結局4月の気紛れな「春の嵐」が吹き荒れたという印象。
先物プレイヤーが「買ってもダメなら売ってみな」を実践したのでしょうか。
結果的に「花びらは満開。
そのうち散るかも知れないが、緑の新芽が登場する」というような格好。
格言は「4月高、鯉のぼり天井」。
そんな単純な相場観で良いのだろうかという疑問は毎年残ります。
「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。
雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。
咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ」(徒然草137段)。
「花は満開のときだけを、月は雲りがないのだけを見るものであろうか、いやそうではない。
降っている雨に向かって月のことを慕い、すだれを垂らして室内にこもり春が移り行くのを知らずにいるのも、
やはりしみじみとして情趣が深い。
今にも咲きそうな梢、花が散ってしおれている庭などにこそ見るべき価値がたくさんある」。
吉田兼好法師の「徒然草」。
株式市場も同様でしょう。
満開のサクラや雲のかからない満月だけが投資対象という訳ではありません。
これから咲き誇る蕾。
あるいは満開に咲いた後で今は散っていても次の芽を育てている銘柄だって十分に投資対象です。
先週水曜の大引けで言ったのは「株を買うなら水曜日」。
曜日別勝率が悪いからという理由の「株は安いぞ水曜日」よりはかなり良い響き。
「株は上げなきゃ下がらない、株は下げなきゃ上がらない」です。
「何を買うではなく何をどう利益確定するのか」。
180度異なるこの視点は結構新鮮。
ベテラン投資家さんの含蓄に満ちた言葉に聞こえます。
ゴールからスタートする視点を持てればいいということ。
つまり「何を買うか」ではなく「どう売るか」。
言いかえれば「呪縛からの解放投資戦略」。
これが今年度もテーマです。
以下は今朝の場況。
↓「関心が皆既日食に向き小動き」
週明けのNY株式市場で主要3指数は小幅にマチマチの展開。
「北米で観測された日食に市場関係者の関心が向かった」との珍妙な解釈。
「利下げは6月ではなく7月のFOMCで実施される可能性が最も高いという現実を反映。
期待を調整している」という声もある。
テスラが4.9%高。
暗号資産関連銘柄もビットコインの上昇に追随して上昇。
NY連銀消費者調査 では1年先のインフレ期待は3%と横ばい。
3年先のインフレ期待は2月の2.7%→2.9%に上昇。
一方5年先のインフレ期待は2.9%→2.6%に低下。
10日に発表予定の3月消費者物価指数(CPI)の市場予想は総合CPIが前月比0.3%上昇。
2月の0.4%上昇から鈍化する見込み。
コアCPIも0.3%上昇が見込まれている。
10年国債利回りは4.421%。
5年国債利回りは4.430%。
2年国債利回りは4.792%
ドル円は151円台後半。
一時34年ぶりの安値付近まで下落した。
WTI原油先物5月限は前日比0.48安の1バレル=86.43ドル。
ビットコインは6.3%高の7万1953ドル。
一時7万2732.59ドルと3週間ぶりの高値を付けた。
SKEW指数は142.49→142.64→140.03。
恐怖と欲望指数は61→66。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
週明けのNYダウは11ドル(0.03%)安の38892ドルと反落。
高値39013ドル、安値38857ドル。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは100.27%(前日102.44%)。
NASDAQは5ポイント(0.03%)高の16253ポイントと続伸。
高値16323ポイント、安値16220ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは93.97%(前日94.73%)。
S&P500は1ポイント(0.04%)安の5202ポイントと反落。
高値5219ポイント、安値5197ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは114.71%(前日115.52%)。
ダウ輸送株指数は15ポイント(0.09%)高の15934ポイントと続伸。
SOX指数は6ポイント(0.12%)高の4825ポイントと続伸。
VIX指数は15.19(前日16.03)。
NYSEの売買高は8.52億株(前日8.98億株)。
3市場の合算売買高は95株(前101.1億株、過去20日平均は115.3億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比60円高の39450円。
ドル建ては95円高の39485円。
ドル円は151.79円。
10年国債利回りは4.421%。
2年国債利回りは4.792%。
「25日線は2日連続で下向き」
週明けの日経平均は寄り付き399円高。
終値は354円(△0.91%)高の39347円と反発。
高値39617円。
安値39197円。
日足は6日連続で陰線。
3日の39707円→39625円のマドは埋めた。
39625円→39773円にマド。
39773円→39274円にマド。
3月権利配当落ち埋め水準は日経平均で40762円。
TOPIXで2799ポイント。
TOPIXは25.70ポイント(△0.95%)高の2728ポイントと反発。
過去最高値は1989年12月18日の2884,80ポイント。
ザラ場高値は同日の2886.50。
TOPIXコア30指数は反発。
プライム市場指数は13.24ポイント(△0.95%)高の1404.32と反発。
東証スタンダード指数は反発。
東証グロース250指数は6.22ポイント(△0.90%)高の697.26と6日ぶりに反発。
25日移動平均線からの乖離は▲5.59%(前日▲6.77%)。
プライム市場の売買代金は4兆633億円(前日4兆5109億円)。
45日連続で4兆円超。
売買高は15.65億株。
値上がり1226銘柄(前日566銘柄)。
値下がり383銘柄(前日1026銘柄)。
新高値93銘柄(前日38銘柄)。
5日連続で2ケタ。
新安値41銘柄(前日142銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは112.35(前日107.72)。
東証グロース市場の騰落レシオは77.59(前日74.61)。
NTレシオは14.42倍(前日14.43倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
TOPIXは6勝6敗で50.00%。
東証グロース市場指数は2勝10敗で16.66%。
下向きの25日線(39767円)からは▲1.06%(前日▲2.00%)。
4日連続で下回った。
上向きの75日線は37223円。
78日連続で上回った。
上向きの200日線(34268円)からは△14.82%(前日△13.88%)。
253日連続で上回った。
下向きの5日線は39480円。
8日連続で下回った。
25日線を下抜けた格好。
13週線は38481円。
26週線は35712円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.570%(前日▲20.352%)。
