局面で強気、上昇局面で弱気
(3)下落局面で弱気、上昇局面で強気
(4)常に弱気
13年前の2010年の秋に書いていたこと。
↓
市場関係者と言われる人たちの出自は概ね数種類。
最近多いのは為替畑出身者。
ニクソンショック、あるいはプラザ合意以降、円高局面で育ってきた人たち。
市場生活のほぼすべての時点が円高局面だったために、円安という概念は薄い。
「円は高くなるもの」というDNAが染み付いている。
だから、少しでも円安材料が出てくると、些細な海外の経済危機観測を誇大視する傾向があろうか。
というより重箱の隅をつついて悪材料を探し出すことに長けている。
「恐慌」とか「不況」とか「危機」という単語は大好き。
次が金融機関に数多く棲息する債券畑出身者。
バブル崩壊以降、債券は買えば儲かる代物だったので債券買いの習性が染み付いている。
加えて債券高の要素でもある株安は歓迎の傾向。
デフレを脱却したインフレなどとんでもないと考える傾向があろうか。
そしてマスコミ出身者。
平和・平等主義を好む傾向があり、株高はどちらかというと許せないタイプ。
株が下って人々が困ればニュースとなるが、株高で喜ぶ人の姿はニュースにならないと信じ込む傾向。
従って株安も円高も経済社会が困るという意味ではニュースになるので歓迎傾向。
最後は、株式畑出身者。
かつては金太郎飴のようなイケイケドンドンが多かったが、最近は逆。
特に多数を占めるバブル以降入社になると、株で儲けた経験がない。
むしろ株は損ばかりした経験から保険や投信を好む傾向。
ある店頭で株の質問をした投資家さんに「株については答えてはいけないことになっています」という現実。
心ある人たちは「大型株は儲からないので新興市場しかやりません」といって頑張ったこともある。
それもライブドアショック以来雲散霧消してしまった。
結局株式畑が一番「厭市場感」が強いように思える。
そうすると・・・。
どの畑も株好きはいないような気がしてくる。
日本取引所グループは11月6日から先物・オプションの取引参加者別の手口公表方法を見直します。
これまで売り・買い別で公表されていた取引参加者別取引高が公表されなくなるということ。
また一つ推理の材料が減ることになります。
以下は今朝の場況、
↓
「天赦日」
「VIX(恐怖)指数は19%台→17%台に低下」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って1%水準の反発。
「企業の四半期決算を巡り楽観ムードが漂った」との解釈。
中東情勢に変化はないが「リスクオンの動きが広がった」との解釈。
VIX(恐怖)指数は19%台→17%台に低下。
NYダウは約1カ月ぶりの大幅高。
S&P500採用企業の第3四半期利益は前年同期比2.2%増加する見通し。
ニューヨーク連銀製造業業況指数はマイナス4.6。
前月のプラス1.9から低下した。
市場予想はマイナス7.0だった。
年内に追加利上げが実施される確率は33%、
10年国債利回りは4.710%。
2年国債利回りは5.105%。
ドル円は149円台半ば。
WTI原油11月限は0.64ドル(0.73%)安の1バレル=87.05ドル。
SKEW指数は136.13→144.30→137.95。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は28→36。
(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
週明けのNYダウは314ドル(0.93%)高の33984ドルと続伸。
高値34088ドル、安値33832ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは82.00%(前日78.95%)。
NASDAQは160ポイント(1.20%)高の13567ポイントと3日ぶりに反発。
高値13598ポイント、安値13447ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは81.20%(前日79.57%)。
S&P500は45ポイント(1.05%)高の4373ポイント3日ぶりに反発。
高値4383ポイント、安値4342ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは89.56%(前日85.14%)。
ダウ輸送株指数は276ポィント(1.87%)高の14975ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は49ポイント(1.43%)高の3502ポイントと反発。
VIX指数は17.21(前日19.32)。
3市場の合算売買高は96億株(前日100.6億株、過去20日平均は103.8億株)。
NYSE売買高は8.83億株(前日9.18億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比280円高の31960円。
ドル建ては大証日中比305円高の31985円。
ドル円は149.50円。
10年国債利回りは4.710%。
2年国債利回りは5.105%。
「空売り規制なしの銘柄の比率は10.2%」
週明けの日経平均は寄り付き332円安。
終値は656円安の31659円と続落。
高値31999円、安値31564円。
32249円ー31999円にマド。
日足は2日連続で陰線。
2日間での下落幅は835円。
10月暫定SQ値32360.91円に2敗。
TOPIXは35.21ポイント(▲1.53%)安の2273ポイントと続落。
プライム市場指数は18.15ポイント(1.53%)安の1170.07と続落。
東証スタンダード指数は続落。
東証マザーズ指数は22.97ポイント(▲3.36%)安の660.27と続落。
25日移動平均からの乖離はマイナス8.02%(前日マイナス5.32%)。
プライム市場の売買代金は3兆3487億円(前日3兆7676億円)。
32日連続3兆円超。
値上がり191銘柄(前日101銘柄)。
値下がり1605銘柄(前日1708銘柄)。
新高値7銘柄(前日42銘柄)。
新安値159銘柄(前日78銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは77.99(前日81.21)。
東証グロース市場の騰落レシオは72.75(前日77.18)。
NTレシオは13.92倍(前日14.00倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
TOPIXは4勝8敗で33.33%。
マザーズ指数は5勝7敗で41.66%。
下向きの25日線(32213円)からは▲1.72%(前日△0.15%)。
2日ぶり下回った。
下向きの75日線は32419円。
2日連続で下回った。
上向きの200日線(30079円)からは△5.25%(前日△7.53%)。
138日連続で上回った。
上向きの5日線は32030円。
5日ぶりに下回った。
13週線は32198円。
3日ぶりに下回った。
26週線は31856円。
5日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.287%(前日▲15.246%)。
買い方▲10.00%(前日▲9.262%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△1.472%(前日▲2.317%)。
プラスに転じたのはある意味で底打ち。
買い方▲25.414%(前日▲23.521%)。
