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2023.06.27 櫻井 英明

歴史は繰り返さない。でも歴史は韻を踏む

東証が発表した5月の海外投資家地域別株券売買状況。
欧州が1兆5384億円の買い越し。
4月は1兆7400億円の買い越し。
2か月連続で買い越し額は3兆2785億円。
記録を遡れる2008年以降で最大。
アジアは3978億円の買い越し。
4月は4331億円の買い越しでした。
北米は2238億円の買い越し。
こちらは2月以来3か月ぶりの買い越し。
記憶すべきはその比率。
欧州は海外投資家の売買代金全体の70%。
アジアは15%。
気にしてやまないNYの北米は8%。
海外投資家を論じるならNYではなく、昔ながらのロンドン主役。
そもそもNY経由のオイルマネーなんて聞いたことはありません。
これが現実。
見ると聞くとは大違いということになります。

https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/aocfb40000000ep5-att/region_1_m2305.pdf

米大統領選前年の6月のNASDAQ総合は強含む傾向があるそうです。
ただ7月以降11月にかけては横ばいの傾向が高いとも。
「6月は『ベストな8カ月間』の終わり。
7月がアノマリー的にはピークとなりやすい。
7月から10月は『最悪の4カ月間』と呼ばれています。
アノマリーと見るか、「今回は違う」と見るかで相場観は全く異なります。
大型株とグロース株が共存している東京市場というのはやや稀有な立場だが・・・。

トレーダーズ・アルマナックの指摘。
1950年以降のNYダウは7月に月間で平均上昇率が1.3%、
「サマーラリーに対する期待を高めそうだ」との声。
だだ実際はそれほど強くないため誇大広告には注意する必要があるとの言。
大統領選挙前の1950年以降の7月相場。
NYダウは上昇11回、下落が7回で勝率61.1%。
平均上昇率は1.0%。
NASDAQ総合指数は1971年以降で上昇7回、下落が6回で勝率53.8%。
平均上昇率は1.0%。
選挙前の7月相場はダウ、S&P500指数ともに7位、NASDAQとラッセル1000指数はともに9位。
「比較的上昇は見込めるものの、大幅高にはなりづらい経験則があるようだ」とのコメント。

「歴史は繰り返さない。
でも歴史は韻を踏む」。
マークトウェインの言葉。
市場展開にも該当する気がします。
ただ巧妙に時間軸が変わることもまたあるような気がします。

以下は今朝の場況。

「NYダウは6日続落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
NYダウは6日続落。
米国の利上げ継続観測などからハイテク株の一角に軟調。
一方で、このところ下げが目立っていた景気敏感株や消費関連株には値ごろ感からの買いが入り下落幅は限定的だった。
キャタピラーやナイキなどが買われ、相場を下支え。
NYダウは一時100ドル近く上昇する場面があった。
マイクロソフト、アップル、アムジェン、メルクが下落。
テスラ、アルファベットが軟調。
エヌビディアは4%安。
FF金利先物市場で政策金利は1月まで5%以上の水準を維持するとの見方。
7月FOMCで利上げに踏み切る確率は73.9%。
2年国債と10年国債のイールドギャップは0.110%。
10年国債利回りは3.723%。
2年国債利回りは4.744%。
ロシア通貨ルーブルは一時、対ドルで2022年3月以来の安値に下落。
神田真人財務官は「経済のファンダメンタルズを反映しない過度な円安は急速で一方的。
高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対しては適切に対応したい」コメント。
日銀が直近に市場介入を行った際の相場は1ドル=145円前後。
「相場が介入時の水準に再び戻ると、口先介入がまた始まる」との見方だ。
ドル円は143円台半ば。
WTI原油先物8月限は前日比0.21ドル高の1バレル=69.37ドル。
SKEW指数は136.15→137.85→140.09。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は74→72(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは12ドル(0.04%)安の33714ドルと6日続落。
高値33819ドル、安値33610ドル。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは101.07%(前日103.25%)。
NASDAQは156ポイント(1.16%)安の13335ポイントと続落。
高値13573ポイント、安値13334ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは96.46%(前日97.57%)。
S&P500は19ポイント(0.45%)安の4328ポイントと続落。
高値4362ポイント、安値4328ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは104.07%(前日104.10%)。
ダウ輸送株指数は203ポイント(1.38%)高の14891ポイントと反発。
SOX指数は9ポイント(0.25%)高の3515ポイントと続伸。
VIX指数は14.25(前日13.44)。
NYSE出来高は8.61億株(前日26.51億株)。
3市場の合算売買高は92.8億株(前日は159.3億株。過去20日平均は116.2億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。
ドル建ては大証日中比15円安の32635円。
ドル円は143.50円。
10年国債利回りは3.723%。
2年国債利回りは4.744%。