買い方▲4.644%(前日▲5.301%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.282%(前日▲14.039%)。
買い方▲17.625%(前日▲18.248%)。
空売り比率は40.2%(前日43.9%、2日連続で40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.5%(前日9.6%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは21.24(前日21.48)。
日経平均採用銘柄のPERは16.93倍(前日16.76倍)。
前期基準では19.00倍。
EPSは2324円(前日2326円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.54倍(前日1.52倍)。
BPSは25550円(前日25652円)。
日経平均の予想益回りは5.91%。
予想配当り利回りは1.65%。
指数ベースではPERは23.35倍(前日23.15倍)。
EPSは1685円(前日1684円)。
PBRは2.15倍。
BPSは18300円(前日18220円)。
10年国債利回りは0.780%(前日0.770%)。
プライム市場の予想PERは16.73倍。
前期基準では18.96倍。
PBRは1.45倍。
プライム市場の予想益回りは5.97%。
配当利回り加重平均は2.07%。
プライム市場の単純平均は21円高の2941円(前日は2920円)。
プライム市場の売買単価は2469円(前日2469円)。
プライム市場の時価総額は962兆円(前日953億円)。
ドル建て日経平均は259.24(前日257.99)と反発。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比60円高の39450円。
高値39655円。安値39225円。
大証夜間取引終値は日中比90円高の39480円。
気学では火曜が「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
水曜が「初め高いと後安の日。戻り売り方針で駆引きせよ」。
木曜が「一方に片寄って動く日」。
金曜が「前日が高い時は反落する」。
ボリンジャーのプラス1σが40431円。
プラス2σが41095円。
マイナス1σが39103円。
マイナス2σが38439円。
週足のプラス1σが40145円。
プラス2σが41809円。
マイナス1σが36817円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
週半ばにラマダンは明ける。
新月。
そして北米では皆既日食。
《今日のポイント4月9日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は小幅にマチマチの展開。
10年国債利回りは4.421%。
5年国債利回りは4.430%。
2年国債利回りは4.792%
ドル円は151円台後半。
一時34年ぶりの安値付近まで下落した。
SKEW指数は142.49→142.64→140.03。
恐怖と欲望指数は61→66。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)週明けのダウ輸送株指数は15ポイント(0.09%)高の15934ポイントと続伸。
SOX指数は6ポイント(0.12%)高の4825ポイントと続伸。
VIX指数は15.19(前日16.03)。
NYSEの売買高は8.52億株(前日8.98億株)。
3市場の合算売買高は95株(前101.1億株、過去20日平均は115.3億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比60円高の39450円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆633億円(前日4兆5109億円)。
45日連続で4兆円超。
売買高は15.65億株。
値上がり1226銘柄(前日566銘柄)。
値下がり383銘柄(前日1026銘柄)。
新高値93銘柄(前日38銘柄)。
5日連続で2ケタ。
新安値41銘柄(前日142銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは112.35(前日107.72)。
東証グロース市場の騰落レシオは77.59(前日74.61)。
NTレシオは14.42倍(前日14.43倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
(4)下向きの25日線(39767円)からは▲1.06%(前日▲2.00%)。
4日連続で下回った。
上向きの75日線は37223円。
78日連続で上回った。
上向きの200日線(34268円)からは△14.82%(前日△13.88%)。
253日連続で上回った。
下向きの5日線は39480円。
8日連続で下回った。
25日線を下抜けた格好。
13週線は38481円。
26週線は35712円。
いずれも上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.570%(前日▲20.352%)。
買い方▲4.644%(前日▲5.301%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.282%(前日▲14.039%)。
買い方▲17.625%(前日▲18.248%)。
(6)空売り比率は40.2%(前日43.9%、2日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.5%(前日9.6%)。
日経VIは21.24(前日21.48)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは16.93倍(前日16.76倍)。
前期基準では19.00倍。
EPSは2324円(前日2326円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.54倍(前日1.52倍)。
BPSは25550円(前日25652円)。
日経平均の予想益回りは5.91%。
予想配当り利回りは1.65%。
指数ベースではPERは23.35倍(前日23.15倍)。
EPSは1685円(前日1684円)。
PBRは2.15倍。
BPSは18300円(前日18220円)。
10年国債利回りは0.780%(前日0.770%)。
(8)プライム市場の単純平均は21円高の2941円(前日は2920円)。
プライム市場の時価総額は962兆円(前日953億円)。
ドル建て日経平均は259.24(前日257.99)と反発。
(9)ボリンジャーのプラス1σが40431円。
プラス2σが41095円。
マイナス1σが39103円。
マイナス2σが38439円。
週足のプラス1σが40145円。
プラス2σが41809円。
マイナス1σが36817円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
週半ばにラマダンは明ける。
新月。
そして北米では皆既日食。
今年の曜日別勝敗(4月8日まで)
↓
月曜8勝4敗
火曜6勝7敗
水曜3勝9敗
木曜8勝6敗
金曜9勝3敗
(櫻井)。