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2022.03.18 小川 真由美

防災見直し

この度の地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

3・11のショックからいまだ立ち直れていないのに再びの強い地震。福島に友人が大勢いるため色々な話を聞きましたが、人によっては東日本大震災よりも揺れが大きく感じたということ。友人の高齢のお父さんは家族が後ろを通ってかすかに揺れるたびに地震だと怯えるといいます。心に付いた傷は容易なことでは癒えそうにありません。

比較的高層階で揺れが大きい我が家は、震災以降、家具の転倒防止などあちこちに防災対策をしたつもりでしたが、高い所に置いていた軽いものや書棚の本がバラバラ落ちるなど、まだまだ見直しが必要なところがありました。

日本で暮らす以上、地震は避けて通れないものなのかもしれませんが、もしかして日頃の何気ない生活習慣も見直しが必要かもと思ったのは、今週とあるゲストさんのお話を聞いて。

シャンプーをしているときに大きな揺れを感じて、その後水道が止まってしまったのだそうです。泡だらけの頭のまま呆然、でもお風呂のお湯も抜いてしまった後。どうしたものか、自分は明日会社に行けるのだろうかと途方に暮れていたら、10分ほどで水道が復旧したとのこと。

この話を聞いて以降、入浴の順序を考えてみたり、浴槽のお湯をしばらくそのままにしてみたり。またベッドの近くにスリッパを置いたり、眼鏡の定位置を変えてみたり、水の備えは大丈夫か、停電になったらどうするのか、生活習慣と住環境の再確認をしています。

再確認といえば、もうひとつ迷ったこと。

うち、大きな揺れにガスメーターの安全機能が作動してガスが止まっちゃったんです。さあ困った。とりあえず朝は冷たい水で顔を洗い、停電にはならなかったため電子調理器で朝食を整えて仕事に出かけましたが、さて、復旧はどうやったっけな・・・ネットで調べてマンションの共有部分にあるメーターの復帰作業をして温かいお湯とコンロの炎に再会できました。共有部分、ガスの供給がストップしていることを示す赤いランプは同じ階の他の住居の分も点滅していました。皆さんも困っているだろうから、このランプを押して復旧させてあげるべきなのか?でもそれでは次に私がいない時に困るのでは?そもそも越権行為では?でもきっと困っているだろう、どうしよう。

悩んだ末、余計なお節介と指を引っ込め、自分の住居だけの処置で済ませたのですが、今朝の出がけに他の住人とバッタリお会いしたら「ガス、どうしました?」と相談されました。ごめんなさい、やっぱり教えてあげれば良かった。

互いに干渉しあわない都会生活、線引きが難しいです。

引き続き余震に気を付けましょう。