「日足は3日ぶりに陽線」

週明けの日経平均は寄り付き134円安。
前引けはプラスだったが終値は82円(▲0.25%)安の32698円と3日続落。
日足は3日ぶりに陽線。
TOPIXは4.56ポイント(▲0.20%)安の2260ポイントと続落。
プライム市場指数は2.29ポイント(▲0.20%)安の1163.12と続落。
東証スタンダード指数は3日続落。
東証マザーズ指数は18.99ポイント(▲2.29%)安の811.30と3日続落。
プライム市場の売買代金は3兆2604億円(前日は4兆4312億円)。
32日連続で3兆円超。
値上がり632銘柄(前日325銘柄)。
値下がり1134銘柄(前日1456銘柄)。
新高値60銘柄(前日189銘柄)。
12日ぶりに2ケタ。
新安値28銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは99.19(前日104.75)。
NTレシオは14.47倍(前日14.47倍)。
16日が14.65倍で21年7月12日以来の高水準だった。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(32210円)からは△1.52%(前日△1.98%)。
52日連続で上回った。
上向きの75日線は29688円。
64日連続で上回った。
上向きの200日線(28195円)からは△15.97%(前日△16.36%)。
63日連続で上回った。
下向きの5日線は33141円。
3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.708%(前日▲16.111%)
買い方▲6.310%(前日▲5.548%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.890%(前日▲7.576%)。
買い方▲16.820% (前日▲15.622%)。
空売り比率は42.9%(前日44.5%、3日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率9.2%(前日10.6%)。
6月9日の16.1%以来の2ケタ。
3月10日が18.4%だった。
日経VIは20.98(前日21.11%)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.03倍(前日15.05倍)。
前期基準では15.39倍。
EPSは2175円(前日2178円)。
5月10日は2005円まで低下。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
BPSは24221円(前日24282円)。
10年国債利回りは0.350%(前日0.365%)。
日経平均の予想益回りは6.65%。
予想配当り利回りは1.97%。
プライム市場の予想PERは15.39倍。
前期基準では15.88倍。
PBRは1.31倍。
プライム市場の予想益回りは6.49%。
配当利回り加重平均は2.28%。
プライム市場の単純平均は8円安の2621円。
プライム市場の売買単価は2786円(前日2789円)。
プライム市場の時価総額は808兆円(前日809兆円)。
ドル建て日経平均は228.06(前日228.73)と3日続落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。
高値32865円、安値32325円。
週明けの大証先物夜間取引終値は大証日中比120円安の32530円
気学では「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引きせよ」。
水曜は「上寄りすると押し込む日」。
木曜は「前日より安きは極力変え」。
金曜は「足取りについて駆け引きする日」。
ボリンジャーのプラス1σが33223円。
プラス2σが34236円。
週足ボリンジャーのプラス1σが32418円。
プラス2σが34322円。
6月23日に始まった「八専」は7月4日に終わる。
アノマリー的には明日は「大幅高の特異日」。

《今日のポイント6月27日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
   NYダウは6日続落。
   10年国債利回りは3.723%。
   2年国債利回りは4.744%。
   ドル円は143円台半ば。
   SKEW指数は136.15→137.85→140.09。
   (5月31日が158.30)。
   恐怖と欲望指数は74→72(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は203ポイント(1.38%)高の14891ポイントと反発。
   SOX指数は9ポイント(0.25%)高の3515ポイントと続伸。
   VIX指数は14.25(前日13.44)。
   NYSE出来高は8.61億株(前日26.51億株)。
   3市場の合算売買高は92.8億株(前日は159.3億株。過去20日平均は116.2億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆2604億円(前日は4兆4312億円)。
   32日連続で3兆円超。
   値上がり632銘柄(前日325銘柄)。
   値下がり1134銘柄(前日1456銘柄)。
   新高値60銘柄(前日189銘柄)。
   12日ぶりに2ケタ。
   新安値28銘柄(前日16銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは99.19(前日104.75)。
   NTレシオは14.47倍(前日14.47倍)。
   16日が14.65倍で21年7月12日以来の高水準だった。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)上向きの25日線(32210円)からは△1.52%(前日△1.98%)。
   52日連続で上回った。
   上向きの75日線は29688円。
   64日連続で上回った。
   上向きの200日線(28195円)からは△15.97%(前日△16.36%)。
   63日連続で上回った。
   下向きの5日線は33141円。
   3日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.708%(前日▲16.111%)
   買い方▲6.310%(前日▲5.548%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.890%(前日▲7.576%)。
   買い方▲16.820% (前日▲15.622%)。

(6)空売り比率は42.9%(前日44.5%、3日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率9.2%(前日10.6%)。
   6月9日の16.1%以来の2ケタ。
   3月10日が18.4%だった。
   日経VIは20.98(前日21.11%)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.03倍(前日15.05倍)。
   EPSは2175円(前日2178円)。
   5月10日は2005円まで低下。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
   BPSは24221円(前日24282円)。
   10年国債利回りは0.350%(前日0.365%)。

(8)プライム市場の単純平均は8円安の2621円。
   プライム市場の売買単価は2786円(前日2789円)。
   プライム市場の時価総額は808兆円(前日809兆円)。
   ドル建て日経平均は228.06(前日228.73)と3日続落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが33223円。
   プラス2σが34236円。
   週足ボリンジャーのプラス1σが32418円。
   プラス2σが34322円。
   6月23日に始まった「八専」は7月4日に終わる。
   アノマリー的には明日は「大幅高の特異日」。

今年の曜日別勝敗(6月26日まで)

月曜16勝8敗
火曜18勝5敗(火曜4連勝中)
水曜13勝11敗(水曜2連勝中)
木曜12勝11敗
金曜18勝6敗
(櫻井)。