空売り比率は45.7%(前日43.2%、2日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は10.2%(前日8.5%)。
8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは21.90(前日20.97)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.10倍(前日15.33倍)。
5日連続で15倍台。
9月19日は16.11倍だった。
前期基準では15.53倍。
EPSは2096円(前日2108円)。
昨年11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.32倍(前日1.32倍)。
BPSは24353円(前日24481円)。
10年国債利回りは0.750%(前日0.755%)。
日経平均の予想益回りは6.62%。
予想配当り利回りは2.02%。
プライム市場の予想PERは15.24倍。
前期基準では15.93倍。
PBRは1.30倍。
プライム市場の予想益回りは6.56%。
配当利回り加重平均は2.29%。
プライム市場の単純平均は41円安の2519円(前日2560円)。
プライム市場の売買単価は2472円(前日2664円)。
プライム市場の時価総額は814兆円(前日826兆円)。
ドル建て日経平均は211.78(前日215.90)と続落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比280円高の31960円。
高値32055円、安値31555円。
大証先物夜間取引終値は大証日中比310円高の31990円。
気学では「変化激しき日。逆張り方針で駆け引きせよ」。
水曜が「不時高をみる。押し目買い方針良し」。
木曜が「前日に逆行すること多し」。
金曜が「目先のポイントをつくる日」。
ボリンジャーのプラス1σが32942円。
プラス2σが33571円。
マイナス1σが31484円。
マイナス2σが30755円。
週足のボリンジャーのプラス1σが32843円。
プラス2σが33497円。
マイナス1σが31553円。
マイナス2σが30909円。
9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
TOPIXで2379ポイント。
アノマリー的には「天赦日、リーマンショック以降株高の日、変化日」。
《今日のポイント10月17日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って1%水準の反発。
10年国債利回りは4.710%。
2年国債利回りは5.105%。
ドル円は149円台半ば。
WTI原油11月限は0.64ドル(0.73%)安の1バレル=87.05ドル。
SKEW指数は136.13→144.30→137.95。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は28→36。
(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は276ポィント(1.87%)高の14975ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は49ポイント(1.43%)高の3502ポイントと反発。
VIX指数は17.21(前日19.32)。
3市場の合算売買高は96億株(前日100.6億株、過去20日平均は103.8億株)。
NYSE売買高は8.83億株(前日9.18億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比280円高の31960円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆3487億円(前日3兆7676億円)。
32日連続3兆円超。
値上がり191銘柄(前日101銘柄)。
値下がり1605銘柄(前日1708銘柄)。
新高値7銘柄(前日42銘柄)。
新安値159銘柄(前日78銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは77.29(前日81.21)。
東証グロース市場の騰落レシオは72.75(前日77.18)。
NTレシオは13.92倍(前日14.00倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
(4)下向きの25日線(32213円)からは▲1.72%(前日△0.15%)。
2日ぶり下回った。
下向きの75日線は32419円。
2日連続で下回った。
上向きの200日線(30079円)からは△5.25%(前日△7.53%)。
138日連続で上回った。
上向きの5日線は32030円。
5日ぶりに下回った。
13週線は32198円。
3日ぶりに下回った。
26週線は31856円。
5日ぶりに下回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.287%(前日▲15.246%)。
買い方▲10.00%(前日▲9.262%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△1.472%(前日▲2.317%)。
プラスに転じたのはある意味で底打ち。
買い方▲25.414%(前日▲23.521%)。
(6)空売り比率は45.7%(前日43.2%、2日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は10.2%(前日8.5%)。
8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは21.90(前日20.97)。
2月16日の安値は14.63。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.10倍(前日15.33倍)。
5日連続で15倍台。
9月19日は16.11倍だった。
前期基準では15.53倍。
EPSは2096円(前日2108円)。
昨年11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.32倍(前日1.32倍)。
BPSは24353円(前日24481円)。
10年国債利回りは0.755%(前日0.755%)。
(8)プライム市場の単純平均は41円安の2519円(前日2560円)。
プライム市場の時価総額は814兆円(前日826兆円)。
ドル建て日経平均は211.78(前日215.90)と続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが32942円。
プラス2σが33571円。
マイナス1σが31484円。
マイナス2σが30755円。
週足のボリンジャーのプラス1σが32843円。
プラス2σが33497円。
マイナス1σが31553円。
マイナス2σが30909円。
9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
TOPIXで2379ポイント。
アノマリー的には「天赦日、リーマンショック以降株高の日、変化日」。
今年の曜日別勝敗(10月16日まで)
↓
月曜24勝13敗
火曜28勝11敗
水曜19勝19敗
木曜21勝18敗
金曜21勝18敗
(櫻井)。